2021年12月31日

今年もお世話になりました

そのミラーを塗装した360ですが、もう一つ仕事が残っています。

全塗装です。

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1/12で、タミヤの物ですが

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何しろ車体に塗った塗装と同じ塗料ですから全く同じ色

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1000番で足付けしてあります。
現車はクリアーボディです。
クリアーボディっていうくらいですからクリアーが塗られているのと同じです
クリアーが存在していますからクリアーの上にカラーベースを塗装するだけです

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ところが以外に塗装が難しい。
何しろうら返しで自動車を塗装するのですから(笑)

出来上がりは上々

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さて年内最後の記事となりました。

今年も多くの方がブログを見てきていただいたり、お問合せを受けたりしました。
根本にあるのはみんなクルマ好きで、やはりクルマ好きの方々と話す時間は楽しいものです。

また、様々なご職業、ご趣味をお持ちの方々といろいろな事を教えていただくことは、何より好奇心を満たすサイコーな心のご褒美です。
新しい年も、新しい出会いがあるといいなあと思います。

1年間お世話になりました。よい年をお迎えください。
またらいねーん
posted by admin at 18:47| フェラーリ

2021年12月30日

フェラーリ360のドアミラー修理

早いもので昨日、年内最後のお客さんのクルマを納車して年内のすべての仕事が終了しました。
最後の数日間はまさに綱渡りのスケジュールでしたが、どうにか予定数を終了できました

さて、最近の仕事で、フェラーリの修理がありました。

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ミラーにキズのようなものがあって、それを取っているうちに下地が出てしまい余計な仕事を作ってしまいました
サフェーサーの図

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このまま塗装はできないので、外さねばなりません。

ドアのボルトは殆どが見えているので、比較的簡単です
尤も、目にする分だけドライバーをかけた跡に気を付けないといけませんが

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しかし、ちょっとしたところに隠しボルトがあります。

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まず銀色っぽい部分を先に外します。
2階建ての構造になっているのは、この頃のフェラーリの特徴なのでしょうか?

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続いてインサイドハンドルのエスカッションを外します。インサイドハンドルを引きながらプラスのビスを外します。
その奥に少し大きなプラスのボルトが見えます

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ドアハンドル後ろのアームレストを引き抜きます。
ツメの向いている方がフロントなので、後側から外して行きますよ

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最後に一番下側にある何とも中途半端な方向に向かって入っているプラスビスを外したら


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もうボルトはありません。


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上側に持ち上げるのですが、内側の水切りモールも一緒に外れますので、ドア後端のクリップも外して一緒に持ち上げます。

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後はウレタンフォームに埋もれたボルトを外したら、ミラーが外せます。

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そして塗装を終えたら

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分解した部分を戻して

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出来上がり

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posted by admin at 20:51| フェラーリ

2021年12月26日

尚も続く塗装作業

まー、今回の記事のシリーズのコメントにはいろんなゲストが来るもんで、いやコメントしてるのは一人だけか
忙しい月末、年末もう少しで終わりですね。頑張って行きましょう

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再度、ベースコートからスタートしますが、MPIでは塗色や塗装方法によっては、塗装膜強度を上げるために、通常は行わないベースコートにも硬化剤を入れながら塗装しいています。
完全に硬化した塗装の上から塗装するので全く問題はありません。
塗装膜厚を上げると脆弱になると信じて疑わない人もいますが、完全硬化した塗装膜の上に塗装することが悪いとなるなら、すべてのクルマの塗装を剥離しなければいけないようになってしまいます。
常にしっかり熱をかけて硬化させる事。しっかり足を付ける事。しっかりマスキングをすること。
常に基本通りであることは、いかなる事態においても適切な判断に導いてくれます。

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再び回り始めますが既に同色塗装されているので、それほど時間もかからず

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希望した通りの結果が得られました。

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塗装室の温度を少し上げて塗装物の表面温度を20℃以上にします。

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現行のスタンドックスのクリアー群の中では最も使い勝手が良いVOCエクストラクリアー
耐候性、耐紫外線にも優れ、とても硬いクリアーです。

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やっと最終段階のクリアー塗装です。
2度塗装をする2回仕上げの1回目

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それほどクリアーを載せないで、メーカーが言うところの0.5コートです。

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でもあんまり載せなさすぎるとリカバーできなくなるので一定量は載せていきます


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細部にはあまりクリアーは入れず、2度目のクリアーでがっちり仕上げます

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2度目は見えにくい部分にもクリアーを入れますので大量に消費します。

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今度はしっかりクリアーを入れていきます

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当然塗装後に写真を撮っているのですが、ブレた写真が多く入っていました。

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腕がきっついんですよ。ガンも重いですし、左腕はテニス肘で痛いし

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それでも美しい仕上がりになりました。

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塗装は流れる手前の限界まで載せるとキレイに見えますが、なるべくそうなるように努力しています。

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やはり使い慣れていないと載せきれない、または載せ過ぎて流してしまうようなトラブルに見舞われます

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塗装は失敗が許されないので、特にクリアー塗装は気を使います。

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いかがでしょうかこの肉持ち感
こうした結果を作る為に人から蔑まれようと、何と言われようが一つの基準を作り今日までやってまいりました。

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昔のスタンドックスは、まるでガラスの板のようなベタっとした大きい肌で、鏡面に近いノンポリッシュ仕上げができましたが
今じゃありえません。それでも今の基準なりでこの感じを維持できるようになったのは良かったと思います。

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最近のスタンドックスのクリアー群もやっと鮮映さが戻ってきたように少しだけ思います。

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遂に1年以上かけて塗装作業が終わりました。












posted by admin at 23:59| アルファロメオ全般

2021年12月25日

Painting go on.

ブースに入ってマスキングも終了

脱脂してタッククロスでほこりを排除していよいよ塗装です

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マスキングに死角な死角なし

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ちゃんとスプレーガンの逃げも用意してあります。

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カウルトップベンチレーターはかなり無理があるのですが、フードと車体と一緒に塗る事で色差やメタリック目をそろえる事ができますので、多少無理をしても色の統一性を優先します

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サンドペーパーの最終番手は800番です。

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プレスラインも破綻がありません。

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では塗装してまいりましょう
逆光で自撮りと言うアホな画

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さて再び塗ってまいります。
シンナーは遅めでいきます

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装丁された通りに塗り重ねます

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1度一回りしたら、10分くらいのインターバルを取って
再度回ります。

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先に塗装されているので隠蔽は比較的早い感じ。

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さて3度ほど回りました。
助さん角さん、もういいでしょう。

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しっかり塗れたし、メタリックの目も悪くない...

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と思ったら、どうも気に入らないところがあります。
ドアのメタリックの目が気に入りません。
放置してもユーザーには解らないかもしれませんが、ここまで来たら納得のいく仕上がりをしたい

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作業をストップしてここから再び研ぎなおして、リスタートすることになりました。
また1-2日停滞します。

研ぎ終わって再びスタート地点。
上の写真のデータは10月16日で、研ぎ終わってリスタートし始めたのは10月21日とあります...

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最終は1000番です。すべてのパネルを研ぎなおし。

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マスキングも一部を新しくさせました。

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今度こそ終わってほしいと思うのでした。

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つづく




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2021年12月24日

年末年始のお休みのお知らせ

早いもので今年もあとわずか
毎年の事ですが、今年こそはバタバタせず年末年始を越えようと画策しましたが、例によって例のごとく、末日まで綱渡りのスケジュールになってしまいました

毎年なんでこうなってしまうのだろう??

さて、今年の年末年始の予定ですが

年内の営業は28日まで、年始の営業は4日より始めます

来年よりワンオペになる事がほとんどになるので、いきなり来店されることはご遠慮ください。

メールでのお問い合わせ、修理の相談、事故やレッカーのご相談は随時受け付けております。

初めての方は以下のサイトからお気軽にどうぞ

電話でのお問い合わせには可能な限り対応いたしますが、出れなければごめんなさい

ブログの更新はできるだけ? 出来る限り? やりますよ!
posted by admin at 13:54 | TrackBack(0) | 日記・コラム・つぶやき

2021年12月22日

Still got painting

下塗りが終わったジュリア
今回確かめたかった
1.下地に問題がないか?
2.塗る順番や吹き方の予習、見えなくなる部分を先に塗装
3.色の染まり易さや吹きやすさ
そして、4.プレスラインをはじめとするすべてのパネルの平滑さ

などが目的でありました。
これらは全てパスし、鈑金を担当した方々には感謝の言葉しかありません。
すべてはこの後の本吹きの為にあるのですが

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あーこれでおわりにしたい...

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全体的にそれほど隠蔽が悪いほどではなく。メタリックの粒が大きく、気を付けないとクラウディングを出しそう

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ドアは裏側までマスキングされています。

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さてもったいないですが、3日後には

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この通り再び1000番のサンドペーパーが全てに入っています。

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せっかく塗装したボンネットフード

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こちらも例外ではありません

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取り付けないといけません

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トランクを取り付けて見切りを試しています

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見切りは間違えると大変にみっともないですからねえ

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少し先に貼れるところは貼って行っています。

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このヘンなカラーリングは?


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これは取り付けの際の保護フィルムなんです。
せっかく塗った部分にキズを付けない為です

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ボンネットは隙間が厳しく、取り付けを間違えると簡単にキズを入れてしまい、今までの努力がパーです
フードの取り付け穴は、いわゆるバカ穴で、10-20mmくらい普通に動かせます。

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しかし、今回は準備の甲斐あってうまく取り付ける事ができました

もういよいよ最終段階の入り口まで来ました

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ここまで1年かかってしまいました。

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でもできることは全て行いました

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あとはもう一度塗装するだけです

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マスキングも時間がかかります。

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どこまで隠せるか、どこまでホコリを出さずに塗装できるか?

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全ての願いを込めてマスキングしていくのでした

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posted by admin at 23:53 | TrackBack(0) | アルファロメオ全般

2021年12月21日

成約御礼 フォルクスワーゲンゴルフ

年末に来てご成約をいただきました。
何がうれしいって、一度自動車を手放して音信が無くなってしまったお客さんが
わざわざ電話をいただいての注文から成約となりました。

本当にありがたいことです。

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この紺色はいいですねえ。

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昼間は赤味も強く出ます

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しかし夜に見ると、しっとり青が強く出て美しい色味を見せてくれます。

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まだ初回車検も迎えてないウブいクルマです。
お買い上げありがとうございました。




posted by admin at 23:20 | TrackBack(0) | フォルクスワーゲン

2021年12月20日

古いジュリアGTVの全塗装 その8クリアコート編

パート8とかなるとなんかみっともない感じだから違うタイトルにしたいなあ

さて前科ベースコートを塗りこんだジュリア
今回はクリアを塗ります。
スタンドックスのVOCエクストラクリアを夏用の硬化剤を使い吹いていきます

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おいしくなったクリアーです
わずかに着色? いやいや理由があるんですぜい
ま、それはまたの機会に

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ガンはこちらもいったい何年つかっているのか、Jet3000RP
もうずっとクリアーはこのガンなのかなあ?

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さて1回目のクリアーが終わりました。
さすがに塗装している最中はカメラを触れませんので、突然吹き上がり

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1回目はそれほどしっかりは吹きません。
はじきや縮れなどのトラブルを見るためです

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それでもある程度は載ってしまいますが

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2度目はがっちりのっけていきますよ〜

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2度目は細かなところなどもしっかりクリアを載せていくので塗料も多く必要ですし、時間もかかります

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しっかりした映りこみです

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このエクストラクリアーは比較的乾燥後のつや引けも少なく良好な肌を作れます

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腕がパンパンです。

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キレイでしょ?でもこれ、サフェーサー代わりの捨て吹きなんですよねー

車体が終わればフードとトランクを仕上げます

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同じような条件で塗装します

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こちらももちろん捨て吹きです。

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ジュリアは再び研ぎに回ります
続きは次回
posted by admin at 19:17| アルファロメオ全般

2021年12月19日

古いジュリアGTVの全塗装 その7ベースコート編

いよいよ塗装の時間となりました

ベースコートも大量に用意します

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この色は当時のアルファロメオの色名を割り出して、スタンドックスのクラシックカラーから発見して作りました。

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ベースコートシンナーで割ります。

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おいしゅうなーれ、おいしゅうなーれ
と唱えながらかき回します
すると塗料が教えてくれます
勘や経験をあてにするな、DINカップが粘度を教えてくれる、と

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んなことはどーでもよくて、一人での長い闘いが始まります。
毎度おなじみSATAのJet5000HVLP
かつて、僕がMPIを始めた時に使っていた最先端であったJet90から考えたらパターンは倍で、消費塗料は半分以下ではないかと

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1回目の色入れはハジキを見ながら軽く入れます。しかしパラパラ過ぎると積もり積もって最後の方でメタリック目が荒れるので、そこそこのセミウエットで回ります。

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塗着効率が良いので1回で結構塗装膜が乗ります

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昔のクルマは今のクルマと違ってルーフ再度のドリップモールが存在せず、クーターから立ち上がったところや、ピラーと銀ロウ、つまり真鍮で止めてあります。塗装を剥げばわかりますが、突き合せで溶接されて金色の線が入っています。
それゆえ、塗装の馴染みを考えて塗装せねばならず、非常に神経がすり減り、腕が疲れます

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ただ、今回は言ってみればリハーサルのようなものなのでフードもないし気は楽です

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2度

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3度と繰り返して塗装していきます。

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2Lの塗料を使って4回目の塗装が終わりました

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美しいメタリックの並びです。

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どこから見ても均一にメタリックが並んで見えます

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しかし、この画像では見えませんが実はリハなので、ペーパー目などがあちこち出ていて残念なところだらけです

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でもこれこそがサフェーサー代わりに吹いた塗装なのでこれで良いのです

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この当時らしい、少し暗くて、黄色味が強いどこか懐かしい感じのシルバーメタリック

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吹いた感じ、メタリックの並べやすさ、シンナー選択、塗装する順番、見落としがちな場所などの実践的なデータは取れました。では続けてクリアーを塗装していきます。

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続きは次回
posted by admin at 02:00| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ全般

2021年12月18日

古いジュリアGTVの全塗装 その6

ずーっと、もうずーっと研ぎばかりのターンでしたが、そろそろここらで一度塗装して下地を完成させようという運びとなりました

最終はなんと400番で、場所によっては240番で終わらせているところもあります。
サフェーサーを入れるのではなく、色を入れます。もちろんクリアーまで

そもそもこれほど大きな塗装物を、1度の塗装だけでうまく仕上げようとするよこしまな考えを戒めて
正式な塗装を前提で、一度塗装して、何の問題も発生しなければ再度研いで仕上げていくのです

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何も付いていないどんがらのクルマだからマスキングなんて超簡単とか思うでしょ?
それが違うんだなあ。

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マスキングは1日だけでは終わらず2日がかりとなりました。

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なんでそんなに時間がかかる?
鈑金塗装仕事なんていくらでも手なんて抜けるんですよ。
でも、突き詰めればキリがないのもこの仕事です。

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既に塗ってある部分に塗装を飛ばすわけにはいかないので、怪しいところ、すなわちほんの少しの隙間やすべて穴なども当然フタをします。

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またどこまで見えるのか?見切りの扱いなども重要です。

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一応の塗装準備は整いました。
二人がかりでマスキングした時間帯もありました。
それでも1日じゃ終わらないです。
簡単に全塗装っていくらですかね?なんて聞いてくる人がいますが、どれほどの労力と時間を費やした上に成り立つかなんて考えたことないでしょう?
下回りも塗装が飛ばないようにマスキングします

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スプレーガンの取り回しを考えて塗りやすいようにタイヤとフェンダーの間には奥行きを持たせてマスキングをします。

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また、絶対に見切れ線が出ないように何度も確認してからマスキングをしています。

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フューエルリッド内は先に塗装しています。

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下回りなどもマスキングできました

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全てOKです。

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全てのホイールハウスがフェンダーのフチまで塗装しやすいようになっています。

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そしてこの大きな塗装物は当然、脱脂も大変なのです。

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ここまで約1年近くを費やしました。もちろん、付きっきりではありませんが、相当な完成への想いが強くないと先に進みません。
次回ついに色入れです。
posted by admin at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ全般

2021年12月17日

便利なBluetooth

そのプジョーのおまけのようなハナシですが、あまりに便利なので紹介しちゃいます

Bluetoothに対応していない代車エヴリィのナビゲーション

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でも外して裏側を見たら、他の入力端子があったので、AUX端子を伸ばしまして、Bluetoothアダプターを付けました。

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そしたらこれが実に便利。
音も良いです。AUX端子からの入力、またはRCAジャックあらの入力を飛ばします。

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電源はシガーライターからだから特別な造作は必要ありません。
恐ろしく簡単に楽しめます。

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当然マイク端子はないので、ハンズフリーは使えませんが、電話がくるとちゃんとボリュームが下がり、電話に出やすいようになっています。

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こんな便利なのに安いんです。紹介しようと思ったらどこで買ったかどうしても解らないのです。
でも、ネットをたたけば、便利そうなBluetoothアダプターいっぱい出てますね。


posted by admin at 22:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 部品

2021年12月16日

プジョー407SWのオーディオ交換

プジョー407 3000CCのV6を積む大ライオン
大きな車体は最近のプジョーには無い乗り味。大型フランス車はすごく良いですね

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しかし、もうクルマが古いので、オーディオを刷新します。

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フェイスパネルを外すところからスタートです。

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下に軽いひっかかりが左右ありますので、外します。

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ちょうど1DINオーディオ真横辺りにある金属のピンクリップが一番硬いです。

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このクルマのオーディオを入れ替えるのはなかなか難しくて、画像を撮らなかったのが悔やまれますが、このナビ実は昔ながらのオンダッシュで貼り付けるタイプのモニターが、実にうまく取り付けてあって、ナビ本体やハイダウエイユニットはトランクに収めてあるのです。
で、オーディオとナビとはIP-BUSケーブルでつないであるのです。

だからIP-BUSさえ生かせれば、どんなオーディオにもなる反面、決して2DINのオーディオが入っているのではないので、2DINのナビを取り付けることはかなり難しいと思います。

IP-BUSは既に過去の遺物で、現行のパイオニアのカーオーディオでは忘れ去られたかのようにIP-BUS端子を見なくなりました。しかし変換アダプターそのものは結構安価で出回っておりますので、取り付けそのものは、RCA入力があればできます。


しかしもう車内にCDを持って乗る方も少なくなり、今やBluetoothで聴いたり、あわよくばアップルカープレイなどのアプリを使えるオーディオも多く出てきたので、古いクルマの従来のオーディオはすでに役目を終えたのかもしれません

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話は戻って、今回はこの1DINオーディオをBluetooth付の物に交換します
交換はオーディオ下側のトルクス2本でつるんと取れます。

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さて、パイオニアの純正コネクターはかなり似通っていたり、同じコネクターなのにピンアサインが違うといういやらしい違いがあって、今回も使えないかと思いましたが、ちょっぴり形状が違い、線のアサインが全く違うので、作り直します

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配線はまるで違いますね

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プジョーのオーディオコネクターはさらに根本で取り外しができるので、大変に作業性が良いです。

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面倒くさいですが、作業そのものは簡単です

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突然完成しちゃいますが、取り付けはなかなか大変でした。

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ちょっとオジーを聴いてみました

まあ、音質を求めるとアレですが、やはり便利なBluetooth。
皆さんもぜひどうぞ


posted by admin at 22:57| Comment(0) | TrackBack(0) | プジョー

2021年12月14日

フェラーリ360のライト整備

販売したフェラーリの整備第一弾

ヘッドライトの不点灯があったので見てみます

この手のカタチのクルマはヘッドライトの外し方が車種によって大きく違います。
例えば、ポルシェの993以降、あのメーカーは実に合理的な考え方なので、基本的にボルトで止まっていません。
マセラティクーペは車内からフェンダー内から複数のビスでとまっていて、脱着には難儀しました

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360はどうでしょう

基本的にフェンダーライナーは外さずに
360もフェンダー内からでした。

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取り付けそのものは3個のボルトのようですが、クアトロポルテもクーペも部分的な光軸調整はできますが、今回の360もそうですが、基本的にちゃんと光軸を調整する場合、フェンダーライナーを外したり、一部を外して光軸を調整する必要があります

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こんな巨大なタイヤを予備検査屋さんで外せるわけもなく、雨の降らない日に外して持っていくか、現地で苦労すること請け合いです

今回はどういうわけだか、このロックコネクターが外れていただけでした。
前に作業した人が、ロックが甘かったのかな??


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しかしすごいアップライトです。
レースカーのよう

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いかんせん、フェラーリは部品が非常に高価なので、作業には気を付けたいところです。

なんて思っていたら思わぬ落とし穴が...
posted by admin at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | フェラーリ

腕の痛みから学ぶこと

最近、あまりに肘が痛いので、接骨院に行きました。
近所にある「ほねごり接骨院」なるところ

そこでテニス肘と診断されました
テニスなんかしないのにテニス肘とはこれいかに

治療方法は強烈に一言で、あまりの激痛に思わず
「ロープ、ロープ!」とロープブレイクを求めますが、気にもせず続行されてしまいます

気分的にはこんな感じ

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でも僕には整形外科に行く選択肢はありませんでした
行ってもストーブのようなものにあたって、シップもらって帰ってくるだけだと思ったからです

現に肩が痛いおよめさんは、1年以上整形外科に通ってやっとよくなった程度です。
僕の商売ならよくならないかもしれません

先日も電気治療なる荒療治で、あまりのつらさに、魂が抜けたかと思いました
おもわず、センセイに「今、僕のガイコツみえたでしょう?」と聞いたほど

身内にリハビリを専門にしている者がいるので今の状況を話すと
整形外科でも上手な人もいるし、柔道整復士にも上手な人もいる
整形外科に行って、ストーブに当たるしかプランを出せない人もいれば
常に切磋琢磨しいろいろな見地から治療方針を見出して、素早く解決ができる人もいると
でもそんな人に巡り会えるかは未知数だと

これは「ガチャ」だと言っていました
最近、親ガチャなる新語が出てきて

それになぞらえて、〜ガチャというそうです。

どこか整備業界に似ている事がいえそうです。
僕はなるべく多くの事象や車種をさわって、なおして可能な限り見分を広めていきたいと思いますが
50歳をこえて、億劫になるばかり
やはりいつもチャレンジし、勉強しないといけません。

ま〜、すぐ忘れていってしまうんですけどね
posted by admin at 00:06| Comment(0) | TrackBack(0) | プロレス

2021年12月12日

古いジュリアGTVの全塗装 その5

ちょっと時間が経ってしまいましたが、この古いクルマの塗装のドキュメントの続きをお伝えします。
前回、車内などを塗装したのですが、今回はいよいよ本体を塗装....

と行きたいところですが、そうもいかないのが古いクルマです
まず、下回りを塗装します。

ごっそり下回りまで手が入っていたので、下回りを塗装しないといけません

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まず、亜鉛を塗装します。言ってみればお守りと言うかお祈りみたいなものです。

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ホイールハウス内はどうしても過酷な状況に晒されますから、少しでも違えば的なものです

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ブラックに塗装したり

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下回りにはチッピングを塗装します。

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黒で塗っておけば後から何かちょっと補修するときに楽ですし

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テロソンのチッピングを使いました。

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さらに部品の裏吹きをします。
簡単に言えば、見えない部分や後から塗装するのが、難しいところを先に塗装するのです

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しっかり足を付けましたが、直にカラーを塗装すると後から何かあると面倒なので、プライマーからウエットオンウエットで下地とトップコートを同時に進めていきます。

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特に金属素地が露出している部品に直接カラーをかけるはご法度ですから
一度プライマー類でくるんで塗装すれば安心です

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カウルトップも塗装します。
一部が見えなくなりますからね

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かようにプライマーを入れていきます

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ある程度塗れればOKです

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車体色のシルバーを塗装します。

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結構それっぽくなってきましたね

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革製品の商品のお知らせ

以前よりMPIをご利用いただいているお客さんの中に、革製品を作っている人がおられまして
僕のお財布などを作ってもらっておりました。

この度、その製造元のWizardから、MPIのシグネイチャーモデルを作っていただき、商品として販売する事になりました。

そのWizardのサイトはこちら。

大変に味わい深い革製品で、よその物とは違う自分だけの一品が欲しいという事には本当に満足できる品になると思います。
商品は全て一品物で、すべてあつらえて作ってもらえます。
おひとついかがでしょうか?

まずはキーケース

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中はこのようになっています。

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Wizardとのコラボです。
こちらは7000円+税
革の仕様などにより値段が多少変わります。

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続いてはおさいふ。
黒い革にブルーのステッチが映えます

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こちらは僕の趣味で小銭入れは付かず、カードのみ入れる仕様になっています
ご希望であれば小銭入れ付きを付けることも可能です。

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MPIのロゴ

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そしてWizardのロゴ入り
25000円+税

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続いて同じ黒ですが、ブラウンレザーの内装で

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こちらには小銭入れが付いた仕様になっています。

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こちらは同じ側にロゴが入っています。

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全体的にはこのような感じです。
こちらも25000円+税です

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どれもとても使いやすく、質感も柔らかさも高い次元で製品化されています。
長く使える自分だけのオーダー品。こだわりのある方はいかがでしょうか?
画像はあくまで一例で、このような仕様で作りたいという方、大歓迎です。

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2021年12月10日

ちょっと記事の更新が滞ります

すいません、家のネットのシステム不良でしばらくブログの更新が途絶えがちになりそうです

事の発端は水曜日にネット環境をそれまでのソフトバンクからKDDIに変える際に、工事が間に合わない都合から、一時的にCATVの回線を使う事になり、工事されたのですが、昨日の夜、突然、ネットが社団されたままになってしまい、今日も復旧できない状況にあります

毎日ブログをご覧の方々にはご迷惑、と言うかつまらない思いをさせてしまいそうですが、どうかご勘弁ください。

なかなか仕事中に更新するのもアレでして

2021年12月08日

アルファロメオ156SWの車検

今年も車検整備をいただきました、156SW

夕日に染まり雰囲気いいですね

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ちょうどもう2年前になるのかな?サスペンションオーバーホールしたの
その記事をご覧になったお客さんから同じような内容のオファーを頂いております
部品についてはもう少しお待ちください。

日ごろから翌整備されているので、特に問題はない感じ
でも、マフラーハンガーに傷みがあります

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それも均等に悪い感じ

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この際、全部交換します

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純正品です。

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一目見ただけ、いや2度見、3度見でも解らないけど、部品番号は2種類です。

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エキゾーストパイプの2つが違う品番です。

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先にオイルを抜いている間に

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みんなキレイになりました

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オイルが抜けきったらオイルフィルターを新しい物にしてできあがり

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アンダーカバーは結構汚れていますね
これはおそらく、クランクのリアシールですねえ。

この記事にもありますが、クランクのリアシールはエンジンとトランスミッションを泣き別れさせないと作業できないのです
このオイル漏れが大きくなると、大きなメンテナンスポイントが近い事を匂わせます
まあ、油だからにじんで大きく見えるのですが....

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ブレーキフルードは2年毎に絶対に交換すべきものです。
水分との相性が良く、空気中の湿気とも反応してベーパーロック現象の原因を作りますので、大変に危険です。

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エンジンオイルはMos2の10W-40です。

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ファンベルトを外しました。どしたのでしょう?

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明日のコーヒーを奢る人を決めるあみだくじでした
んなわけなくて

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ベルトの交換でしたとさ

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毎度ありがとうございました
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2021年12月06日

メルセデスベンツW211の車検 

近くの料理屋さんの社長さんのメルセデスが今年も車検時期になりお仕事をいただきました

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ブラックビューティーのE320ワゴン

ところがこのクルマ、下回りのサビがスゴイのです。

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スキーに良く行かれていたそうです。
所沢近辺は関越道が近い事もあり、スキーをされるお客さんに結構出くわします。
多くの方のクルマがこのような感じになります。

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向かいのキクチさんは震災の後、復興支援で宮城に家を作りに行っていましたが、よく、下回りも洗車したと言っいたように思います。

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そうで無くてもサビサビになるエキゾーストパイプもこの通り

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オイルパンはアルミ製。
とりあえず古いオイルを抜きます

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大きなV6 3.2L
乗り味はサイコーです。

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エアフィルターを交換します。

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オイルフィルターはこのプラスチックのボトルの中です

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フィルターだけ交換するタイプ。

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リキモリのモリゲン10W-40を入れます。

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続いて、エアコンからスゴイ音がするとのことで作業します。

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過去にファンレジスターは交換しているので、今回はファンだけ交換します

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キレイなシロッコファンが顔を覗かせます
エアコンファンも交換するのです

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消耗品のルーティーン交換に終始しました

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やっぱりメルセデスっていつまでも乗り心地は変わらないですねえ

2021年12月05日

ナゾの故障に侵されたアルファロメオ156GTA その6 狙撃兵

全ての戦いが終わり、勝利の美酒に酔いながら、工場を後にしたした僕ですが
この話には続きがありまして
翌日、さらに組み付けを急ぎ、昼までにはすべてを元に戻し、エラーコードを消していました

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エアバッグを外した状態で何度もキーをON/OFFしていますから当然、警告灯もつきっぱなしになります。

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当然消去しまして終わり

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その時に、完成検査をします。
ライトSWをONにして他にタマ切れなどないか確認しようとすると

ライトSWを入れると、点かない?
いやうっすらポジションが点灯しました。
数秒で左のポジション、右のポジション、間もなくしてヘッドライトがしばしば瞬きをしながら点灯しました。
ここまで約10秒

あれ? なにこれ?
勝利の勝ち鬨から一転、狙撃兵に狙い撃ちされているような状況です

その後は普通に点灯するのですが、しばらーく時間を置いてスイッチをONにすると
同じように片方ずつ点灯し始めるのです。
大混乱に陥る僕の頭の中

ヘッドライトのコンデンサーが悪い?

そんなものん、ライトに付いているワケがありません。

落ち着いて先の配線図をもう一度見ます。

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バッテリー及びB99のマキシヒューズから来た12VはジャンクションボックスにA2のぶっとい配線で入って、B1コネクターからいくつかのでぃばいすに分配されているのが分かります。

今回A2とB1を直結したので、今までのライト類、パワーウインドウ、ドアロックデバイスへは電流面での不安要素は皆無です。
ではどこが悪いのでしょう?

このA2の上流はもはや、バッテリーとマキシヒューズしかありません。
と言うことは?
B99ヒューズボックス

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こいつだー!
少しですが一部が焦げています

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端子も焦げているのが分かります。

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ヒューズを手持ちの166のものと交換して、端子は軽く磨いて、接点復活剤を軽く塗ってテストすると
全く症状が出なくなりました。

ここで、思い返してみると
今回接続したB1のツリーの下にはパワーウインドウやドアロックモーターと、それなりに電流負荷の大きいデバイスがぶら下がっていました
おそらく、A2かB1のコネクターの当たり具合が最初からそれほど良くなかったのだと思います。
特にB1。そこに流れようと小さな接触点に大きい電流が流れようとした。しかしその電流値が大きくなりすぎてヒューズに極端な負荷がかかり、焦げてしまった。
そこがさらに抵抗を作ってしまい、条件が合う時だけ電気が通るようになったと
しかし、どんどん、流れようとする電流い負荷がかかり、ついには殆ど流れなくなってしまったと。

ユーザーも症状がだんだん悪くなったと言っていたのと合致します。

こうして、MPIで10日ほどお泊りした156GTAはユーザーの元に帰っていくのでした

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しかしみなさん
電装修理と言うのは配線図なしではなかなか難しいです。
神様じゃないのでパッと見てわかるケースは稀です。

1本の配線をずっと追いかけていくとか地道な作業をしますが、コネクターの場所、カタチ、線の色などが判らなかったらさすがに追いかけきれません。
今回のように比較的見慣れた配線図がある場合は、かなり修理作業の時間短縮が可能になります。
逆を言えば、何もなければあれこれ交換して行かないと解らないなんてなることもあります。

修理は時間がかかる物です。時間がかかるという事は費用も伴いますので、悪しからずご了承ください。



posted by admin at 22:42| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ156

2021年12月02日

ナゾの故障に侵されたアルファロメオ156GTA その5

原因が分かったので修理作業を進めます

見方を変えてもう一度おさらい

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+12VはA1のバッテリーからB99マキシヒューズを経て、B1ジャンクションボックスに向かいます。
B1のBCMではAコネクターの2番に入り

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イラストで言うところのすぐ隣のBコネクターの1から出て、いろいろなデバイスに電源を供給しているのが分かります
実際にはすぐ隣ではなく、裏側なのですが。
そのB-1の電源はJ45のライトリレーに行っているのが分かります

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このAコネクターとBコネクターを叩きます。

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Aコネクターは再び使いますのでスリーブを噛めるくらい残して切断します。

Bコネクターは2の方、赤い線の方を切断して、それぞれにバイパス線を引きます。

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もちろん、この配線は8スケアなので、先のブログにも書きましたが、たまたま来ていた東京電力の人に配線を少しだけわけてもらい、バイパスさせます

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一口に8スケアなんて、太すぎて滅多に配線作業には使いません。圧着工具もないのでとりあえず、エビの圧着ペンチを買ってきました



かようにがっちりカシメられました

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大きな電流が流れるので絶縁もしっかり
2枚でどうだー♪

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反対側は本家のコネクターとバイパスさせる配線と2本を噛むので、スリーブも少し大きい物で
バッテリー端子をかしめる工具でやっつけますが

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確実に、そして徹底的潰したいので、禁じ手のインパクトで潰します

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がっちりカーフブランディングされたスリーブ


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配線が終わったら部品を戻します

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さて結果はいかがでしょうか?
緊張の面持ちでバッテリー端子を取り付けます

キーオンでヘッドライトを点けた時はうれしくて画像を撮り損ねました
まぶしいくらいにライトが煌々と点灯していました。
ドアロックやパワーウインドウもさっきまでの怠惰な機能が、まるで嘘のように正常に動きます。

後から見た写真のブレ方からも嬉しさが伝わってきます

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LEDも鮮やかに点灯しております

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ラスボスを倒して気分も高揚していた時は、まさかこの向こうに狙撃兵が潜んでいたなんて疑う余地もありませんでした....
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2021年12月01日

スカニアのトレーナー

スカニアトラックのロゴをあしらったトレーナーが入荷しました

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撮り方がヘタなのでなんだかうまくありませんね
4着入荷しまして1枚売れました
遠くのYさん、いつもありがとうございます。
お体お大事にー

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これは濃いグレーの方の色なので、もう少し薄いグレーです
送料別で5000円

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で、新たにこちらも輸入しました

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感覚的には春に着るパーカー的な感じです。

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サイズはLな感じです
お値段は4500円税、送料別

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ついでに同じお店が持っていたアルファロメオのジャンパーも

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これはかなり温かそうです
こちらは5500円 同じく税 送料別

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これ、すぐに売れちゃうと思っていたクワイエットライオットのMetal healthTシャツ
ロックTはまるっきりこのブログでは売れません(涙)
お客さんのセグメントが違うのかな

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本物のこのお面は先日、オークションで570万円で落札されたと聞きましたよ
でもこちらは2000円

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MPIで販売しているとは言え、個人で輸入したものなので、品質などには責任持てません。
まー、この手が好きな人向けですね

いかがですか〜?

購入をご希望の方は下記のリンクからお気軽にどうぞ

posted by admin at 23:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 趣味