2021年11月30日

ナゾの故障に侵されたアルファロメオ156GTA その4 原因究明編その2

首がズガガ〜ンとなりながら12Vを入れたB1、果たしてその結果は?
見事に点灯しました!

そらそうだ、BCMに問題が無く、J45リレーが正常なら点灯は間違いない
となるとですよ、元の12Vが正しく供給されてないとなるのでは?

もう一度ライトの配線図を見ると

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B1に電源を供給している大元は画像右端のA2です。

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A2はバッテリー直の8スケアー配線でとてつもなくぶっとい
当然のように12Vあって、とてもじゃないけど8Vに減圧なんて考えられないです。

もう一度全部配線して電圧を測ります

A2にテスターをあててライトSWをONにすると12Vのまま
しかし裏側のB1にテスターを当てると

なんと8V....

BCMは交換したのになぜか8Vになる
パワーウインドウもドアロックも当然のように動かない

ここで、ユーザーに電話をして、故障の状況を確認します。
すると、ライトがつかないときはパワーウインドウもドアロックも利きません
逆にライトが点いた時が、偶然一度あったのですがそのときは全部動いたんですよ〜

とのこと

と言う事はライトのトラブルは全てのトラブルの現況です。
ライト、P/W、ドアロックの配線の共通点はこのジャンクションボックスしかありません

と言う事はB1とA2を直結したら全て直る可能性が高い
6とか8スケアーの配線を使っていると言う事は電流値が高い事は簡単に想像できます。
もし、無いとは思いますがショートがあったり、強い電流値を要求する装置があると1.25スケアの配線では
簡単に燃えて、お客さんのクルマの内装を焦がす事になりかねません


でもこういったぶっとい配線は車両を重くする原因ですし、コスト高になる元でもあります。そのために2つの配線をパラレルで繋ぐには8スケアーの配線が必要です
そもそもそんな太い配線はMPIにはありません。

ところが面白いもので、偶然にも以前に動力に主開閉器をつけたときの契約で、東電の人が来ていて、8スケアの電線持ってないかと聞いたら、うまい具合に開閉器に使うものを3本持っているではありませんか

太い配線の入るコネクターの後ろに小さなマイナスドライバーを挿して貰った電線をくっつけると

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その通りでした!
パワーウインドウも元気に上下します

このA2かB1のコネクターが悪いのです
もはや修理はこの2つのぶっとい配線を直結させることです


急げ修理〜!
次回に続きます

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2021年11月29日

ナゾの故障に侵されたアルファロメオ156GTA その3 原因究明編その1

怪しい部品を高官して、あちこち点検してもライトスイッチONで8Vになる原因が解らない156GTA
家に帰っていろいろ考えました

ヒューズやリレー、アースに問題なく
スイッチやBCMに問題なく
ヒューズから先、ライトユニットにも問題がないのにライトはおろか、ロックもパワーウインドウが満足に動かないとは?
トラブルの尻尾すらつかむ事ができません

アースはみんなそれぞれに違う場所で取っている。
これはライトはライトでトラブルを起こし、その他は別の故障ではないかとふとんの中で考えました

今一度、点検するも特に問題が見つかる事はありませんでした

もう一度配線図を見て考えます

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細かい説明は省きますが、ライトSWを作動させてJ45リレーが働いたときにFコネクターの2に12Vが流れ

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ジャンクションボックスを通過するとCコネクターの5,4から出力し左右のライトが点灯する

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であればF2に強制的に12Vを流せば点灯するはず
Fコネクターは
ちょうどJボックスの裏側です

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ここに12V入れたらヘッドライトが明るく点灯しました!
ヘッドライトだけ

でもこれで、BCMすなわちジャンクションボックスは完全にシロだということが判明しました

となると?
J45に12V供給している87番
すなわちジャンクションボックスのB1に12Vを強制的に流せばライトは店頭するはずです

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B1はメイン電源の1つで6スケアもある太い配線です

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こいつに12Vをじかに流すのです

これ割りと簡単に書いていますが、実際の作業はずっとカールゴッチみたいなかっこで作業しています

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首がズガガ〜ンとなってしまうので続きは次回にしようかな
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2021年11月28日

本当に久しぶりにアルファロメオ166を仕入れしました

先日オートオークションに166が出ていて落札しました

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ああなんて美しいデザイン
僕はシルバーの車体色好きだなあ

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それに対してなんて手の抜かれたデザインのリアビュー

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平成11年12月登録の6.1万キロです
2.5Lの方です

でも2.5はサンルーフなしなので、すっきりしたデザイン
以前、背が高くてノーマルルーフでないとダメですって問い合わせ受けた人がいたなあ
その後どうなっちゃったのかしら?

でもまあ、22年前のクルマですから、とてもそのまま乗れません

ドアにキズあり

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リアバンパーは終わっています
でも安心してください、リアバンパーいっぱい持ってます

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ICSはOK、キーレス、ドアロックもOK

2.5ですから布シートが標準

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それがなんだかとってもダサイ

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リアシートももひとつですね。
うちの家族は革シートがきらいなのでそこはよさそうですが
とってもいい黒革シートが一台分ありますからそれにしちゃお

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センターコンソールも終わっています。これも新品あるから心配いりません

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左のリアドアには何か細工した跡があります。
窓も開きません

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ドアトリムも壊れています。
でも、これも大丈夫、いっぱい持っていますドアトリム

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お約束のオーナメントの上からオーナメント貼る、ダブルオーナメント

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なんかすごい努力の跡がみられるエンジンマウント。もちろん交換

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サクションパイプの破れもお約束ですねえ。これも交換

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なんだかすごく傷んでいるカウルトップの真ん中のヒューズボックスカバー

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そしてなんといってもタコメーターが微動だにしません

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ま、これもたぶん直せるでしょ

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エアコンは大丈夫なようです。エンジンもATも大丈夫そうです
前回りの塗装は塗られているようですが、あまり良い仕上げではなさそう
ルーフは軽く磨いて、ドリップモールからドア側は塗るようかな
トランクは塗らないとかな


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ただ、前のユーザーがあまりお金かけなかったか、整備工場に恵まれなかったクルマは、そこかしこに危険が隠れているからよく見ていかないとですね


がんばって売り物にするぞー!
全部仕上げていきまっしょい
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2021年11月27日

ナゾの故障に侵されたアルファロメオ156GTA その2手始めに点検編

全くもってナゾの症状を抱える156GTA。

1.ヘッドライトが点かない
2.集中ドアロックが全く利かない
3.リアのパワーウインドウが開かない
書き忘れましたが、わずかに点灯するテールランプ類などもブレーキを踏むとすべて消えてしまう。

そこで、ライトのヒューズに直に12Vを入れるとちゃんとライトは点灯します。
基本の部分には問題がない事がわかりました。

前回、一番怪しかったジャンクションボックス、BCMを外しました。

ヤフーオークションで一番安いものを買って、取り付けて何か変わりがないか点検してみましたが

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なんと全く症状は変わらず。
少しは変わればまた追っていく事もできますが、まーったく変化なし
手当たり次第に交換するわけにもいかないので、サービスマニュアルのCDを引っ張り出してきていろいろ見ていると
ロービームにJ45なるリレーを使っている事がわかり、さっそく点検しますが、位置を割り出すのに時間が少しかかりました

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ジャンクションボックスの脇に2つある上側のリレーがJ45です

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そのリレーの85-86間の電圧を測ると、なんと8Vしかありません。
ナンバー灯や車内灯は後付けでLEDに換装されていて、ハロゲンなら電圧降下しても暗いながらに点灯しますが、LEDは作動電圧に満たない為に点灯しないのでしょう

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ははあ、スイッチで短絡が起きてライトのスイッチをONにすると電圧降下が起きるんだな?
と考えてスイッチを確認することにしました

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エアバッグを外し

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ステアリングからコラムカバーのロアを外し
アッパーカバーの中に仕込まれているビス2本を外します

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裏側に5mmのヘックスで1ほん、バンド状に止まっているので、これを緩めて反対側のかえしを避けるとコラムスイッチASSYが外れます

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さっそく各コネクターに電気を流して真偽を確認します。
ヘッドライトのF3ヒューズにテスト用の電源取り出しヒューズを入れて、コラムスイッチから12Vを直接流して、点灯すればライトスイッチは正常で、点灯しなければスイッチに問題ありとなるのです。

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点かないハズと思っていたスイッチから12V作戦は、ライトが点灯しコラムスイッチに罪がない事が分かりました。

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ライトのスイッチに問題なし
BCMと言うかジャンクションボックスに問題なし
ライトのヒューズから先に問題なし
ライトを無理に点灯させてもP/Wもドアロックも依然不動
ライトスイッチを入れるとそれまで12Vあった部分の多くで8Vに減圧されてしまう。

頭をひねる事態になってきましたよー


To be continued


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2021年11月26日

ホワイトスネイクに女性ベーシストが加入

まあ、確かにこれまでこういった女性のアーティストがボーカル以外で活躍するのが見られなかったのがおかしいのか
これだけ長い歴史のあるバンドで、ある意味 男だけってのもおかしいのかな?
新しいベースプレイヤーはタニア オ キャラハン



今の人らしいと言うか、どんなタイプの曲でもいけちゃいます。



この人がベースでトミーアルドリッジとのリズム隊
早く見たいですねえ
トミーアルドリッジ、めっちゃくちゃ音デカイですし。

ギャリアンクルーガ使ってるみたいですね。
すごい時代になりました
続きを読む

2021年11月25日

洗車センパイ

MPIはエンドユーザーさんとのみ仕事をしています。
極まれにそれ以外おシチュエーションもありますが、基本的に普段クルマを使っている方と相対するわけです。

やはり自動車好きの方、同じ趣味の方と話すのは実に楽しいものです。つい時間を忘れて話し込んでしまう事もしばしば

でもそこにはいろいろな情報があるものです。
ですからお客さんから受けた影響や仕事の仕方って結構あるものです。
今回はMPIの最も初期からお付き合いのあるお客さんのお話です

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さて、このクルマの画像見て何か思いませんか?

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距離だって2万キロ以上走っているのにこのキレイさですよ!

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しばし驚愕の車体の下回りをご覧ください

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もはや尋常ならざるレベルです。
新車より新車っぽい

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正直なところどうやって洗っているんだろう?とか思います。
さすがに屋根つきの密閉された車庫ではありますが、それにしたって所有開始から数年経ってこの状態ですから


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いかがですか?
ホイールハウス内がここまでキレイなクルマはそう簡単には拝めません
洗車方法に秘訣があるのです
もちろんこんなキレイになんか洗車できませんが、クルマをキレイにするという考えなど、僕が影響を受けた一人の方です
ホイールやタイヤの洗い方。ワックスを全く使わない考え方、洗剤の使い方など

洗車を拘る方はだいたい同じ傾向があります。
もちろん個人の方ですからリフトやジャッキで持ち上げて洗車しているわけではありませんよ

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もちろんエンジンルームもこの通り

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今回はオイル交換でご来店いただきました

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しかしアウディはオイルの入れるのが難しいですね

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お待たせしてすいませんでした

2021年11月24日

古いジュリアGTVの全塗装 その4

来る日も来る日も車体の研ぎの作業です。

研いでばかりいますが、他の事もします。
フードやトランク内の塗装です

ちょっと日にちが前後しますが先に隠れる部分を塗装しました

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この順序はなかなか難しくよく考えて作業しないと面倒な事になります。

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色を塗っていたら、切り継いだ部分が見えました。
トランク内は風雨に晒されるかとが無い為に、普通の4:1のサフェーサーの上から塗装します。

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フード内はそれなりに過酷な環境になる為にまず、エポキシ系のプライマーサフェーサーを塗装します。

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ちょっと高価な商品ですが、シール性はめっぽう強く下地への空気や水分の往来を完全にシャットアウトできます。

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車体色の塗装にはイワタのガンが大活躍です。

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おお、なんかゴージャス

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光っております。

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あえて黒を使わないのは、逆にエンジンを搭載する際にキズや塗装の剥がれなどがあった場合、シャシブラックのようなもので補修することが考えられるからです。シルバーを補修するのは難しいのですが、上から黒を塗るのはいろいろな方法ができます

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車内も同じく、エポキシ系のプライマーサフェーサーを塗装します。

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上からウエットオンウエットで車体色を塗装していきます。

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こちらもイワタのW100が活躍します。サタのガンはデカいので、こういった狭い場所での作業は難しいです

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かようになりました。続いてクリアーで仕上げます

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クリアーを塗装直後はミストの動きが悪く煙のように漂います。
これ、体には本当に悪いんですよ。防毒マスクは必須です。

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この車内の塗装、実は2度目なんです....涙
さて何ででしょう?


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2021年11月23日

遠くへ...

3つ買った熊手

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1つは家に、1つは頼まれ物、そして最後の1つは?

ポーランドのマーチンさんちに送るのです

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もうずいぶん前、彼の小学生の息子にプレゼントをあげるなんて言っておきながら、先送りになってしまった物、タミヤのラジコンです。
それから大学生(になってしまった)の娘さんには日本の万年筆を、以前は息子さんにだけ贈ってしまったので今回はちょっといい国産のものを送りました。

時期的にお歳暮...いやクリスマスですしね

他にも

静岡県は富士宮市の浅間神社で買った、Mt.Fujiの書かれた絵馬

これは9月の前半に行った浅間神社で買った物。きれいなところでした

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彼は僕と違ってモータースポーツなどにはそれほど興味はなく、サッカーなどのスポーツもさほど好きでないそう
唯一、山歩きがすきだそうで、Mt.Fujiもきっと気に入るだろうと

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富士宮市と言えば、富士宮やきそばですよ
サイコーですね。富士宮やきそば同好会だか研究会だかの直営店で食べました

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そして、Japanese sword

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これはですね、やはり9月の終わりに行った鎌倉の大仏のバス停近くのお土産屋さんで買ったものです
いかにもだったので買ってしまいました



ここがまたすごいお店でありまして


刀とか武器を売ってます。武器商人?(笑)

その中でも秀逸なおみやげです。
Swordで思い出した




ガバチコ〜

そんなこんな思い出を詰め込んで送ります

さて、最近のEMS、以前は手書きの伝票でしたが、最近はPCで書かないと受け付けてくれません
前回送った時も苦労したのですが、今回もHSコードに泣かされました

街頭品目がないし、ネットで探しても出てこない
今時こんなに調べられない事ってあるんだな的な感じです。

全6桁でできている国際的な取り決めで決まった仕組みです。
通関が早くなるそうです。
100歩譲って4桁まではなんとか行けます。しかし、残り2ケタがどうしてもわかりません。

で、どうしても解らないのは税関の相談室に聞いてみましたところ
なんと、そこでもコレと言った正解は解らず....

しまいには目安くらいで...なんて言われて

でもHSナンバー入れて定型の書式で書いたインボイスはなんか今までのよりかっこいい感じ。
今度はMPIのロゴがいれられるかがんばってみよう。

と言う事で、府中の神社で買った熊手は、はるか数千キロも旅して彼の地にいくのでした


2021年11月22日

今年も毎年のアレ

まー、もはや恒例行事の1つで、MPIにとって風物詩の1つ
酉の市に行ってまいりました。
今年は暦の関係で二の酉だけの2回開催です

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今年も昨年に引き続き露店の出店は見送られています。
本当にさびしいですね。
そろそろお店出していても良いのでは?なんて思ったりもしますが...

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それでも区までを販売しているところは結構な人ごみですね

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大國魂神社の境内の人手はそれほどでもありませんが

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その隣にある大鳥神社はご覧の通りすごい列

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酉の市はその名の通り大鳥神社が中心ですからね
以前はこの神社の境内で熊手が売られていた時期もありましたが今は完全に拝むだけです

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これが神社が用意しているありがたい熊手
複数あるのは後日説明します

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さて神社もそこそこに、続いて縁起物です

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最近ずっと買っている「際物 きむら」さん。
にぎやかな区までが沢山並びます。
以前にも書きましたが、一時は大きくする事に尽力しましたが
今は全くその気はないので、小ぶりなヤツを選びます。
まー、値段があってないようなものです。キモチなのです。

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今年はこんな感じ
このところどんどん小さく安くなっているのはマズいんじゃない?

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いーんです
この熊手で1年、MPIを見守ってもらいましょう
posted by admin at 20:55| Comment(0) | TrackBack(0) | 文化・芸術

2021年11月21日

古いジュリアGTVの全塗装 その3


全体にサフェーサーを塗装して細かいキズの具合を確認します。
車体のあっちこちに旧塗装の欠けやキズがありますので一つ一つ拾っていきます。

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そしてなんといってもプレスラインです。
何度も何度もサンドペーパーで研磨して左右の感じを合わせていきます

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反対側は結構シャープなラインなので、それに合わせていくのです。

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古いクルマなので旧塗装膜が足付け不足などで浮いていたりするので、研磨したりを繰り返します。
浮きを放置すると下にサビを作る原因を作るだけでなく、本塗装の際にはがれて飛んで、塗った塗装面にくっついたりする原因を作ります。

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旧車は本当に塗装、研磨、塗装、研磨を繰り返して、たまに浮きが見つかって再塗装と3歩進んで2歩下がるという感じ
ただ、板金を担当された方がしっかり仕上げてあるので、へこみはありません
塗装の難しさを感じさせる作業が続きます

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手のひらと同じくらいの大きさのサンドペーパーで研磨ばかりをずーっと繰り返します。
本当に終わりのない旅ようです

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夏前に始めた研磨の多くを終わらせる時には秋になっていました

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posted by admin at 22:25| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ全般

2021年11月19日

ナゾの故障に侵されたアルファロメオ156GTA

さてみなさん、今宵の皆既月食はご覧になりましたか?
見る見る月が陰っていく不思議な天体ショーでした
雲が多かったのが残念でしたが

自動車にもなかなか不思議な事象があるんです
今回運び込まれたのは156GTA。

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今回の修理とは関係ありませんがグリーンの156は無いのは皆さんご存じだとは思います
これはフィルムです。つまりラッピングってやつですね
余談ですが、このクルマ、以前、元の車体色の時にMPIで修理しているのですよ
機会があったら探してみてください

さて、この156、ユーザーの訴える症状は
1.ヘッドライトが点かない
2.集中ドアロックが全く利かない
3.リアのパワーウインドウが開かない

さすがにヘッドライトが点かないと夜間の走行は危険です。
昼間だけ乗るというのも考えにくいですし

1.のヘッドライト。ライトのスイッチを付けるとどうなるのか?
 1.リアのスモールは少し暗いが点灯する
 2.ナンバー灯は点かない
 3.ロービームは全く点灯しないがハイビームだけは点灯する
 4.車内灯が点かなくなる
 5.ウインカーは正常に点滅する
 6.ブレーキランプは点灯する
 7.走行には全く影響がない エアコンも作動する


他にも多少の症状はありましたが忘れました
ドアロックがらみだし、最初はETACSユニットかと思って、交換したら直るよくらいに思って話をしたら、ユーザーが自分で取り換えましたが、症状が変わらず、さすがに診断機なりで見ないと分からなくなって入庫しました

僕は症状からしてボディコントロールモジュール一択だと思っていました。
CAN-BUSのクルマではないので、ジャンクションボックス=ボディコントロールモジュールです

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たくさんのコネクターが交錯します。ユニットの表と裏にそれぞれささっています。

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ボルトを外して取り外しました。

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中古品を取り寄せたのでリレーを移植します。
その前にリレーを点検します。

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リレーの点検方法は以前にも説明しましたが、85-86間に12Vおw流して30-87間の抵抗値が0になれば正常です。

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リレーは全て正常に働きました。
ではBCMを取り付けます。その結果は....
また後日にTo be continued
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2021年11月17日

恐るべき独占販売

さて、ブログをさかのぼる事2週間ほど前の記事
と言う記事で、ウソを書いてしまいました

200Vを変圧器を使って100Vにして使うのは完全な違法でした

この場を借りて謝罪します
どうもすいやせんでした

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特に指摘を受けたわけではないのですが、一般社団法人 低電圧保安協会の人に聞いたら
東京電力エナジーパートナー、つまりTEPCOの「特定小売供給約款」の
5の35の供給の停止から(2)のハにある契約負荷設備以外の付負荷設備によって電気をしようした場合
に供給を止めるとあります

さらに38の違約金の項(1)で、上のような行為で料金の全部、または一部の支払いを免れた場合、その料金の3倍に相当する金額を、違約金として申し受ける

とあるのです。

つまり200Vを変圧させて他の100Vに応用すると、どういう根拠かしりませんが12万円近くの違約金を取られちゃうのです
いやー、気持ちよくウソ書いてしまいましたよー
サンペーもびっくり

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その気になればMPIでは結構大きな電力にも対応するブレーカーなので、開閉器をアレしてアレして使うとものすごい大きな電力をすごい安く使う事ができます。
特に最近のスポット溶接機は大変な電流量を使いますから、電柱のトランスのヒューズを飛ばすくらい...

いや、やめましょう

しかし、どんな事をしようと、どんなに抵抗しても、電気だけは東電から買わねばならぬ背景があります
いやいや、最近は電気の自由化でいろいろあるそ、と言われるかもしれませんが
電気を作り、送電するのは東電なのです。
発電所を作れたとしても、送電ができません。
送電したとしても、中継点やトランスがないと電圧は距離に応じて電圧が衰えます

結局はどうしても東電の電気を使わないと、生きていく事ができないのです

コンペティターが居なければ、値段を下げたり、顧客に愛想をふりまく必要がないのです。

つまり、やりたい放題だし、使うほうはやられたい放題なのです。


こうして地道に展開して作った地盤は磐石で、日本の運命すら左右させた事故を起こしても全く根幹が揺らぐ事のない企業になれるのです。
くやしいなあ。

2021年11月16日

恐るべき独占販売

小さな会社のプリンターは複合機に限ります。
FAXも付いてるヤツ。便利ですねえ

1年も経たぬ前に買った安い複合機はキャノン製品です。



それまでのHPの性能の悪い複合機をかなぐり捨てて導入した機械です。

印刷もキレイだし、性能も良いで満足していました。
買ったときに付いてくるインクは間もなくなくなってしまうので、アマゾンでインクを買おうとしたら
なかなか純正品が出てこなかったので、社外品を買いました。安いですしね



大変に安いので2セットくらい買ったと思います。
思えばこれが間違いの始まりだったのです。

もちろん最初は良いのですがだんだん、印刷の品質が悪くなります。
それでもクリーニングなどでしのぎますが、いっぱいインクを使うような大きい文字や絵などのFAXが来るとそれだけで字がかすれたり、ひどい場合は読めないようになったりもしました

ちょうど運よく、黒いインクが無くなったので、同じ社外のインクに交換したのですが
なんと、症状はさらにひどくなり、全く印刷されずに紙だけが出て来る時すら出てきました。

それでも尚、セルフクリーニングに凌ぎます。

交換するなりすればいいじゃんって思うじゃないですか

この機械、インクが無くならない限りインク交換ができない仕組みになっているのです。
今の場合、メーカーに修理に出して、直してもらうのです。

ああ、純正品が使いたい

買ったものの、なんとこれ一つで
社外のインク全色、しかもXLで約2セット買えてしまう値段です。



つまりはこれ一択になってしまうのです。

しかし、大事なファックスが来たのに印刷できなかった事例はたくさんあるので、背に腹は代えられません
安いファックスはインクがとても高いのは太古の昔からそうで、恐ろしいまでに安いプリンターはたいがいインクがモーレツに高かったりしたのは今に始まったことではありません

社外のインクにここまで弱く、しかも途中で交換ができないとは知りませんでした

最近便利機能がありすぎて、困ってしまう事が結構あって、数年前に買い替えたビルトインコンロも、真ん中の魚焼きグリルの性能がすっごく進化して、いろいろな事ができるのは魅力なのですが、上の火の出るコンロでは、網焼きグリルで魚や貝を焼くことはできないようになっています。
さんまもハマグリも、真ん中んの引き出しグリルでしか焼けないのです。

今回のファックスの件もそうです。インクが無くなった時だけ、インクヘッドが所定のところまで来て交換できる仕組みで、
交換時期、つまりインクがカラにならないと取り出せないのです。

それが分かった時に、他のインクは残りの量が棒グラフ風になっているので判り易いですが、社外のインクの残量の絵には、恐ろしい事に「?」が書いてあるだけでした
?ってのは終わりが来ないのでは?と考えると身震いしてしまいました

でもネットで調べると
適当にコピーを挿せている時に電源のコンセントを抜いちゃうそうです。
すると、今まで貝のように動かなかったインクヘッドが真ん中あたりにスタックしたままになります。

しかも真ん中でノビてるインクは手で簡単に動かすことができ、ちょっとしたコツはいりますが交換することができました。

しかしですよ、これから先ずっとあの1つ3300円もするインクを大事に使わないといけなくなると、結構な費用を飛ばしますね。
この字がかすれてしまう事象は結構な頻度でネットに出て来るようなので、ヨソの人らも僕と同じような事をしている人はたくさんいるようです。

となるとみーんな、正規品取りになってしまうのです

強制的純正インクを使うようにする仕組みがここにあるのですねえ....

2021年11月15日

W211 SBCのフルード全量交換

車検のメルセデスです。
W211も既に古いクルマになりつつあります。
特にこの前期型はSBCと言うブレーキのシステムを備えており、発売当初からトラブルが続きました。
SBCについては以下のサイトを参照ください



さてこのSBCを搭載のモデルは僕らなどではめったになく、専用工具を買うのも惜しいので、工場にある物を使って工夫します。
まずは診断機SBCの動きを止めます。

SBCを選んで作業サポートから進めていきます

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すると恐ろしい内容のウオーニングがお出まし。
しかし、心配することなかれ、これでいいのだ

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僅かに日本語がおかしいような気がするけどオケー

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かなり日本語がおかしいけどオケー
ブレーキカリパスってなんだよ

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ブレーキカリパス....

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いやいや
なんか読み解くのがいささか面倒ではありますが、手順通りに行きます。

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あの難しい日本語の説明はかいつまんで言うと、SBCの圧力がかかっていないので、適当にやってください。という事らしいです。しかし、セレスピードもそうです、思わぬ事でポンプが目を覚ましたら大変なので、フルード交換は圧送して交換するようにします。

とはいえ、メルセデスのSSTなど持っていないので、どっしよーかなー? と考えていたら
以前買ったラジエーターのリークテスターを思い出しました。
Eくんはぜったい付かないよ〜、とい言っておりましたが....


なんとうまい具合に合うものがありました!

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まあ、本来の使い方ではないので多少おn不具合もありますが、おしなべて良好です

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圧力をかけている間にブリーダーをひねって古いフルードを排出させます。

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ずんずん進めて、圧力をかけて、フルード抜いて、リザーバーに足してを繰り返します。

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4輪全部できたら再び診断機で強制的に圧力をかけます

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どんどんOKで先に進めます

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いろいろ情報を刷新しているようです

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全てのブレーキのセンサーの圧力が60barを越えて正常のようです

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再び先に進めます

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言われた通りに進めます。

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情報の刷新も進んでいるようです。

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これですべて出来上がりました。
昔なら特殊工具がないと大変でしたが、今やいろいろなものを組み合わせて凌ぐことができます。
便利な時代ですねえ

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2021年11月13日

古いジュリアGTVの全塗装 その2

どんどん補修範囲が広がるフード

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これでは塗装後に出る波が心配なので代替を用意してもらう事になりました

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しかし当然補修ナシでなんか行くわけなく、いつもの通り、補修をしていきます。

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このフードの出自はレース車両からのものだそうで、レースは仕上がりのキレイさなど求められていないでしょうから、塗装もいわゆるパー吹きです。
問題は硬化剤の入っていないウレタン塗料を塗ってしまうと、上から違うものを塗装したときに、シンナーが完全硬化していない劣化塗膜を攻撃してトラブルを起こすのです

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まず、その劣化塗膜の上にエポキシ系プライマーサフェーサーを塗装して劣化塗装膜をシールして上から塗装する塗装膜の健全化を図ります。

しかし、何回塗ってもトラブルが発生します。

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下地が溶けてリフティングと呼ばれる現象が発生します。

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しかしめげずにこれを繰り返してエポキシの強力無比な硬化を期待して、ひたすらに塗装、強制焼き付けを何度も繰り返して、劣化塗膜を封じ込めます。
某国の事故を起こした原発のように...


止まない雨はないわけで
いつかは上塗りができるようになります。

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とりあえず、ベースコートからクリアーまで入れて、トラブルが出ないか用心深く確認します。

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これも数回繰り返します。
完全硬化したら上塗りが可能になるのです。
パテを付けていた上の写真が1月の後半、からクリアー入れたのはなんと5月の終わりです。
こればかりをやっていたわけではありませんが、簡単に終わらないので、何度も塗装すると、馬鹿みたいに時間とお金がかかるのです。

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2021年11月11日

古いジュリアGTVの全塗装

以前にも少し書きましたが、古いクルマの修理をしておりました
僕らにはかなり荷の重い作業となりましたが、順を追って見ていきましょう

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昨年は忙しくて殆ど進まなかったGTVですが、年末からいそいそと作業を開始
年始からは進めない事には終わりが来ないので、頑張って先に進めます。
しかし、現代のクルマとは大違いなので、なかなか進まないのです

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左右のプレスラインの違い。プレスラインの始まりや終わりが左右で曖昧
その他もろもろをどうするか考えながらサンドペーパーを当てていくのです

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全体的に車両右側のプレスラインはシャープで、左側はそれほどでもないのです。
それをどうするか?

そこへ来て塗装作業者がボンネットフードはデコボコ過ぎて研げないと言い出しました

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確かに手で触るとボッコボコです。
しかも右側に集中しています。
とりあえず、サンドペーパーで落としていきます。

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削ってはパテを付けてを繰り返しますが...

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どんどん大きくなる一方です。
ここまで大きな平面を出すのは至難の業です

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ものすごい粉を出しましたが、結局平面は望めず、何か違う代替のフードパネルをもらう事にしました。
ここまで来て適当な仕上げをするのはもったいないですから....


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フードの代替が来るまで先に、もう一度サフェーサーを塗装します。
今度は前回りも塗装します。
サフェはスタンドックスのVOCシステムフィラー、4:1のハイビルドタイプをガッチリ塗りました。

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ここまで来れば早いとか思うでしょう?
いやいやこれ、今年の1月18日ですから...

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ここからが長かった....



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2021年11月09日

ランボルギーニカウンタック....の本を買いました

先日、と言うかぼちぼち前、本屋さんでカウンタックの本を買いました
今回は完全な主観での記事ですから、興味のない方は飛ばして頂いて結構です。



正直なところ、何で買ってしまったのだろうと後悔しきり
重厚な装丁で値段も超立派、しかも著者は明嵐元ゲンロク編集長
中身を見ることはできなかったのですが、衝動買いしたのです。

しかし... よく考えてから買えばよかった。
著者の方がカウンタックに造詣の深い方なのはわかるのですが、可能であればご本人が写真に載らなくてもよかったのでは?と大変失礼ながら書いてしまう程 画面が悪い。人の事は言えませんがキ〇いおっさんの写真が多すぎるのです。

80年代後期の生産ラインの写真など貴重な写真の数々は大変に素晴らしいのですが、それ以外は痛く個人的なプライベート写真とお友達の紹介が多いです。それらを考えるとごく個人が自費出版した、至極 内輪に向けた本だったのかもしれませんね

そもそもどんなに海外ではクンタッシと読まれても、日本ではカウンタックと言う響きで定着しているので、無理にかっこよく言わなくても、和製英語みたいものでOKだと思います。

それにこの金額を払ってしまったのはつらかった
だから、買って一度軽く読んで、そのままどこかに置きっぱなしにしました。


僕は一つに寄るなら、個人的にはこのようなかなりマニアックなものに寄った方が好きだったりします。
これ買ったときは3300円でしたが....今は高いんですねえ




あとこれなんかはさらに面白かったですよ



著者はそれほど好きな方ではありませんが、中身が重い。
読むと多少なりとも影響を受けます。
物、素材、仕組みに対する知識が深く、そして実際に整備作業をする行動力は大変にスバラシイです。

まだまだ本を買ってしまう世代ですが、これらの本が出版されていた時代は遠い昔
今はほとんど昔の焼き直しの本ばかりですが、内容に優れた本がなかなか出版されない今日この頃、いよいよもって本屋さんから足が遠のいてしまうのです....
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2021年11月08日

悲しき調整の果てに

全く持って不可解なトラブルに巻き込まれた208
未だに原因はわからないまま、エンジン始動ができない事実だけがのこった208

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ここから先にはどうしても行けないのです。こうなるとソフトの再ダウンロードしかないはず。
要は、ギアはニュートラルに入っていますが、車体のコンピューターはAから脱してないのです。

つまり診断機でそれぞれのギアを認識してレリーズフォークの動きを調整したらおしまいなのに、ギアが途中でけっつまづいたもんだから、その位置で覚えたか、書き込んだかして中途半端に終わってしまった感じなのです

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プジョー所沢に連絡して後日入庫をするお願いをいたしました

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プログラムのDLばかりは手持ちの診断機ではできません
状況を話して預けて帰ります

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預けた夜に作業終了の連絡がありました。
一度初期化して最新のプログラムをアップロードさせたそうです。
ただ、どうしてこうなったかより、費用がかかった事をなんとなく気になさっていたところを見ると208ではなくても他の車種では経験があったのかなあ?

翌日に引き取りに行ってきました。

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お金を払って準備してもらう間に新型車を見ます
輸入車で3コートパールのクルマ多いですね

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冴えたブルーの塗装、リアスポイラーの塗装は結構キビしい感じ。
そうでなくてもこのくらいの価格帯の新車は肌荒れが結構あります

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何事も無く元に戻った感がありますが、原因がわからずおかしくなったので、いつかやがて何かしらのトラブルを抱えるかもしれません。なにしろ直してはいないのですから...

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複雑な気持ちのまま納車に向かうのでした

こんな気分で聴く曲です。それではどうぞ




僕の甥っ子が保育園行っていた時のお友達?が川島さんのお子さんだったと言う...
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2021年11月07日

プジョー208の車検とアクシデント

ルーティーンワークとなった208の車検整備です。

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基本的な分解点検に終始します。
なにしろ2万キロしか走っていませんし

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パット残量も大丈夫ですね。
あんまり同じパッドを減らないからと言う理由で使い続けると、材質が硬くなるのか
鳴くようになることがあります。

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ブレーキフルードは走る張らない関係なく2年ごとの全量交換が望ましいです

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エンジンオイルはモリゲン5W-40で参ります。

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車検も無事に通過して納車を予定した中、サービスランプリセットなどをします。

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車両に乗り込み、OBDからエラーコードを確認します

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いろいろな項目が見る事が出来そうです。
エラーの履歴を見ながら、最後にオートマの調整をして納車です。

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ロボタイズドトランスミッションは何もアルファロメオのセレスピードだけの物ではなく、世界の厳しい燃費基準を大きく後押しするトランスミッションですが、僕は一定時間使うと、キャリブレーションを推奨するクチです。
で、このクルマも例に漏れず、キャリブレーションをして納車するのですが、今回は違いました。

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キャリブレーション中にスタックしました!

これはまずいのですよ。
ギアとクラッチをコンピューターと油圧機械で動かしているので、センサーが非常に重要な役目をします。
つまりNを見失うと絶対にエンジンはかかりません。
おまけにギアはNでもメーアーパネルの表示はAのままです。
さて困った

突然起こった事象に困りながら、お客さんに事に次第を話して納車を伸ばしてもらうことになりました。
続きは次回
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2021年11月06日

トヨタパブリカの車検整備

MPIは一筋縄ではいかないクルマが多いです。
今回はUP20、初代パブリカ。
個人的にはパブリカと言えば2台目の方が馴染みがあります。お隣さんが持っていたのですよ
あー、でもよく考えたら2代目だったわあ

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今回は今にもキレそうなファンベルト
エンジンオイル
エンジンオイルフィルター
ブレーキフルード
バッテリー
スパークプラグ
そしてポイントとなかなかの整備メニュー

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ファンベルトの交換はこの空冷らしいフェアリング状の部品の脱着とセットになる模様です

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ま、当然、一番奥にある小さなベルトですから外さないと取れませんわな
ところが結構大変ですの

自動車部品らしからぬ物が

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フェアリングを完全に外すのではなく、あっちこっちにどけながら外します。

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なんだかキモチ悪い使い切ったベルト。
エアコンもパワステもないので、たったこれだけ

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トヨタの何がすごいって、普通に部品が出る事です。
1967年のクルマでも...

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新しいベルト、貼り方は現代のクルマと大差なし

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続いてオイルフィルターの取り外し。
フタを外す為にはバンジョーボルト2本を外すのです。

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昔の水筒のようなケース内。

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こちらもフツーに部品が出ます。純正部品

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続いて、ポイント。
むかーしのクルマに付いている、現代は潰えて久しい部品
接点が焼けるので、定期的な調整、交換が必要です。
ディスビ内部にあって、コイルからの電圧をディスビローターに伝える役目です。
この後、トランジスタが普及し、無接点式になり、大幅にメンテナンスの必要性が減りました

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これもふつうに部品商から出て来る。そしてどれも安価

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決まり位置に取り付けてギャップを調整したら出来上がり。
僕が免許取ったころは普通にあって、これが悪くなると、何とも言えない失火がおこり、おしりがかゆくなるようなじれったさを感じる走りになるんですよ

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スパークプラグも新品に。
とは言っても2本しか使いませんが

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前後ともドラムですから

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ホイルシリンダーの動きがスムーズでかつ、カップからの漏れがないか確認し

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ベアリングにはしっかりグリスを詰めて戻したら出来上がり。

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それでは検査に行ってまいりまーす
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2021年11月05日

アルファロメオ147セレスピードの修理 番外編

先日、セレ関係を修理した147TSですが、エアコンにも問題があるとのことで点検します
毎年夏前になるとエアコンガスを補充しているそうで、一度ヨソで見てもらったらしいのですが、費用がいくらくらいかかるのか教えてほしいそうで...

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かつて蛍光剤を入れて、それは確認したそうです。

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では配管を見ていきましょう

ざっと見てすぐわかるようならそれなりに重症です。
ですが間もなく発見できました

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おそらくここです。蛍光剤が見えるレンズをかぶせてみると

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ほらね。このホースのかしめ部分から漏れているようですね。
なぜわかったかと言うと、漏れている周りはコンプレッサーのオイルで油汚れしているのです。

別の角度から見ても

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やはり間違いないようです。

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見積りしましたが、作業には至りませんでした。
部品が国内ラス1だったことも一緒に伝えたのですが....


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2021年11月04日

アルファロメオ147のサーモスタット交換

今年の夏に大修理を施した147がもう修理です。
と思ったら、ドナーについていたサーモがよろしくなくて、交換を依頼されたのでした

部品が見た目キレイだからって性能が保証されるわけではないですね

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作業はカバーを外して、配管類を外していきます。

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今回交換するサーモはサーモを中心にヒーターホースなどに行く多分岐タイプで

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裏側にはガスケットも付いています

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インテークパイプを外して

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ラジエターアッパーホース、ヒーターホース、レシーバータンク、あと一本なんだったかな? あと水温センサーの配線も外します。

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サーモそのものは比較的おとなしく外れてくれます。

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水温センサーは移しかえないといけません。
これはそれほど故障はしないので、このまま再使用します。

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新旧を並べてみます。

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組み付けはしっかり締まっているか確認しながら組み付けます。

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国産車ではめったに交換しない部品になってきましたが、まだまだ使っているクルマも多く
また重要な部品ですから、もし水温がいつまでも低い、なかなか水温が上がらない
高速道路を走っていると水温計が下がるなどの症状を見つけたら早めの交換を心がけましょう

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2021年11月03日

メルセデスの塗装の問題

もう砂金のメルセデスには使われていませんが、古いメルセデスにはサッコプレートなるドアモールが付いていた時代がありました。
1990年代にトヨタでも流行りましたが大きなサイドプロテクターを付けるのです。
しかも色違い。ツートンカラーになるわけです。

今はすっかり見なくなりましたが、大きなサイドプレートはエスティマやアルファードでも割と最近まで見ましたが、いよいよ過去の物になりつつあるのでしょうか? あまり最近のトヨタ車はしりませんが

メルセデスは当時、バンパーモールなどを独特の半ツヤで仕上げるのがW124やW210でも見られました。
その半ツヤをスタンドックスではサテングロスクリアーと呼んで商品化していました。

時代の流れと共に半ツヤの部品が無くなり、今はサテングロスクリアーと言う商品そのものが消滅してしまいました。
今回はEクラスの補修で注意しないといけない塗装のトラブルについてです。

一見ちゃんと塗装のされたモールですが

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塗装の後はよく見ないと再塗装の売れ機目に当たるので、細心の注意をはらって確認します。

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塗装ブースの照明を落として

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LEDライトを使ってよ〜く見ると

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だんだん見えてきます。部品右端の部分、塗装が透けて下地が見えます。
「透け」と言う現象です。原因はベースコートの隠蔽不足。
再塗装しか方法はありません。
クリアーを塗装する前なので、大した問題にはなりませんが、塗装後または組み付け後に発覚すると大変な事になります。

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塗装はサタのガンではなくプラモデルやサフェーサー、ラジコンを塗装するイワタのワイダー101を使います。

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塗装した後は2部ツヤのつや消しクリアーを塗装して焼き付けたら終了です

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2021年11月02日

動力に主開閉器を付けました

サンマが高いです。
サンマの塩焼き、超おいしいのに高級魚の仲間入り

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しかもなんか小ぶり。デカくて脂の乗ったヤツ食べてえなあ

さて本題はそれではなく表題にもある通り主開閉器を付けました。
なんじゃそりゃ?と多くの方が思うかもしれません。
動力と呼ばれる200Vにつける装置です。

ハナシが戻る事25年前、平成8年の11月に今の工場を賃貸契約してMPIは始まりました。
整備工場には欠かせないコンプレッサーを動かすには動力の200Vが必要で、さっそく東京電力と契約しまして
200Vを引き入れてもらうのです。

その際に東京電力と負荷設備契約と呼ばれる圧倒的に消費者に非常に不利な契約を結ばされます。
それしか選択肢はありません

負荷設備契約とはおおまかに言うと200Vを使うすべての機器の消費(定格)電力の合算になります。
つまり、溶接機や塗装乾燥機、ミキサーなどもろもろの消費電力をすべて足した電流値です。
すなわち、一人で作業していたら塗装をしながら溶接はできませんが、いっぺんにすべての機器が動かせる内容の契約を強いられるのです。
全ての合計が、MPIの場合、23kWの契約で基本料金が23000円、電気使用量が3000円なんて珍しい事ではありませんでした。

ところが、世論を無視できなくなってきたのか、電力自由化の際に東京電力はこの負荷設備契約に加え主開閉器契約も可能になったのです。
その主開閉器契約は、実際の消費電力を元に算出し電子ブレーカを増設して瞬間的な起動電流をやり過ごし、常時新たな契約容量以内で使える現実に即した契約内容と言えるでしょう

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今までも外部の電子ブレーカーの営業が来ていたのですが、すべて機械のリース契約で、すべて追い返していたのですが
今回はまず、電気保安協会がやっている、レンタルである
この二つの理由から契約したのです。

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一度リース契約をしてしまうと、いかなる理由においても支払いは必ず発生し、一括での清算以外に無くすことができないのです。
ところが今回の場合はレンタルなので、もし、もっと素晴らしい契約の種類が出てきた際に乗り換えが可能であるというメリットがあります。

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また今までは決められた200Vの機械しか使えなかった200Vもこの契約からは、ふつうのコンセントと同じく、マルチタップなどで他に電気を分ける事ができるのです。
つまり、それは今まで違法だった変圧トランスを使って200Vを100Vに減圧して電灯や冷蔵庫を200Vから合法的に使うこともできるのです。合法的にです!

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ウチの200Vは正回転しているのをテスターでできる事を教えてもらいました。

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電気代の請求が楽しみになってきました。


2021年11月01日

さよならクアトロポルテ

先日360モデナを購入頂き下取りとなったマセラティクアトロポルテ

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乗るといいクルマですね。
5年間とそれほど長い期間ではありませんでしたが、すごくかわいがってもらったクルマです。

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ちょっと先輩の年式のクーペとパチリ

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エンジンはどちらも4200のモデナで作られたフェラーリのF136 すばらしいエキゾーストサウンド
それをフツーのオートマで乗れる面白さ!

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こちらはF1です。
でもF1はセミオートマの面白さがあります。診断機で調整して乗るとフツーのATでは味わえない強烈なドライビングフィールが味わえるのです

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どちらも同色なのは偶然

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PPGのビアンコエルドラド

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でもこれが見納めです。
業販に行ってしまいます。

かつてフェラーリのエンジンを載せたのはフィアットディーノ、ランチアテーマ8.32、そしてこの時代のマセラティクーペ
あとはアルファロメオ8Cをどう見るか?

もはや工芸品の域のフェラーリエンジン、本家のはとても手が出ないのですが、マセラティなら本家の半分の半分くらいで手に入りますぜ
ご検討中の方は是非、MPIまで
こんなガラスサンルーフ付きで

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ZFの6速ATは大変に運転しやすいですよ

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