2021年10月18日

テージスのパワーウインドウ修理

別件で預かっている際に、リアウインドウを開け閉めしたときにかちゃかちゃかちゃと嫌な音を立てながら下がって行ったドアガラス
もうその後は2度と動く事はありませんでした


典型的なパワーウインドウレギュレーターの破損です
ところが国内に部品がないので、これも取り寄せました

ではテージスのリアドアの交換手順を説明いたします
このクルマも例に漏れず内装がかなり浮き始めています。

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ボルトはグリップ

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エスカッション下にあります

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グリップのカバーは強烈に硬く勘合されているので、根性が必要です。
しかも壊したら高官部品はありませんので、注意深く作業することが必要です

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上下にボルトがあります

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例のリブCVボルトです。トルクスでもどうにか外れますが、ボルトをいためる原因なので、なるべく専用の工具を使いましょう





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エスカションの下側のゴムグロメットを取ると5mmのヘックスもあります
こういう手順を詳しく書くのを嫌がる方もおりますが、特に販売店なんかの多くは、自分ではクルマを触らない人の方がはるかに多いので、知ってもらいたいのです。自動車を整備する大変さ、また自分で修理する楽しみを。

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ボルトを外したらあとはクリップを外す作業です

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専用の工具と言ってもKTCなんかのが良いと思います。これでうまく引き剥がしていきます。
くれぐれも言っておきますが、換えの部品がほとんど手に入らない車種なので作業は気をつけて行ってください

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内装には多くのハーネスが通っています。丁寧にコネクターをはずしていきます

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ドアハンドルのリンケージはプラスチックでガタやコトコト音を出さないような工夫が見られます。
さすが高級車

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ウオータープルーフシールはもちろん部品がありませんから丁寧に切り離していきます。

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うまく切り取りました。再利用が前提なので大事にとっておきます

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ドアシェルがあらわになりました

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ウインドウレギュレーターを止めているナットが下側2個

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モーター3個

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上1つ

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そして何より象徴的なのがこのウインドウレギュレーターとガラスを止めている部分です。
ガラス側の凸部分がレギュレーター側の凹にがちっと合わさってボルトを止めます。
殆どのアルファはガラスの穴に、U字条のプラスチックのフックが嵌ったり、レギュレーターから生えているABSかデルリンで出来た棒を穴に差し込んでクリップで留める方法です
1箇所だけでガラスを止めるので、ランチャンネルが痩せると、ガラスのスラスト方向にガタが出て、ガラスがハスに上がるようになり、負荷が大きくかかるようになり、レギュレーターが砕けるのです

しかし、この方法だと左右のガタが少なくなり、結果レギュレーターが長持ちするのです
さすが高級車


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ガラスが落ちてこないようにして作業します

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レギュレーターが外れました

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ワイヤーを引っ掛ける部分が砕けてワイヤーが外れました

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このワイヤーです。大変よく出来ています。

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新旧、レギュレーターの交代です


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新しいレギュレーターにはおまじないのグリスを塗ったくります


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ボルトはぴったり合います。

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一度接続して動きを見て、問題なければ組み付けです

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ウオータープルーフシールははがれてこないようにブチルテープを1周させてしっかり接着しましょう

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ドアトリムにはこのシムを忘れずに

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こんなところにまで静粛性に気を配っているのですね。さすが高級車

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さて、これ見て作業したあなた!
なんかください(爆)

posted by admin at 22:43| Comment(0) | TrackBack(0) | ランチア