2021年06月29日

熱狂の時代

今日久しぶりにUFOを聴きました



いやあ、一瞬でよみがえる中学3年生の記憶、みんな元気なのかなあ?
このOnly you can rock me ギターがどうこう言う前にメロディが抜群です。

この頃、彼らに限らず
ウリジョンロート


この人らのようなメロディが今は無いように思います
他にもこの頃には素晴らしいメロディがたくさんあります。数えきれないくらい

リッチーブラックモアが好きでシェクターのピックアップにスキャロップド指板までマネした人
夢中で追いかけた、その熱狂と言うかエネルギーが今は無いように思うのは、単に僕が歳をとっただけなのでしょうか?

毎週金曜の午後8時になると夢中で見ていた新日プロレス



次々に現れる強いレスラー、まあ、アングルだのブックだのと言うのもありますが



こういった夢中にさせる何かが今はあまりないような気がするのです

bafbfd8f39d4d5121806df8d89f8d9d7_7.jpg

いつの間にか、そういった事に気が付かなくなったのか、本当に無くなったのかはわかりませんが、このような人々を熱狂させるブームがまたまた起きてほしいなあと思ったりするのです



2021年06月28日

日産ジュークニスモの事故修理その2

修理は多岐に及びます。まずはエアコンガスを抜いて、分解作業から
エアコンガスがR134、既に最新の冷媒R1234が登場して久しいですが、まだまだ134が多くいます
しかし大気開放は厳禁で、地球温暖化を早めた遠因のひとつでもあります

RIMG8073.JPG


この帽子はですねえ

RIMG8078.JPG


このようにボルトの頭にかぶせて

RIMG8079.JPG

専用のソケットでボルトを回すとキズが付かないと言う優れものです。
いや、見る人が見れば簡単に修復の跡と言うのはわかるのですが、あくまで気持ちです...

RIMG8082.JPG


解りづらいですが、エアコンのパイプがバンパーとインターク−ラーの間に挟まれてインタークーラーが変形してしまいました
また、エアコンコンデンサーもかなり変形

RIMG8084.JPG

さらにコアサポートと呼ばれる骨格部品にも変形が見られます

RIMG8089.JPG

バンパーサポートも変形しています。ここは超高張力鋼板と言う新素材で作られていて、直す事ができません
強烈に強烈に硬いのです。

RIMG8091.JPG

最近のクルマらしく基本的に修理ベースにならず、交換主体の修理方法になりますので、分解前の保険会社の見積りは、なんと修理費用の85%が部品代と言う恐ろしい内容になっております

インタークーラーは衝撃に巻き込まれ取り付け部分が折れています。もちろん交換

RIMG8131.JPG

一通り、部品を外した状態。

RIMG8132.JPG

さらに特殊な工具を使って寸法を確認していきます。

RIMG8135.JPG

右側には上下の骨格部品に狂いが生じ、基本的に交換となりました。

RIMG8136.JPG

次回に続きます。


続きを読む
posted by admin at 23:28| Comment(0) | TrackBack(0) | 未分類

2021年06月27日

シトロエンC4ピカソその2

シトロエンと言うかこのあたりのPSGには全部載っていたであろうBMW直4。
1600の良いエンジンですが、トラブルが多いのでも有名なエンジンです。
ターボでBMWらしくよく走るのですが、メンテはつきものですね

まず、I/Gコイルを交換します

RIMG8306.JPG

合理性のカタマリで、ボルトは使っていません。パチンとはめ込むだけです。
この時、スパークプラグも交換しようとしていたのですが、プラグレンチを探していたら雨が降り出してサドンデス

RIMG8307.JPG

スパークプラグ、12mみたいですね。どおりで持って行ったプラグレンチが合わないわけで
とりあえず、コイルだけは交換して終わりました。
コイルはhella製

RIMG8309.JPG


ちなみに画像がありませんが、エンジンオイルはリキモリの5W-40、抹茶味のモリゲンを入れました
相性抜群です


そして、何と言ってもこのクルマのトランスミッション、セレスピードですが、シトロエンではなんていうんですか?EGS?
なんでもいいや、それを少しでも運転しやすくするために、久しぶりの手りゅう弾交換です

RIMG8680.JPG

純正のアキュームレーター。
結構いい値段します。しかし、背に腹は代えられません。きっと素晴らしい結果になる事を期待して交換しましょう

まず、システムの減圧をします

RIMG8682.JPG


さらに作業サポートから

RIMG8683.JPG

減圧を選び進めていきます。いかにもシャコシャコと減圧作業の音と共に終了

RIMG8684.JPG

ターミネーテッドー!
爆弾緩めまーす
爆弾よーし

RIMG8685.JPG

さぞやフルードが出るかと思ったら、あんまり出ませんでした
マニエッティマレリのマークが泣かせます。

RIMG8687.JPG

新旧パイナップル。

RIMG8688.JPG

新しいパイナップルを投げ込んだら、フルードの点検。

RIMG8691.JPG


まちがいなくセレユニットと同じです。後述しますが、159のセレと同じようです

RIMG8693.JPG


僅かに足したのはセレに入れるCHFフルード。

RIMG8697.JPG

続いて昇圧させてクラッチの最適化をします。
セレのクラッチトラベルなどを診断機で自動的に調整してより良い乗り味にします。

RIMG8699.JPG


基本的にクラッチのつながりや、ぎくしゃく具合はこのセレユニットが決めていますから。行ってみればここが一番大事と言えます。

RIMG8700.JPG


さらにここから試乗して1速-2速の変速を4回繰り返したりいろいろします。
変速で重要なのは1-2速で、3速から先は多少ラフにクラッチをつなげても、それほど影響ないので、特に走り出しのスムーズさが大事ですから

RIMG8701.JPG


終了しました。

RIMG8702.JPG


さらに、キーをオンオフしたりで学習させます。

RIMG8704.JPG


このようにして調整するのですねえ。

RIMG8706.JPG


さて、肝心の乗り味ですが、かなり改善しました。
線の細い感じのしたクラッチをつなぐ作業はかなり改善し、坂道発進などめっちゃくちゃスムーズになりました。

RIMG8828.JPG

まあ、お世辞にもデザインが良いとは言えませんが、今回は166の代役で、車いすを利用する同居の年寄りを乗せる目的でした。

このクルマはプラットフォームも低く、足の悪い年寄りにはちょうどいいように思います。
また、僕のようにRV車にアレルギーのある方で、どうしても3列ワゴンを選ばなければならない場合、かなり重宝します。
ガラストップなので重量物が天井にある為に、段差を片輪ずつ降りるようなところでのロールの収まりは悪いですが、走行中のロールはエアサスのおかげで大変少なく、乗り味としては大変良いクルマです。

また2列目シートもそれほど窮屈でないので、5人乗車であれば3列目を使わなくてもぜんぜん大丈夫です。

1600エンジンはターボで5人乗車でもとても快適に走れます。
オートクルーズも付いていますから高速での遠出も良いですね。

結構良い所だらけのC4ピカソ、一家に一台良いかもしれません


まとめ

良いところ
・1600ccでも軽快に走る
・初期のセレにあるような神経質さはかなり改善
・エアサスなどのもたらす、絶妙なサスセッティング
・広大なフロントガラスとガラストップ
・ギミックいっぱい、特にエアコンとサンシェードは上出来。奥様喜ぶ

悪いところ
・ウルトラチープな内装。特にダッシュボード上のフタは必ず表皮が剥がれる
・凡庸なデザイン
・部品が高い
・ぶっこわれそうなメカニズムが多い(エンジン、EGSシステム、クラッチ、エアサス)
・おそらく奥様は運転したがらない

posted by admin at 19:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シトロエン

2021年06月25日

シトロエンC4ピカソ

車検のピンチヒッターでMPIに来たシトロエンC4ピカソ。
乗り始めて約1か月、なるほど乗るに連れて味がよくわかってきました
別に自家用車としてだけはなく、最終的には商品となる可能性が高いので整備もします

RIMG8233.JPG


スタイリッシュとは縁遠いデザイン。
この凡庸なデザインはこのクルマの最大の欠点かな?
ここまで来たらもう少し攻めたデザインでもよかったような...

RIMG8232.JPG


デザインは凡庸でもクルマの無いようはかなりアヴァンギャルドで、リアにはエアサスが奢られています
しかもパワーパーキングブレーキです。うひゃ、壊れそう

RIMG8247.JPG


下回りはキレイです。

RIMG8252.JPG


このクルマ、オートマチックと言っておきながらセレスピードです。
シトロエンでは何と言うのかしりませんが、セレスピードです。
セレスピードである以上、何かしらの整備が必要になります。

RIMG8253.JPG

そしてBMWと共同開発し、さっさとBMWは使用しなくなった1600ターボエンジン。
これもまた何かしらの整備が必要と思われます。

いや、このクルマ、なかなか奥が深いんですぜ。


RIMG8266.JPG
posted by admin at 23:47| Comment(0) | TrackBack(0) | シトロエン

2021年06月24日

日産ジュークニスモの事故修理その1

日産ジューク、発売されたときは結構、心躍りました。
なによりこのデザインです。
ヘッドライトがどこで、ウインカーがどこ?とまるでムルティプラのようです
そんなジュークの事故を修理する機会がありました。

RIMG7915.JPG

ジュークはジュークでも、ニスモのジューク
このクルマ、かなり速いです。それもそのはず4WDターボでニスモチューンですから
ペダルボックスなんて付けなくてもむちゃくちゃスピードでます。

しかし、それゆえかやっつけてしまいました。

RIMG7919.JPG

一見それほどひどくなく見えますが、ボンネットフードがかなり隙間があります。

RIMG7926.JPG


指なんて普通に入ってしまいます。

RIMG7927.JPG


反対側は普通に閉まっているいるので、フレーム系の修理交換が予想されます

RIMG7929.JPG

バンパーを外して中の骨格部分を見ます。

RIMG7940.JPG


骨格ではありませんが最近では付いているクルマを見なくなった、バンパーリーンフォース
思いっきり真ん中が折れています。

RIMG7944.JPG


あちらこちらに衝撃の入力が見られます。
事故修理の規模としては小破か中破の入り口くらいと言ったところでしょうか


RIMG7948.JPG


ライト類はみんな壊れてしまって交換が必要なようです

RIMG7951.JPG

と言う事でこの日産のクルマを直していきます



posted by admin at 23:02| Comment(0) | TrackBack(0) | 国産車

2021年06月22日

素材の会社だよ〜

ミトのフロントガラスにひびを入れてしまったたらーっ(汗)たらーっ(汗)

RIMG7774.JPG


ちょっとした不注意なのですよ

RIMG7775.JPG

しかしガラスなのでビシッと行ってしまうと手の施しようがありません
交換オンリー

RIMG7776.JPG


しかもなんと国内に欠品中と言う....
このガラスよく見ると

RIMG7778.JPG

そこでこのCM。
Mで始まりIでおーわる、クルマの会社はMPI



RIMG8442.JPG


そうAGC=旭ガラスなんです
ちょっと前まで、フロントガラスを見るとASAHIとだけ書いてあったのですが、最近はみんなAGCです。
しかもこのコマーシャル、見ると頭の中にずーっと残るのですよ。

AGCオートモーティブのLamisafeなる商品のようです。
かわいいすずちゃんが出て来るだけで、AGCはグローバルな会社ですね


いろいろなところに進出してきているのですねえ
posted by admin at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオミト

2021年06月21日

さよならラパン

ある特定のお客さんにはなじみの深い代車のラパンターボ
思わぬ形で別れがやってきてしまいました

なにしろ、このラパンについては長期の代車が多く、エンジンオイル交換などメンテナンスをすることなく出続けたら
タービンブローしたようです。

KIMG1386.JPG


たまたま、せがれが軽井沢、伊香保と走っていたら、伊香保の上り坂で突然白煙と共に速度が40kmくらいしか出なくなったそうです。しかしお客さんの許になくてよかった。

でも、損害保険のサービスも手厚くなりました。伊香保から普通にレッカーしてくれて、代車にレンタカーまでつけてくれる徹底振り

KIMG1387.JPG


わずかな間ですがよく頑張ってくれました。
しかし、1度は廃車するところでしたが車検を取ってETC、ナビをつけて近代化させて、ついこの間、軽自動車税まで払って廃車とは悔しい限りではありますが...

KIMG1389.JPG

やっぱり直そうかな? いやいやこのまま鉄筋に生まれ変わってもらおうかな〜?

posted by admin at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | 国産車

2021年06月20日

今日は父の日

今年もあっと言うまに、折り返しですね

カレンダーと実際の祭日の日付が違うそうで気を付けないといけません
そして今年も父の日が来まして、自分の好きなものは自分が買うというコンセプト?の元に
今年は、田無の酒屋さんで八海山を買いました

RIMG8522.JPG


明鏡止水の大吟醸と最後まで迷いましたが、八海山の方が淡麗さに富んでいたところを重視して買いました

10日に一回しか飲まないので、アルコール度数の高いのが良いです。しかし可能な限り強烈なのが良いのですが、火入れしていない生酒は冷蔵庫保管なので、家の情勢を考えるとなかなか難しい

そこである程度火入れした酒が良いのですが
火入れした酒はどうしてもマイルドになります。
かと言って、全く火入れしていない発砲状態のドブロクも扱いが難しいんですが
そのあたりのバランスが難しいのですね

今年は八海山なのですが、やはり上手な酒造りですねえ
キレ
香り
喉越し
後味

どれをとっても満足できるお酒です

これってメルセデスに似ています。
決してトヨタではないことが何よりの証拠です。


2021年06月19日

2つのジューダスプリースト

ジューダスプリーストからKKダウニングが脱退して久しいですが、長らく1線から遠ざかっていたのですが、2年前に突然カムバックして、しかも盟友、レスビンクス、リッパーオーエンスらと往年のヒット曲を演奏し始めました

そしてついに待望のニューアルバムが発売されます
Amazonでも予約が始まりました。さっそく予約してしまいました
下の画像からもAmazonのサイトに行けます。


それがなかなかよさそうです。
もはや完全に旬が過ぎてしまったおじいさんたちとハゲのバンドに比べて、こちらは20年以上若返った感じのおじいちゃんが始めたバンド
いやあ、これがなかなかスゴいサウンド。やる気十分


2019年のギグではレウsビンクにデビッドエルフソンのリズム隊でしたが、ニューアルバムでは残念ながら手首の故障でレスビンクスのプレイを聴くことはできません。
しかし、リッパーオーエンスの声も出てるし本家よりはるかにいいです







デビッドエルフソンもメガデス追い出されちゃったんだから合流すればいいのになあ

ついでにリッパーオーエンスつながりで、こちらは2012年のウエンブリーアリーナだって




コピー? カバー? そんなの関係ないや〜
posted by admin at 23:30| Comment(2) | TrackBack(0) | ヘビーメタル

2021年06月18日

カンビオコルサ ポンプの交換

さて、泣く子も黙る極悪マセラティ4200クーペ。
ちょっとやそっとの巡り合わせじゃ乗ることのないクルマ。

いつかはフェラーリ、いつかはマセラティ?
いやいや、いつかはじゃ永遠に乗れませんぜ。

ただやみくもにクルマを手に入れるだけじゃあきまへん。カネを積むことぐらいだれでもできます。
問題はそれをいかに維持するかですな。

先日、販売したマセラティ。もう調子の悪い所を発見されてしまいました。
冷間時、特にかけ始めに1速から変速しない時があるとの訴え
車検と併せて預かると、確かにかけて間もなく走るといくらパドルを動かしても1速から変わってくれません。
間もなく、普通に変速できるようになるのですが、ちょっとよろしくないので修理します。

今回の修理はカンビオコルサのポンプが悪いと断定して作業を進めます。
このクルマ、カンビオのオーバーホール歴があって、変速できない原因はポンプかソレノイド、パドルスイッチしかありません
診断機でカンビオを覗いてもエラーは確認できません

油圧不良と考えてポンプを交換します。

RIMG8139.JPG

このクルマ、トランスミッションはリアに付いております。フェラーリもそうですが、この手のクルマ、リアアクスルにトランスミッションがくっついているケース多いですね。フェラーリ456もこんな感じでトランクからアクセスしたような気がします。

RIMG8140.JPG


トリムを外すといかにも取れそう

RIMG8141.JPG


そしてトランクの底、洗面器みたいな形の部分がごっそり外れます。
外れるのは結構なのですが、もう少し前まで外れてくれればすごく作業性がよくなるのに....

RIMG8144.JPG


なんかマセラティをかぶっているみたい

RIMG8147.JPG


このようにして見ているのです。

RIMG8148.JPG


何が見えるってこのようにコントロール部分が丸見え。
ポンプはこの奥にあります
このいっぱいあるのは変速用のソレノイドバルブで、この奥にある為にソレノイド関係全部外すとなると気が遠くなります...
通常の手順なら、まず、ポンプのヒューズを抜いて、診断機を使ってシステム内を減圧させるところから始めます。
しかし、たまたま海外のマセラティのフォーラムでモーターだけを外す方法が紹介されていて、僕もその方法にのっかる事にしたのです。

RIMG8149.JPG

その前に横を見るとエキゾーストパイプがつっ通っております。

RIMG8151.JPG


もちろんその先にマフラーがあるのですが、ここは彼らのこだわりなのか、テールエンドピースがバンパーの穴の中央に来るように調整できるようになっているんです。

RIMG8154.JPG


もちろん反対側も。ここはフェラーリでもクアトロポルテでも作業したことがあるので、全くおんなじだと思いました

RIMG8155.JPG

いきなりですがポンプです。
途中の画像? 後で理由を説明しますが、とてもじゃないけど撮影なんてできませんでした。
上の画像にあるように、まるで
自動車を置いて、その周りにジャングルジムを作って、さあクルマを出しましょうなんて感じなんです。

RIMG8157.JPG


新しいポンプはコレ

RIMG8158.JPG


好きな人は品番を見ちゃうでしょ? 
そうこれ、アルファロメオのセレと全くおんなじポンプです。
やりぃ! アルファから取れば安く済むじゃん。
なんて思ったら、マセとアルファ、部品の値段同じでした(笑)

RIMG8159.JPG


このようなボルトで止まっています
僕の手のひら見てください。とても塗装作業する人間の手とは思えません。
こんな日は当分塗装したくないですね。
あ、お米を1回研げば爪の間から何からきれいになるんですよ....

RIMG8165.JPG


かなり出来上がってきたので、やっと1枚画像を
配管周りを外さず作業したので、少し早くなりましたが、ポンプの交換には倍の時間がかかりました。

RIMG8167.JPG


これでほとんど完成

RIMG8172.JPG


しかし美しい下回りのクルマですねえ。

RIMG8175.JPG


この手のクルマはこの手のクルマに慣れた整備工場とセットで買わないとダメです。
こればかりは、車体だけ買っちゃうと痛い目にあいますから....

でも、でも極上の運転フィールはいかなるクルマとも比較できない素晴らしい物です。
特にコーナーリングなど素晴らしいパフォーマンスを体感させてくれます。
フェラーリのエンジン、伊達じゃありませんでした。

このデザインでこのエンジン。
イタリアの自動車趣味の真骨頂だと思います。
この乗り味はアルファやランチアのいかなるものとも違う印象です。
車重2tちょっと。排気量4200cc
そりゃ普通であるはずないかと
posted by admin at 22:45| Comment(0) | TrackBack(0) | マセラティ

2021年06月16日

神バンド

スーパーバンドですね、Sons of Apollo
僕は知らなかったのですが、2017年に結成されているようです。

ドリームシアターからドラムのマークポートノイ、キーボードのデレクシェレニアン組
なぜかガンズのロンサール
元タラス、MR.BIGのビリーシーハン(この書き方懐かしいでしょ)
そして元タリスマン、元ジャーニー、いやいや、元ライジングフォースのわれらがジェフスコットソート
からなるバンド
すんごい肩書ですねえ

ちなみに僕、ロンサールって知りませんでした。誰それ?
尤も、ドリームシアターが有名になるころにはメタルやめてたからなあ
現役時代もガンズなんかほとんど興味もなかった、というかああいったスタイルの音楽に興味がなかったです。
ちなみにKISSもエアロもヴァンヘイレンもほとんど興味なかったなあ。

そのSons of Apolloのライブアルバム
ライブ ウイズ ザ プロヴディフ サイコティック シンフォニー


この中で数曲カバーというかコピーをやっているのですが、その再現度がすごい
レインボウのバビロンの城門


こちら本家のバビロンの城門。なんだかんだで本家の方が素晴らしいかなあ?
実際に演奏してないのに....


それでもこのカバーのクオリティは素晴らしい。ディオの末期の方で、クレイグゴールディやダグアルドリッジにルディサーゾ組が演奏していましたが、それからすると、はるかにレベルが高い
ダグのライブはこちら



他にもエアロのドリームオンも演奏しています。


こちらもディオがコピーしています。ギターはミスターシュレッダーのインヴェイ
どういう流れで録音したのかわかりませんが、当時僕がエアロで唯一、聞くことに抵抗がなかった曲です


そしてダイアリーオブアマッドマン
これはさすがに対比されるカバーがオフィシャルでほとんどないです
ランディのトリビュートアルバムでアクセプトのウルフホフマンが演奏していますが、あまり好きではないので割愛(笑)


圧巻のこのメンバー+クワイア、オーケストラでの再現です。
本家のレコーディングにかなり忠実に再現されています
すばらしい....

でもね、どうもそれ以上が足りないんですよ。
すごいレベルの人が、すごいテクニックや設備などを使って演奏する素晴らしいクオリティのコピー

いやいや、素晴らしい人たちなんだから、あの時のような素晴らしい曲を書いてほしいんですよ
特にドリームシアター。技術的にすごい人たちなのに、精巧に再現するコピーを演奏するんです。
それなのにオリジナルの曲を聴いても、なーんか夢中になれないんですよね〜

1980年から1990年ころまで、ものすごいエネルギーでメロディセンスで爆発的に売れたヘビーメタル
すごいスピードでしぼんじゃったんですね
どのように廃れたのか、関係していた僕もよく覚えてないんですよ。

91年からはクルマ業界に行ってしまったから、HMから遠ざかっていたんだな〜
posted by admin at 22:57| Comment(3) | TrackBack(0) | 未分類

2021年06月15日

スプレー神社

今、MPIでは3種類のクリアーを使っています。

RIMG8418.JPG

VOCプラチナ、VOCエクストラ、そしてエクスプレスクリアー
どれも大変に性能がよく、内容は大変に満足できるラインナップです。

しかし...
作業するのは機械ではなく人間です。
それゆえ、作業には常に何かしらのリスクが付いて回ります

RIMG8402.JPG

キレイでしょ? 頑張りましたから
今、作業中の日産ジューク・ニスモのフードです
特に最終仕上げのクリアー塗装は流れるか流れないかのギリギリの線で載せると、最も美しいと言われています
流すとは塗料が垂れてしずく状になる塗装のトラブルの業界用語です。

RIMG8404.JPG


それゆえ、限界まで載せます
今回はVOCエクストラクリアーです
最近主に使っている主力の商品です

RIMG8415.JPG


1度目は軽く、しかし2度目はがっちり載せます
夏場は温度が高いためにクリアーが大変にやわらかく流れやすいのです

RIMG8407.JPG

美しいですが、70℃で焼く際にさらに伸びて、結果流してしまう時があります。
1度流すとリカバリーにはなかなか大変なので、とにかく流したくない
かといって、肌が悪い状態で終わらす事はもっと嫌

RIMG8408.JPG


そのときに「あー、神様、流れませんように」なんて勝手に宙を拝むのです。
スプレーブースに神棚建てようか?なんて冗談とも本気とも言えない事つぶやいたりして

この塗装したフードをつけるだけではなく、これを車体に取り付けたら、左右のフェンダーと同時塗装して、色の違いをわからなくするのです。
だから今は下塗り。
あー、また、この胃の痛い作業を繰り返すのかあ....
posted by admin at 22:36| Comment(0) | TrackBack(0) | 塗料

2021年06月14日

LEDライトって難しいよねえ〜

作業灯選びと言うとのは意外に難しいのです。
僕は特に目が悪いので明るい作業灯は必須

むか〜し、僕がこの業界に入ったとき、作業灯といえば白熱球を挿して、プラの網が申し訳程度にある100Vのものでした
それが、LLCなどがポトッと落ちるとパンと割れてイライラしましたが、それから間もなく蛍光灯の100Vのものが出始めて、多くはそれに変わりました。

100Vの蛍光灯作業灯の時代は長く続きました、その間水銀灯の置き型作業灯などありましたが、すごく明るい分、影ができてしまいやはり蛍光灯のものには取って代わる事はありませんでした

ところが蛍光灯の作業灯は360度照らしてしまうので、反射鏡代わりにフィルムを入れて一部を隠していたのですが、ここ一番の大事なときにライトが回転して、めつぶし攻撃を食らわせるのでした

その分、LEDの作業灯が出てきたときに、ものすごいスピードで蛍光灯の作業灯を駆逐しました。
もはやLEDの作業灯なしで、自動車整備はできないくらいです。

しかし、LEDライトの登場から時間が経つにつれ、良し悪しの沙汰が行われるようになりました
特にジェントス旋風はなかなかすごかったのですが、長くコンペティターの商品を見ていなかったら
いつの間にかジェントスがちっともいいと思えなくなるような商品が発売されていました

今回、登場するのは現時点で最も使いやすいと思われえるLED作業灯です
どれくらい気に入っているかと言うと壊れたわけでもないのに2個目を買いました。
Eくんにもむりやり買わせてしまいました

RIMG8385.JPG


イチネンMTMと言う会社が発売元なのですが、この会社僕らにはなじみの深いイチネンケミカルズすなわちイチネンホールディングスのグループ企業で、かつてフロアクリーンで有名な日本コーザイを吸収した会社です
一般の人はクリンビューのメーカーのタイホー工業といえばわかりやすいでしょうか

そのタイホー工業とコーザイが合併してできたタイホーコーザイがイチネンに買収されてできた会社です

RIMG8386.JPG


なんと言っても軽い

RIMG8387.JPG

そして小さい

RIMG8388.JPG


本体とホルダーの2個からなり、それぞれにマグネットがついています

RIMG8389.JPG

軽いのでくっつく条件がよければほとんど落ちません

RIMG8391.JPG

ホルダーを使えば

RIMG8392.JPG


いろいろな角度で使えます。

RIMG8393.JPG


こんな風にしてもまず落ちません

RIMG8395.JPG


ボンネットフード、トランクフードの中、運転席や助手席の足元、狭いところでも大変に重宝します。
充電時間も短く、明るさも抜群
先端にもLEDがついて、覗き込むようなときにも使えます
数あるLED軍団のなかでもぶっちぎりの使用頻度です。

RIMG8396.JPG


アマゾンでも販売されているので、是非使ってみてください。



posted by admin at 20:51| Comment(4) | TrackBack(0) | 工具 展示会

2021年06月13日

部品部品と言うけれど

もはや国内の在庫ではなかなか賄いきれない整備需要
海外のサプライヤーから輸入するわけです
すると必ず付いて回るのが送料なのです。だからシッパーさんにはある程度まとめて送ってもらう必要があります

RIMG8204.JPG


今回も147TSの部品が1箱と

RIMG8207.JPG


155、156関連が1箱

RIMG8209.JPG


決してごみじゃありませんよ

RIMG8210.JPG


これ、こう見えてかなりレアな部品たちです。
155を塗装をレストアする際には無くてならない物ばかり

RIMG8212.JPG


逆に何に使うんだ?と言った部品もあります。赤革内装の156用アームレストとか(笑)

RIMG8213.JPG


156は2.5V6のラジエターロアホース。
これも純正品が手に入らなくなって久しいです

RIMG8215.JPG


そんなこんなで定期的に、こんなの何に使うんだ?的な部品も含めて入荷中です。

RIMG8216.JPG

しっかし年々、部品が手に入りにくくなってきますね。

RIMG8217.JPG
posted by admin at 22:22| Comment(0) | TrackBack(0) | 輸入部品

2021年06月12日

近未来の自動車

先日お客さんが購入したクルマを見せてくれました
BMWI3です

RIMG8278.JPG


電気自動車ですが、発電用エンジンも積んでいます。
あくまで発電用の

RIMG8279.JPG


独特のフォルムです

BMWらしく1度押して開くフューエルリッドは
RIMG8280.JPG


燃料は電気なので、急速充電用のプラグです

RIMG8281.JPG


ルーフはカーボンパネル

RIMG8282.JPG


少しヘンな感じのするアウターハンドル。さかさまに付けちゃった感じ

RIMG8284.JPG


リアドアはスーサイドドアの逆ヒンジ

RIMG8285.JPG

早速乗らせていただきましょう

RIMG8287.JPG


自然との協調を訴えるかのようなウッドパネルがお出迎え

RIMG8288.JPG

スイッチをオンにすると2つのモニターが光ります

RIMG8289.JPG

走るようにする為にはステアリング横のセレクターを動かします
上がD

RIMG8291.JPG

下がR

RIMG8292.JPG


もちろんリバース時はバックモニターが映ります

RIMG8296.JPG

走りだすと、当然ですが実に静か。そしてウルトラスムーズ。基本的にモーターの回転だけなので、変速ショックもなければ
ギアチェンジのラグもありません。
動力性能は全く持って申し分なく、踏み込めば電動車らしい強力な走りもできます。

ラジコンの世界ではリチウム系バッテリーや、ブラシレスモーターの登場で性能を飛躍的に伸ばしましたが、実車の世界も同じようです。
そして何と言っても面白いのが、この自動車の操作、1ペダルだけなんです。

意味が解らないでしょ?

言い直せばアクセルにブレーキまで付いているのです。

それでも解らない?

じゃあ、電車の運転席あるでしょ? 僕、あまり詳しくないですが、1つのT字型のハンドルをがちゃがちゃ動かして、加速やブレーキまですると思うんですが、それと一緒です。

アクセルペダルの踏み代の1/5くらいがブレーキなのです。4/5はアクセルで、踏めば加速します。
しかし、アクセルペダルを完全に戻すとブレーキがかかります。回生ブレーキです。
ブレーキと言うと物理的にパッドやシューをこすりつけて抵抗によって止めるのですが、回生ブレーキは発電させて得る負荷を使って減速したり停止までするようです。

ですからアクセルペダルの離すのを少しペダルに足を載せて、加減しながらアクセルを離すわけです。
すると、うまく減速して最終的に何も踏まずに停止することができるのです。

これ、初めて乗った僕が難なくできましたからおそらく、万人最初からこの操作ができるのだと思います。

5-6kmくらい試乗したと思うのですが、工場近くの細い道に左折する際に、後ろのクルマに曲がる事を知らせる為にブレーキをわざと踏みましたが、それ以外はなんと、1度もブレーキは踏みませんでした

これが近未来の1ペダルドライブなのでしょうか
もちろん、急ブレーキなどエマージェンシーな時にはブレーキペダルは必要なのでしょうが

RIMG8297.JPG


リアのラゲッジの下に発電用のエンジンがあって、それで数キロは走れるそうです

RIMG8299.JPG


あまり充電の事はしりませんが、基本的にガソリン代はかかりません。
またBMWの購入特典で1年間、充電がタダでできるそうです。
つまり、1年間タダでどこへでも行けてしまうのです。

アルファロメオなど古い大排気量の自動車持ちには考えられない話です

RIMG8302.JPG


通常充電用コネクターです

RIMG8303.JPG


僕は大好きけんかワイパー

RIMG8304.JPG


もう主要な自動車メーカー各社は内燃機だけで動くクルマの製造をやめると言っています
脱カーボン社会を目指し、確かに今まで経験したことが無い、自然災害や気候変動による病気や様々な弊害
もはや、待ったなしの自然環境への配慮
そういった事への一つの答えなのかもしれません。

しかし、こういったクルマだけになってしまったら、ガソリンスタンドや僕ら整備事業者、トランスミッションなどを製造するメーカーなど、自動車に携わる多くの人もつらい目に遭いそうな予感がします。

すごい時代に突入したんだなと思う今日この頃です....

RIMG8305.JPG


posted by admin at 23:44| Comment(0) | TrackBack(0) | BMW

2021年06月09日

シトロエンC4ピカソ

あるのお客さんのC4ピカソを見てから、ずーっと気になっていました
え?1回しか見てない?
そしてついに手に入れてしまったのです。車検付きの後期ピカソ

RIMG8233.JPG

強烈な個性です
あり得ないレベル、これこそレベチ

RIMG8225.JPG

ハンドル!

RIMG8226.JPG

当たり前ですが
真ん中はいつも真ん中。
ワイパーは今時、けんかワイパー。

RIMG8222.JPG


ゼニスウインドウと呼ばれる頭の上までハゲあがった...いやサンルーフのようなフロントウインドウ

RIMG8227.JPG

エアコンの操作パネルも前後左右席に存在します。

RIMG8228.JPG

RIMG8229.JPG


愉快極まりないのです
僕の166が車検を取るまでのリリーフです。
我が家には車いすの年寄りがいるので、ミトでは用をなさないのです。

しかし、シトロエン、平成22年のクルマなのに故障のデパートのようです

まずこちら、メーターパネルに出てきたメッセージ

RIMG8223.JPG


RIMG8219.JPG

電動ファンがどうもよくないようです。
これは先ほどのエアコンの画面にある通り14℃設定なのに温風(笑)がでちゃうのと関係がありそう

リアガラスにあるはずのモールがどっかに行っちゃった

RIMG8232.JPG

オーディオは販売店に問い合わせろとしきりに訴えます。なかなかにぎやかです

何と言ってもセレスピードと同じクラッチ付き2ペダルミッション
これも大変によろしくない。

まずはこの日本に住んでいたら外すことのできないエアコン

RIMG8218.JPG

ガス量は十分なのにゲージの針が全く動きません。コンデンサーに水をかけても圧縮しないので、コントロールバルブが死んでいるのでしょう。
しかし、電装ファンが動かないのはオーバーヒートの危険があります。
簡単なところから点検します。
ラジエターファンのレジスターです。

RIMG8235.JPG


良い読みでした、レジスターには13vが来ています。このレジスターが原因で電動ファンが動かないのでしょう

RIMG8238.JPG


とりあえず、手持ちのアルファ166のレジスターで代用すると勢いよくファンが回り始めました。

RIMG8240.JPG

その後天気が悪くなり雨が降ってきたらエアコンが効き始めました。
外気温が下がると冷媒の温度が下がり、温度と共に低下した質量で低い圧力の中ではコンプレッサーがこれ見よがしに圧縮してくるのです
いよいよコンプレッサーがクサイ。

無理やりレジスターだけ付けた画像(笑)

RIMG8264.JPG

さて、家族が乗れるようになるにはどれくらいの時間がかかるでしょうか

posted by admin at 23:00| Comment(0) | TrackBack(0) | シトロエン

2021年06月08日

マセラティ4200GTのフロントオーナメント交換

買っていただいた4200GTを整備しました

フロントバンパーに付くココナツ形のマセラティオーナメント。
かなり色抜けしていたので交換しましょうとなりましたが

部品を良く見てびっくり、後ろ側がネジになっています。
バンパーの前側のボルトを抜いて隙間から、バッジの裏側を見るとナットが付いていて二度びっくり

簡単でない事がわかり、バンパーを外す方向で作業し始めましたが
これが実に難しい。

アンダーカバー外して
タイヤホイール外して
フェンダーライナー外して
バンパー上側のボルトたくさん
フェンダーとの合わせ目に片側3つずつ

ここまでは読み通り。

RIMG7987.JPG

ところがそれでは全く取れず、どうやら他にボルトなりが止まっている様子。

どうも、ヘッドライトを外すようです。
しかしヘッドライトのボルトってどうなってるの?

まず、ウインカーを外します。
ウインカーも車両下側から外すのです

RIMG7999.JPG


ボルト1本と勘合だけです

RIMG8000.JPG


後ろ2本とウインカーの跡地から1本のボルトを抜きます。
すごい角度にしながらどうにか抜きます。

RIMG8011.JPG

ここが難しいです。あれこれいなしながら抜いてくるのです。

RIMG7993.JPG


抜けました。

RIMG7996.JPG


こんなにでかいヘッドライトをバンパー外す前に取り外すなんて前代未聞です

そしてやっとライトの横にあるナットを外せました。

RIMG8007.JPG

これがあるのでバンパーを外す事もずらす事もできず難儀したのです

あまりに大変なので、反対側は途中まで分解しましたが、最後まで分解せずバンパーをずらしてオーナメントのナットを外して取り外しました。

RIMG7992.JPG

RIMG7989.JPG

たった7mmのナットを1本外すのに、オーナメント1つ交換するのにここまで大変だとは....

しかし、これで許してくれるほど優しいクルマではありません
今度はバンパーを取り付けるためにボルトを戻して行くのですが
一番前のナットがどうしても入りません
どうもボルト山が悪いか、ナットのヤマが悪いのか??

RIMG8015.JPG


車体からプレートを出してみてみるととんでもない事実がわかったのです。

RIMG8016.JPG

ナットを入れると右回りでは入っていかないのです
よーく見てください
ボルト山が左上がりです.....

RIMG8020.JPG


普通のボルトは右上がりなのがわかります。

RIMG8023.JPG

RIMG8025.JPG

なんとなんとまさかの逆ネジ
ホイールボルトなど回転部分に使われる事は多々ありますが、なんの為にこんなところが逆タップなのでしょう??

思えば分解したときにここだけ大量のワッシャーが出てきたのを思い出しました。
しかしとき既に遅し...
もうナットに溝がなくなっています。

RIMG8025.JPG


おーまいがー....








posted by admin at 23:07| Comment(0) | TrackBack(0) | マセラティ

2021年06月07日

これからアルファロメオ166を買いたい人へ 外装偏

バイヤーズガイドです
今回は外装編です

もしあなたがアルファロメオ166を買いたいと思ったら?

まず、探してくれと頼まれてももう選ぶほど世の中に商材がありません。
出たら買う、くらいの勢いで行くべきですが...

距離10万km以下のまともな物での話しです。

車体の色あせ、焼け、キズなど
これはリペアで対応できますが、サイドの黒いサイドシルカバー。これが傷んでいると換えがありません。
ガリガリにこすっていたり、ぼっこり凹んでいたりすると交換できません。
また、問題なかったとしても、塗装などで外すときに、クリップが割れると手に入りません

前後ガラスの取り外しに伴う、モールは国内で無くてもまだ海外では手に入るのではないかと思います。
これも、そう遠くない未来、手に入らなくなることにはなるでしょうが
新車時の塗装(OEM塗装)はかなり脆弱で、クリア表面に無数の洗車キズのようなものが見つかった場合
かなりな確率で、その後塗装のトラブルに発展します。

ドアロックはほぼ例外なく壊れます。ドアロックがかからない、キーレスが利かないとなるものの多くはドアロックの問題です。
放置すると2度と開かなくなる恐れがあるので、基本的に交換前提ですが、確か全部のドア分は手に入らないと思います。
10万キロ未満だろうと壊れる物は壊れます。中身のモーターに問題があるようですね

ワイパーが止まらなくなるまたは動かなくなるトラブルが結構な割合であります。
これはスイッチではなく、モーター側に問題がある事が多いです。
もちろん、スイッチ側が壊れる事もあります。

ヘッドライトの不調が見られるようになりました。
前期後期共にヘッドライトは自動的に調整するアダプティブヘッドライトですが、光軸調整のモーターが外れていたり、取り付けが砕けている場合があります。
ライトを点灯させた際に、ライトが上下に動くか確認しないといけません。

ドアのベルトラインモールやルーフのドリップモールなど装飾品類は全く新品は手に入りません。

しかし、このクルマに払う半分以上のお金は、このデザインに支払うような物です。
いつ見ても、何年経っても色あせない、恐ろしいまでの優れたデザインに惚れ惚れしましょう


次回は内装類について書いてみます




posted by admin at 21:10| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ166

2021年06月06日

愛、燦燦と

あなたなら、20年に渡り自分の大事にしてきた自動車が調子悪くなり、主要部品が臨終にあると言われたらどうしますか
これは愛にあふれた、自動車愛が織りなす、主要部品移植の話なのです

前回すっかりいろいろな部品が外されましたが、続いてさらに分解を進めます

RIMG7732.JPG


取り外した部品にも愛を感じる置き方になっています。
放り投げる人? そんな人などおりません       おりゃー!

RIMG7731.JPG


上側に外すものが無くなると次は下回りのエキゾースト系です

RIMG7734.JPG


エキゾースト類は高温な上に雨風湿気に常に晒されて、大変に傷みやすい物の一つです

RIMG7736.JPG


なので事前に浸透系の潤滑剤を入れてから回しますが、それでもボルトやナットが喰ってしまって外れません。

RIMG7738.JPG


やむなく切断します。部品を外される側なのでかなり手荒いことができます。

RIMG7739.JPG

続いてエンジンを車体にくっつけているボルト類を先に緩めておきます。

RIMG7741.JPG


巨大なRib-cvボルトです。こんなところに使わなくても....

RIMG7742.JPG


同じくエンジン後側。このあたりは締め付けトルクも強く、足をしっかり大地に付けて渾身の力をレンチの注ぎます

RIMG7745.JPG


エンジンを取り外せる状態まであと一息。

RIMG7747.JPG


外す必要の物が無いか再度確認します。

RIMG7750.JPG


いよいよエンジンクレーンの登場です。
今回はエンジンを上に釣り上げます。

RIMG7752.JPG


クレーンのチェーンにテンションをかけたら、最終的な切り離しをします
見てお分かりのように、サスペンションが車体に残ったままです。
これが僕らの新しいスタイルでのエンジン取り外し方です

RIMG7754.JPG


緩めておいた各マウントのボルトを外します

RIMG7756.JPG


ボルトもなくなったのでクレーンを持ち上げます。

RIMG7759.JPG


クレーンのブームを上げながら、ゆっくりリフトを下げて
慎重にひっかかるものがないか確認します

RIMG7760.JPG


ここから
先はとても写真など撮っている余裕はないのでいきなり降りていますが、結構大変です

RIMG7761.JPG


愛するがゆえに手がかかる
これこそが自動車趣味文化の究極ではないかと思います。

RIMG7763.JPG

長い愛車人生をさらに加速させる秘密兵器となりうるか?
自動車が趣味だなんて言っているあなた! こんな事できますか?
愛は万物を凌駕するのですねえ

RIMG7764.JPG

そしてこれがレリーズシリンダ...のようなものが穴の向こうにあるのです。

これで、移植先の147とヨーロッパからの部品の入庫を待つだけになったのです。
posted by admin at 23:09| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ147

2021年06月04日

永遠なるSTO

インサイダーが語るあの一戦

なかなか面白いですね




その模様はコチラです



あれ?違いました。コラとかタコってばかりでした

うーん、負けたら即引退スペシャルの動画ないなあ。

ないのでこちらをどうぞ






この頃のプロレス面白かったですねえ


posted by admin at 23:56| Comment(0) | TrackBack(0) | プロレス

2021年06月03日

Here comes a rosso

スポイラーの補修の続き

今回は車体色を入れていきます。

RIMG8060.JPG


といっておきながら全部塗装済みですが
今、MPIはもう一人の塗装屋が体調の不良から塗装作業を止めています。
そう、僕一人で塗ってます。そして求人しとります。

このブログをご覧で、塗装作業に興味のある若い方、塗装を勉強したい方おられましたら連絡ください。
欧州製塗料の塗装、欧州車の修理の整備が好きな方
こちらの問い合わせフォームにお名前と住所、電話番号を書いてメールしてください。

RIMG8061.JPG


こういったカタチが複雑な塗装物は難しいです
幸いにして一人で塗装していた時期もそれなりにあったので、塗装作業ができなくなることは全くありませんが、整備や電装修理からすべて一人でやると、生産性は極端に低下します

RIMG8062.JPG


特にデザインコンシャスなのは、難しい上にお客さんの要求レベルも高いので、作業者の胃が痛くなります

RIMG8065.JPG


ガンが塗装物からの吹き返しで汚れます。キャップそのものや他の部分まで汚れるのは塗装物が難しいカタチをしている証拠でもあります。

RIMG8069.JPG


特に最終仕上げのクリアー塗装には気を使います。
今回はエクスプレス プレミアムクリアーをミディアムソリッド+軟化剤のシステムで塗装します。

RIMG8070.JPG


あれこれ、スプレーガンのさばき方を工夫して何とかすべての部分が平滑になるよう塗装します。

RIMG8071.JPG

また見える部分と隠れて見えなくなる部分の境目は特に注意したいところです。完全に赤く染まっていることが前提ですが、とても見にくい為に、下地が透けたりするトラブルを起こしやすいのです。

RIMG8072.JPG


155が販売できるようになるのもそう遠くはないかもしれません。


posted by admin at 22:38| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ155

2021年06月02日

I was wondering if I could repair 155 for you.

点火系がよくなって気を良くしたので、ちょっぴり外装も直します。

RIMG7843.JPG

リミテッドのアイコンのZENDER製のフロントスポイラーを修理します

RIMG7844.JPG


まずはバンパーから外します。このクルマ大変に大事に扱われてきたのですが、この出っ歯はやはり擦ってしまうのでしょう

RIMG7846.JPG


歪んだぶん、塗装が剥がれてしまっています。

RIMG7847.JPG


基本的にヒビの入っている場所は全て下まで削り取らないと、再びひびが表面化してみっともなくなります

RIMG7850.JPG


出来るところはダブルアクションサンダーで、そうで無いところは手で研磨します

RIMG7853.JPG


過去の作業で足が甘い所があったので、それらも真下から掘り起こして作業します

RIMG7856.JPG


2回ほどサフェーサーを入れて様子を見ます

RIMG7964.JPG


これはハイビルドな4:1のサフェーサーを入れて下地を整えているところ

RIMG7965.JPG


この後もう一度全体にサフェーサーを入れて全体を整えます
次は車体色を塗りますが、そこは次回。

posted by admin at 23:54| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ155

2021年06月01日

塗装ゾンビ

ゾンビが塗装しているわけではありません、ゾンビと化した塗装膜のハナシです

ふるーいクルマの塗装で、何重にも堆積している旧塗装膜の問題です

RIMG7183.JPG


もうおおよそどれくらい塗られたかわからないような塗装膜の中に、不良な塗装膜が混在している場合があります。
それは硬化剤の量が間違えている、または全く入っていないなど不良塗装膜の存在
また昭和50年代にはふんだんに用いられたラッカー塗料など極端に脆弱な塗装膜の存在により上からの塗装が難しい場合があります。

RIMG7184.JPG


上からサフェーサーを塗装した図です

RIMG7782.JPG


リフティングとかチヂレと呼ばれる塗装膜のトラブルで、下地がいかに悪いかを示す指針でもあります。

RIMG7785.JPG


塗装膜が薄ければ剥離して再塗装ですが、このようなヒストリックカーなどと呼ばれるオールドタイマーの場合、下から何が出て来るか想像できないので、今の下地を生かして作業します

RIMG7787.JPG


画像がないのですが、ここに来るまで2回、同じサフェーサーを吹いています。
2度ともリフティングしました。
サフェーサーはいかなる物にも抜群の耐性を誇るエポキシ樹脂を用いたEPプライマーサフェーサーを使います。

RIMG7959.JPG


もはやサフェーサーの性能を信じて作業せざるを得ないので、やむを得ませんが、3度目でエポキシ樹脂が完全に抑え込んだようです。チェルノブイリの石棺のようです...

RIMG7960.JPG


そこで、さらなる強化と旧塗装膜との遮断性を確認する為に、2:1のノンストップサフェーサーを塗装した上から、カラーのベースコート、クリアーまで塗って不良塗装膜と衝突しないか様子を見ます

RIMG7961.JPG


サフェーサーを2度塗装して、セッティングインターバルを置いて、グレーのベースコート塗料を塗ります。

RIMG7971.JPG


さらにその上からクリアーを塗装して焼き付けます。
もし、この時点で下地の旧塗装膜をシールできていなければ、焼き付けた時にさきほどのリフティングが発生します。

RIMG7976.JPG


焼き付け後もこのように、美しい塗装面を湛えているので、これにて下地は完了となります。

よく、自動車の塗装は高すぎると言われるのを耳にしますが、そこには長く下地を作る努力があるからです。
なんでもいいのであればそれなりの塗装で、それにみあった金額の塗装を標ぼうすれば良いと思います。

でも本当に大事な唯一無比な愛車にはそうでない塗装をご希望であると、僕はそう信じています。
posted by admin at 22:01| Comment(0) | TrackBack(0) | 塗装

税金

これを書いている5/31は自動車税の納付期限です。
166の多くは3000ccで、さらに重加算税のボディブロー付き
今年は果たして何台の自動車税を払ったことやら...
代車の軽自動車も多くが重加なので結構痛い

その他にも、消費税と所得税の振り替え
国税、都税、市税となかなか強烈であります...

国民の義務なのでしょうがないのですが、税金の支払いがなければかなり良いクルマ買えるのになあ、と溜息ばかり

何よりつらいのは市税です。
国の施策で地方税に重きをおく仕組みのおかげで、毎月何かしらの市税の支払いがあります
特に強烈なのが国民健康保険税です

前年は新型コロナウイルス拡大の影響で市内の各病院で元気なお年寄りの姿が消えて、本当に具合悪い人が中心になり、医療費も下がるのではないかと期待していたら、なんと事実上の値上がりとなりました

所得額割から引く基礎控除が10万円上がったのは評価できますが、掛け率も均等割り額もことごとく上がっています。
それゆえ控除額が10万円上がっているアドバンテージなど吹き飛ばして、前年より確実に上がっています

さすがに市に問い合わせたところ、加入者の多くは高齢者で、医療費水準が高く、他の市税からの赤字補填が続き、それを解消させる為に今年度も値上げしたそうです。

確かにかなり前、地元の自治会の会合の際に、市議に健康保険のあまりの高さを話ししたときに、一般財源ではとても埋められず特別会計から支出していると言うことは聞きました。

図らずもその話を裏づけしてしまった感じです。
市の人口の3割が高齢者で、MPIのある所沢市なら9万人強の計算
それなのに、2020年の日本全土の出生人数が87万人強、1つの県ではなく、市で9万人も高齢者がいるのに生まれてくる子供の数はその10倍も無いという....

さらに人間は木の又から生まれてこないので、2021年の動向予測ではなんと7.5%減の78.4万人まで減少するとの報道
以前、幼稚園の園長先生と話をしたときに78万人まで下がると聞きましたが、まさかそこまで減少することはあるまいとも思っていましたが本当にその通りなのですね


健康保険税? 上がる事はあっても下がる事は絶対ないだろうなあ...
っていうかそもそも住んでいけるのかしら?

若い人にもっとクリティカルヒットな環境が用意できるといいのになあ