2021年05月31日

受け継がれる愛

ひょっとしたら解体されていたかもしれない147
でも必ずしも消される運命にあるとは限らず、その解体を免れて部品として移植されるかもしれない事もあります。

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このクルマはそんなお客さんのクルマの為にやってきたいけにえ部品取り

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2Lの右ハンドルで5速マニュアル
それない利に整備された跡があります

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距離も良いですね。
現車はリネアロッサ。赤い内装のヤツですね
いろいろ見てきましたが、2枚の右MTの147があるとは知りませんでした

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早速リフトに乗せられて作業します

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下回りもキレイでドナーには申し分ありません。
ちなみに距離が若く後期でMTだと結構な値段します。部品取りではなく商品として扱われますから、今回は車体とリアサスが良くなくて売りにだされたようです

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155も使っているフロントバンパーの取り付けを担っているサイドの四角いボックスがきれい。

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反対側もキレイです。前から事故を起こしたアルファは、みんなここがひん曲がって、バンパーやライナーが取り付けできない個体が多いです

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バンパーもさくさく外していきます。
目的はエンジンとトランスミッションですが丁寧に外していきます。

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前周りはこのように外して、一山にしていきましょう

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二人で作業しているのでペースはとても速いです。僕が前回りでEくんドライブシャフト


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コアサポートアッパーも外して、LLCを排出中。
ロアホース、アッパーホースを外してできるだけ受けのバケツに入るように作業します

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さらにはヒーターホースや車両からのハーネス、シフトチェンジロッドを外しています。

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配線はボディコントロールモジュールとエンジンECUで縁切りします。

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この自動車にクラッチレリーズシリンダーは無く、トランスミッションケースの中で、直接レリーズベアリングを動かす油圧装置というか、シリンダーのようなものがあるのです。レリーズが壊れたらミッション降ろし

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とまあ、ここで一休み。

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本日はここまで
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2021年05月29日

あなたの知らない世界

ちょっとクルマに詳しい人は知っているかもしれませんが、自動車の主要部品の補修用にリビルド品と呼ばれる部品があります。
古い部品を修理して新品同様にした物です。
主にドライブシャフトやターボチャージャー、大きい物だとエンジンやトランスミッションがあります。
自動車メーカーでも用意があって、メーカーリビルドとか、メーカーリンク品なんて呼ばれ方をします。

値段もピンキリですが、その分、いろいろなものが出回っています。
僕らもよく、リビルド部品を使いますがなるべく同じ部品屋さんの物を使っています。

理由は信頼性です。
値段など調べれば、あるいは相見積りをとれば最安値をベンチマークさせることは簡単でしょう
現に、素人、プロ関係なく値段の安さを自慢する方がいます。

あるお客さんが話していましたが、自動車の業界の話ではなく、極力最安値は避けるようにしていると聞きました
それは、最安値を標榜して行動するとかなりな確率で落とし穴にはまるからと聞きました。
これには僕も同感で、やはり安い物にはそれなりの理由があるケースが多いようです

もちろん、新品の家電や新車のようなものは最安値が良い場合もありますが
それだって、ヘタをすればアフターサービスなどで、後から思わぬソンをしたりすることだってあります。

殊、リビルド部品は信頼性こそが命です。

それを承知で、初めて取引する所からリビルド品を買いました
エアコンコンプレッサーです。

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おなじみサンデンのSD7V16 1120
これらも最安値を目指せば、自分で修理できれば可能です。
しかし、中国製のリップシールやOリング、コントロールバルブを使いまくった、修理品って信頼性に難があるように思えるのです。
1箱に一杯商品の入った安物Oリングセットなど、よく見なくても太さが均一でないものもありますし
材質だってわかったもんじゃありません。
その編を良く見極めたうえで、買わないといけません。
しかし、そんなことは毎回できないので、信頼できる出所の商品を使いたいのです。

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ヨーロッパ車のコンプレッサーやオルタネーターは、車種によっては交換が大変に難しい車種もあります。
多くのリビルドメーカーは製品に保証を付けて、期間内の不良には無償で交換に応じる旨が書いてありますが、まず工賃まで払ってくれる商品は見たことがありません。

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やはり、こういった部品は気持ちよく使える前提で作業しないと安心できません。
信頼できるサプライヤーから買いたい物です。

今回? 古くからの知人が今いる、大型トラックのリビルド部品サプライヤーが、乗用車の電装リビルド部品も始めたというので、一つ乗っかってみました。

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2021年05月28日

成約御礼 スバルインプレッサXV

今年はなかなかクルマが売れない年で困ってしまいますが、やっと成約をいただきました。
ずーーーっと輸入車ばかりを乗ってきた人ですが、ここで国産車にも乗ってみようと選んだのはこのクルマでした

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アイサイトのver2を積むXV、今や追尾式のオートクルーズも珍しくなくなりましたが、やはりあると便利ですね
ご本人さんはやはり信頼性もあったようです。

やはり国産車は抜群の耐久性がありますからね。

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輸入車を販売すると必ず1つや2つ修理するところが出て来るのですが、このクルマはないですねえ。
唯一、ステアリングホイールが傷んでいるので、それだけ交換です。


ところで、別に乗るのをやめるわけではないのですが、今まで足に使っていた166の登録を抹消しました

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このシルバーは一度休ませて他の166を起こそうと思います。
何故なら、このクルマ、タイミングベルトやヒーターコアなどお約束の修理をはじめ、外装の傷みが気になります。
当初、全部作業したろと思っていたのですが、その余力を他の166に向けて、商品化することにしました。

同じ内容の整備をしたい166があるので、そちらを先に進めるのです。

作業が始まったらまたブログの記事にしよっと
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2021年05月27日

Ignitions are fixed as well.

実はひん死であった155も、絶望の淵から先に進みつつあります。
前回、ウオーターポンプやタイミングベルトを交換しましたが、今回のがヤマです

ウオータポンプからの水漏れを退治して、エンジンをかけて様子を見ました。冷却水は減ることなく無事にそこは乗り越えましたが、今度は明らかに点火が悪くクルマが全体的にチカラがありません。
もともと、この155は、オーバーヒートで入庫した背景があります。
しかし、トランスミッションからの異音も激しく満身創痍

しかし、ウオーターポンプを交換して、冷却水が減らなくなったのは大きな一歩でしたが、急に点火が悪くなるのは、恐怖の一言に尽きます。
ヘッドガスケットなど、エンジンに深刻なダメージがある場合が多いからです。
それでもクルマを信じて部品を用意します。

今回はプラグ、I/Gコイル、プラグコードの3点です

既に前オーナーの元から僕の名義に変わった155

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この一見、何でもないようなエンジンですが果たしてどうなのでしょうか?

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ちなみに155も完全なるクラシックカーで部品に苦労します。
この入り口と出口の大きさが異なる短いホースも、もう手に入りません

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この辺のブローバイホースももう手に入りません。
どちらも、この155を仕上げた時に交換した部品だったと思います
と言っても7年以上前の話なのですが...

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奥に見えるマスターバッグから来るバキュームパイプも触るなと言わんばかりの
状態

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155は海外であまり人気が無かったために、海外のルートからV6の部品を探すのはなかなか難しいのです。
その上でなるべく外す部品を少なく、リスクの高い部品は極力触らずに作業が完遂できるようプランを考えます

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少し分解が進んだ状態。スロットルボディを外す前です

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ある程度分解が進んだら、ここで各シリンダーのコンプレッションを測ります。

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全部の画像はありませんが

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6つすべてのシリンダーが175〜200psiです。
最も心配していたヘッドガスケット抜けの心配から解放された瞬間です。

安心して作業を進めます。
今回はNGKのプラグ

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そしてウルトラの赤コード

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IGコイルも交換します。

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ひどくスムーズではないアイドリングの元を一掃します。

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長さを合わせてみます。

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でかいIGコイル登場。今のような各シリンダーごとのIGコイルでないところが、いかにも古い感じを漂わせます。


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追加で分解して作業をしやすいようにしておきます。

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スロットルボディも外しました。

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そうは思えないかもしれませんが、しっかり洗浄しました(笑)

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デロルトのスロットルボディ。モーターコントロールのスロットルボディではありません。
ワイヤーでひっぱる、スロットル バイ マッスルと呼ばれる仕組みです。
自動車はスロットル開度センサーとフラップ式エアフローメーターで吐出量を決めるパパ モトロニック 

後のバンクはブローバイのオイルセパレーターとアイドルバイパスバルブ(ISCV)を自由にしないとプラグコードをうまくくっつけられません。

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一通り全部取り付けました

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ウオッシャーフルードの警告灯が点灯していたので足します。
ウルトの定番品。桃の香りがします。

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全て元通りになりました。エンジンをかけてみましょう

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大変にスムーズになりました。
155本来のV6らしさを完全に取り戻しました。

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もう僕の元にはいられないのか心配しましたが、商品化に向けて大きく前進した修理でした。

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しかし、まだまだ重整備が続きます。

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2021年05月25日

日本全国アルファロメオ166探しの旅 面白い情報

つい先日ブログの読者さんでもありお客さんでもある166のスーパーにお乗りのお客さんから面白い情報をいただきました。
この場を借りてお礼申し上げます。

日本国内での166の登録台数です。
前期-中期までを対象にしているそうです。
 年  1999 2000 2001 2002  2003 2004  合計
3.0LV6  152  246  173  100    70  14   755 
2.5LV6   45  144   33  0     0   0   222 
合計   197  390  206  100   70  14   977 

後期まで入れると1500とか?

UKでは下記の通り 合計1940台のようです
出展はアルファロメオのフォーラムから

No.100 | 166 2.0 TS TURISMO | 3

151 | 166 2.0Tスパーク| 357

152 | 166 2.0 T.SPARK 16V | 429

155 | 166 2.5 V6 | 138

156 | 166 2.5 V6 24V | 115

300
166 2.0 TS LUSSO | 113

303 | 166 3.2 V6 LUSSO | 44

305 | 166 3.0 V6 SPORTRONIC | 36

557 | 166 3.0 V624Vスーパー| 153

558 | 166 3.0V6スーパー| 131

655 | 166 2.5V6スポーツ| 123

657 | 166 3.0 V624Vスポーツ| 164

658 | 166 3.0 V6 SPORTRONIC | 134

さらにオランダでは

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ヨーロッパ全体で見るとこんな数字、全ヨーロッパでも10万台弱なんですね。
北米で販売されていなかったのでアジアオセアニア地域を含めて、だいたい総生産台数の想像が付きそうです。
各国1000から多くて2000台が良い所でしょう
 
 

 
 
アルファロメオ
166
2007年726
2006年1.546
2005年3.692
2004年7.601
2003年5.682
2002年8.475
2001年14.072
200018.928
1999年26.537
1998年2.965
 

2021年05月24日

昭和からあるのにあえて昭和の西武園ゆうえんち

もうグランドオープンから日が経ってしまいましたが、今朝工場に向かう時に、西武園ゆうえんちの周りは大渋滞でした。
おお、みなさん行きたいのね。地元民には大変良い事です

ゴジラ・ザ・ライドに乗って建物を出たら、普通に雨が降り出しまして
傘の出番です

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今回、すごく思ったところがあって、それは開いてないスペースが結構あったことです。
ここ、アイドル共和国も特に使っていませんでした。
かつては、氷点下の世界、ゲーセン、お化け屋敷などマルチパーパスなエリアでしたが、いつからか使われなくなり閉鎖様態に
大変もったいなく思います。

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ただ昭和にあって今無い物と言えば、オバケ屋敷です。今後発展性を残しているのか期待したいところです。

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レオランドです。キティちゃんとは契約が切れたようです。
ちなみにキティちゃんのサンリオ時代は、ステージもあって、当時朝日新聞の求人折込で、うたのおねえさんのアルバイトを募集していました。意外に安い時給におねえさんがグレたらどうしようと、他人事ながら心配したことがあります。

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ウエーブスリンガーは健在。ライオンズの松坂選手が移籍に伴い、高額な移籍金で透明なカゴができた観覧車。ドアが開いたまま運転して怒られたりしましたね
死ぬほど乗ったので、別に今回は乗りませんでしたが不動の人気アトラクションです

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ここに1件、軽食スペースがあるのですが

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向いのベンチで青空の下美味しく食べれるはずが、雨の影響で屋内でしか食べることができない為に、わずかな屋内の客席は満員でとても食べるものにありつけません
あとで理由を書きますが、ここは宿題なのか、コロナの影響なのか、飲食するところが少なすぎな印象を持ちます。
昔は小さなお店で、様々な食べ物が売られていましたが、今は大変に限られて、空腹がやがて絶望に代わりそうです

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これも古くからあるアトラクションで、大人気のバイキング。子供たちを何回もゆすってくれました。
この日は雨で運行停止中のアナウンスを、係りの人が声を張り上げていました

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タコはオイルが近くを流れる柳瀬川に流失させたことがありました。

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この先には富士見展望塔があるのですが、その対面に前は喫茶店があったのですが、そこもありません。

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アーケード街に戻ってきました。街頭テレビが流れています。

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商店街は外の雨を受けて大盛況ですね。

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一番の問題は飲食スペースがなさ過ぎる事です。
先にも書きましたが一度園外に出ることができれば、すぐ近くの西武系ホテル、掬水亭で食事をしてから戻るとか、向かいのファミマで何か買うなどの選択肢が出てくるのですが、それができず、しかも飲食店のキャパが低いので
ご覧の通り入園の人数がそれほど多くないにも関わらず行列が出来てます。


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全体的には、明らかに先を匂わす何かがあります。
拡張なのか? 手じまいなのかは知る由もありませんが、ぜひ、この遊園地には頑張ってもらいたいものです。
プールはどーするんだろ?
昭和初期のような水着の女の子が割引されるのかな(笑)

かつて、僕が子供の頃住んでいた地域には
多摩川園と言う遊園地と、それを少し大きくした、二子玉川園と言う二つの遊園地がありました。
ナムコワンダーエッグなる名前もありましたねえ
どちらも少子化ではなく、宅地化開発によって無くなったように思います。

さらにはユネスコ村、向ケ丘遊園地、最近ではとしまえん。どんどん縮小する遊園地が多い中、ぜひ既存の遊園地はがんばってもらいたいです。



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2021年05月23日

アルファロメオ156GTAの修理

そして部品にはいつも泣かされる時代の156GTA
オーバーヒートでレッカー入庫です

水周りに泣かされるクルマです。

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本当に美しいV6 3.2L
オーバーヒートの原因はラジエターロアホースにあるようで、順番に分解して交換します。

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ダクトを外しバッテリーを外します。

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バッテリーにはHKSのアルファロメオ用のアーシングが付いています。
なかなかよくできた部品でさすが、HKSと唸ってしまいます。

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バッテリーを外してトレイを取りはしますと

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小さな四角い小窓があるのが分かります

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クラッチのエア抜き用のブリーダーがあります。
クラッチマスターシリンダーなどクラッチの油圧ラインを何か修理した場合にここからエア抜きをするのです

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おおよそそっくり外れました
でもまだまだ分解は続きます。

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エアクリーナーボックス。これも単体で外すのが意外にホネでして
返しをうまく抜くのが最大のヤマです

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全て外れてロアホースが露出しました。
当然サーモ側はバンドですが、ラジエター側はクイックカップリングです。
そこのOリングが抜けない抜けない。ラジエターが壊れませんようにと、おまじないを唱えてぶっこ抜きます
のーまくさんまんだあ

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抜けたホースです

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ご覧ください。とんでもないことになっています。

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亀裂は先の方まで行っています。なんでだろうー?

そしてこの聖なるロアホースを交換します。純正の新品です

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ちなみに156のV6には2種類のロアホースがありまして、60685102と60689794なのですが
全車は2.5、後者は3.2で、3.2の方はまだ純正品が手に入るようですが、2.5は手に入らなくなっています
リプロダクトされたものがありますが、さすがに社外品だけあって、大変クオリティが低いです
あるだけマシ的な感じ。
昨日の話ではありませんが、3.2は純正品が手に入るのでありがたいですねえ

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どんどん組み付けて行きます。

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大事にされているのがひしひしと感じます。

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サブタンクも取り外してきれいに洗って冷却水を入れます。
エアが大変抜けにくいので、試乗と様子見はすごく大事です。

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完成後も数日間は水位を注意深く見てから納車しましょう

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2021年05月22日

もうクラシックカー

今日、お客さんから教えてもらったのですが、一部のアルファロメオの部品を再販するそうです。


ここで買えるみたい

もー、今や、ほとんど見なくなりつつありますからね。
部品も今の物を売ったら、端から廃止になっていくと思われます。

FCAもこういった取り組みをしていることは賞賛に値します。
もちろん全部ではないにせよ、少しでもメーカーから販売されることは大変に素晴らしい事です。

皆さんのアルファロメオもこちらから見てみては?


しかし、いっつも部品で苦労するんだよなー
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2021年05月21日

西武園ゆうえんちリニューアル

昨日はお酒日和で更新すらすっぽかしてしまった(笑)
そして、リニューアルした西武園ゆうえんちの続き

メリーゴーランドはもちろん、今までのまま。

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これは永遠ですね。

親会社のプライドでしょうか?

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明らかに新造車両のようです。

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見た目に反してかなり近代的な造りのようです。

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園内では西武圓なる現地通貨のみ利用できます。
しかし、通貨レートが日本円と異なりますので、なかなか難しい経済感覚が必要になります。
なにしろ、何も見ないで入ってしまったので、物価が判らずいくら両替すればいいのかわかりません

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しかも、西武圓から日本円への換金はできず、しかもこの日だけ有効なのであまりいっぱい両替するのも恐ろしい。
商店街の郵便局で両替するか、園内にいる黄色いシャツの人から西武圓を買う?両替する?ことができます。

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彼らもさすがに物価感の説明は難しいようで、通貨の説明はたどたどしい部分もありました
で、近くのお土産屋さんで物価を確認してから、3000円分=250西武圓を監禁しました。

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続いて、今回リニューアルの目玉、ゴジラ・ザ・ライドに行きます。

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ごくごく普通の古い映画館をイメージした建物

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ここにはゴジラの乗り物しかないのかなー?と思わせるほど大きいです。

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ここから先は撮影NGなので、CMから見てください。

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これはかなり強烈!

身長100cmからOKらしいですが、小さな子などトラウマになるレベルと言ったら大げさかもしれない、それくらいハデにシートが動き、リアルな画像で見れます。
特に3Dメガネなどはありませんが、履物が緩い人は脱げちゃうかも

これにお金いっぱいかけたのですね。
でも、乗るまでは3密を経験するので、園側も少し工夫が必要では?なんて思ってしまいました


とまあ、今回もここまで。さらに次回に続きます





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2021年05月19日

仕事をサボって向かった先

実は今日、仕事をさぼってしまいました
どうしても行かなければ気が済まない場所に行くために
それはですね
本日グランドオープンした西武園ゆうえんちです。


もちろんリニューアルが発表されたときにコロナ禍はなく、ホントはもっと大々的にやりたかったと思いますが、オープンにこぎつけただけでも賞賛に値します。

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親会社の西武鉄道はとしまえんを切って西武園を残し、尚100億円をかけてリニューアルさせた遊園地はいかほどか?

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すごい人数を想定した感じお通路になっていますが、人がいないと単なる迷路みたい

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入場券です。基本的にすべてのアトラクションはこれだけで乗れるようですが、逆を言えばこのチケットしかないのです。
これが4400円。うーん、結構な値段。
昔は新聞屋さんにチケットもらってタダで行けたのですが、徐々にもらえなくなり、最終的には完全になくなりました。

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当日限り有効なのは当たり前ですが、一度退場すると二度は入れないというのが非常に良くないです。これは見直すべきではないかと後で思うことになります。

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全体的に昔の感じです

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今日はグランドオープンとはいえ、平日でしかもあまり天気は良くない予報で、かなり空いていました。
これは午前10時40分頃の状態。

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今回のリニューアルでは全面的に鉄道会社のイメージを前面に出しています。
何しろ終点の駅名を多摩湖駅にして、今までの西武園ゆうえんちえきと言う駅名を、レオライナーと言う枝線に移す力の入れよう。

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ピンボケですいません。レトロな外観とは裏腹に、QRコードをかざして園内に入るとオープンからそれほど時間が経っていないせいか、お客さんより取材に来たテレビクルーの方が多い印象です。いっぱい、各社来ていました。それからユーチューバーそうな人とか

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入って間もなくのアーケードはかつて、放火で火災になってしまったことがあったからか、派出所が一番手前になっています。

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雑貨店の店員さんのかっこ❣

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すごく再現が秀逸だったのがタバコやさん。

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僕の兄弟ならよく知っている場所にそっくりなのです。

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このショーケースと展示方法!

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そして太陽にほえろでヤマさんが電話していそうな赤電話。
ピース缶が泣かせます。

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魚屋さんもかなりリアルでどこまで本物か見分けがつかず

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昭和の時代にあるあるの広場に土管。
ここまで露骨な、ドラえもんみたいな広場はさすがに身の回りになかったかなあ?
となり街に行ったらあったかな

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商店街の突き当りはお風呂屋さん。もちろん入浴はやっていないです。

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あたりまえですが、基本的に立地を変更することはできないので、ここから先は従来通りです。

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ただ、以前なら細々とあった売店が全く無くなっているのが印象的です。

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元々あったアトラクションはそれこそリアル昭和なのでそのまま残ってます。

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後述しますが園内では日本円が仕様できません。
基本的に現地での通貨しか流通しません。
しかし、さすがにジュースの販売機までは徹底できず、ここは日本円を使います。
ロゴは懐かしい旧ロゴです。

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当たり前ですがジュースも現代の物となっています。

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画像も多いので、次回に続きます。

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2021年05月17日

2021年のいちごジャムづくり

アウディが出来上がって、納車に行く前日
今年もEヅレさんがいちごをくれました。農園を借りていろいろな作物を栽培するEヅレさん
先日、エンジンオイルとタイヤ交換に便宜を図ってもらったお礼とのこと

毎年頂くばかりで頭が下がります。
しかし...残念ながらそのまま頂くには少々アレでして、毎年頂くのですが、毎年ジャムになります。

数回目ともなると、前年の失敗を思い出せるようになりました。
しかし、今年は翌日に朝寝坊できず納車に行く背景をしょいながら深夜のジャムづくり

まずはヘタを取って...

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たくさんあります、740g
しかしここで大事な事に気が付きます。

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グラニュー糖がありません
お嫁さんは普通に砂糖だけでもいいじゃないかと言いますが、そこはこだわり
好きでやっている部分があるので、急遽出かけます

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24時間スーパーBig-A
ここの近くのセブンイレブンはなんと閉店していました。
午後11時9分。便利だなあ


どうにかグラニュー糖も買え作業再開です
今年は50%の加糖でまいります

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で、70%をグラニュー糖、30%を三温糖にします。
これはなんとなくそんな歩合で始めました

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純粋にいちごと砂糖だけですが、ゆで始めるとどんどん水が出てきます

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と、同時にアクも出てきますのですくって取ります。
ここで、昨年はジャムの量が減ってしまうのを危惧して、網で取っていたらアクを取るのに時間がかかった上に
やけにしゃぶいジャムになってしまった失敗を思い出して
おたまですくいながら作業します。ケチはいけません

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ぐつぐつやっていますが、ここで日付を跨ぎます
納車当日になってしまった。宇都宮に出向きますので早くせねば

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午前零時の鐘の声、諸行無常の響きあり
いや、着実に出来てきてますよー

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透明度が増して来たら炊き上がりが近いことを知らせてくれます。
そこで取り出したるレモン半分
火を止めてレモン果汁を絞ります

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一度粗熱を取ってから再度ひと煮立ちさせたら完成です。

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時刻は午前1時を過ぎています。早く寝ないと納車がつらい

画像は月曜日
赤い物ばかりの画像
ん〜、今年はうまくできた。日東紅茶でオケー

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でも急いで作ったから小分けにする瓶を買い忘れて、今年は全部僕が消費しちゃいます

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これが噂の1センチ載せ
これがまたおいしいんだ

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2021年05月16日

アウディRS6のシガーソケット...A

RS6の続き。
電気デバイス満載のこのクルマ、なんでシガー12Vが来ないのかがさっぱりわかりません
そもそも、配線図はおろか、マニュアルも満足にありません。いくらなんでも何もなければ、さっぱりわかりません

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ただそこにはヒューズは切れていない、12Vが来ない、ほかに故障がない
という事実だけが存在します。
わかりませんから直せません。というのは簡単ですが、それでは許してもらえませんので、修理していきます

さて、ここに至る前に少しデジタル信号の話をしないといけません。
以前書いたことがありますが、90年代の中から終わりころからスロットカーが同じレーンを走ってレースしたり
鉄道模型が同じレールの上を走ったりできるような仕組みをご存じですか?

デジタル信号は面白い仕組みで、モーターなど2極のプラスマイナスの直流の概念に、微弱な交流電気の信号、すなわちパルスでコントロールするのです。
パルスと言われて思い出すのがナビを取り付ける時です
車速パルスを拾って、自動車の動きを機械が知るのです
あれはピッ、ピッとパルスの数が多くなる事で、スピードが出ている事を自動車が認識するのです

そのパルス信号を変調させて、ピ、とかピーとかいろいろ長さにしてコントローラーから出力させるのですが、そこに12Vの直流の電気を載せるというかスイッチングさせるのです

すると長くパルスを伸ばせばそれだけ長くモーターに電力を与える事ができて、出力を出す事ができます。
そのパルスを暗号化して、ある物だけが理解できるようにして通信させる仕組みを、エンコーダーとデコーダーと呼ばれます
エンコーダーが暗号化したパルスを同期させたデコーダーが受け取り、同じ線上なのにそれぞれのモーターなどを動かすのです。

この理屈を持って機械を動かせば、たった2本の線で多くのタスクがこなせるようになります。
これがシリアル通信です。つまり多少の差こそあれCAN-BUSと同じ原理なのです。
便利なりデジタル信号。

さてさて、アウディに戻ってシガーソケットの修理です

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やはり12Vが来ていません。
僕が思うに、ボディコントロールモジュール(BCM)から発信された信号化電源が端末のデコーダーにあたるユニットがあって、そこが故障して、電源を取り出すことができずシガーソケットに給電できないのではないかと

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シガーソケットは昔からのスタイルです。3極なのは照明が点くからです。ここに難しい仕組みはなく、ここに電源を直接入れる昔ながらの方法で復活させたいと思います。
ただ、気を付けなければならないのは、割り込むことは絶対避けなければなりません。わかっているのはソケットの周りだけで、大元の仕組みを知らぬ為に、割り込ませて、BCM側に12Vが行ってしまうとどんな事がおきるか、全くわかりません。
なので、配線を切って、そこにはヒューズボックスからじかに12Vを送ります。

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なので仕組みとしては恐ろしく簡単です。
ヒューズから1本のギボシ

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切った元のソケット側の配線は圧着端子で止めておきます

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あとはどんどんもとに戻すだけです

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それでも何回か通電テストをします。
他の電装品を取り付けることで動かなくなってしまうかもしれません

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出来上がりました。
電装修理は仕組みを知らずして解決を試みようとすると、甚大な被害をもたらす可能性があります。
配線図があれば必ず参考にして、なければ可能な限り線色を追いかけてテスターリードで裏付けを進めます

そういう点、少し昔のクルマは神の配線図があってよかったですね

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2021年05月15日

アウディRS6のシガーソケット...

昨年販売したアウディRS6アバント

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販売して納車するその瞬間にシガーソケットが使えないことが判明して
とりあえず、その時はヒューズから直で1ソケットを引いてその場をしのぎましたが、車検で帰ってきたこのタイミングで修理します

診断機でゲートウエイから何から調べますが、さすがにシガーソケットは存在せず、ついには分解することに
しかし、このセンターコンソール周りが難攻不落です。
全く外し方がわかりません。

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さすがにキズを入れたり壊すわけにもいかないので、ネットを叩くとすぐに見つかりました。
ははーん、なるほど、わからないはずです、ビス類は全くなく、嵌合だけです
しかし、言うは簡単、やるのは大変の典型例

このシフトブーツを外すのも恐ろしいまでに硬い
とはいえ、なんのなんの、30年以上いろいろな部品を引きはがして生きてきたので、どちことないです

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続いてはメインのインストパネルを外しますので、保護フィルムを貼ります

しかし、これが恐ろしいまでに大変だった....
何しろ、力を入れすぎると、スタートボタンを壊すと書いてあるのも恐ろしい
チカラを入れる所を間違えれば、真っ二つになりかねません
常にキズと背中合わせ、キズなど入れようものなら、どえらいことが待っています。

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格闘すること15分。ものすごい音とともに外れました。
もう手のひらが筋肉痛です

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このクルマというか輸入車、国産車に限らず最近の自動車の内装の取り付けは、本当に恐ろしいまでに硬いです
クリップが割れるのは構いませんが、クリップや嵌合部分の取り付け部分そのものが割れることも珍しくありません

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アッシュトレイが取れるかと思ったら、上のエアコンのコントローラーがじゃまで出てきません。
これもまた嵌合。絶対に周りのトリムにキズを入れないよう、しかし屈強でガチガチな嵌合を外します

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ここでさらに保護フィルムを足してエアコンのユニットを外します


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最近のコネクターは外しづらいですからね。ロック付きのコネクターです。

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アッシュトレイが外れました!

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コネクターがクリップから外れるとかなり伸ばすことができます。

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外し方を説明しました。
方法というより根性とか腕力が必要な作業でした。
あと、爪を切っておくことをお勧めします。泣くハメになりますよ

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2021年05月14日

仮面ライダー

東京MXテレビと言うローカル放送局があって、そこで毎週金曜日の夜7時から仮面ライダーを放映しているのです。
わたくし、毎週予約して録画して見ています。

せがれに言われて気が付いたのですが、PV中、仮面をしたままオフロード走ってジャンプするのって怖くない?と


ついでに2号のバージョンも



今日は地獄大使の最後で、地獄大使の正体、ガラガランダーが出てきました。
ストーリーはショッカーを裏切るフリをして、ライダーたちを一網打尽にしてやっつける、今見るとかなり雑な方法でしたが、それはそれで楽しく見れました。
でも結局1分半くらい戦って見せ場なくライダーキックで粉砕されてしまう、ヤッターマンノドロンボー一味みたいな最後でした

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在りし日の潮さん

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先ごろお客さんの旦那さんがお亡くなりになったのですが、そっくりだったのですよ...
奥様にお会いしたときに、地獄大使と言えず、俳優さんでそっくりな人いましたよね、とお茶を濁して帰ってきましたが

愛想のない人だったでしょ、と言われましても、僕から地獄大使ですからと言えるワケもなく...
淡々とお持ちの自動車の名義変更の書類の用意にいそしんだのでした
posted by admin at 23:27| Comment(0) | TrackBack(0) | 映画・テレビ

工具箱を買いました

突然ですが、工具箱を買いました
買ったと言っても購入そのものは2月なのですが、工場の受け入れ準備ができなくて購入した日産部販におきっぱなしで、今日になってしまいました
多くの工場ではチェストは2個3個あったりしますが、なにしろ置き場所がないのです。ですから何かを捨てて、何かを置く的な(笑)

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買うに当たってはめっちゃくちゃ迷いました。
昔と違い今は、工具販売店のプライベート商品もかなり良くなってきました。
さすがにアストロのは候補に入れませんでしたが、
ファクトリーギアのDeen
WITのバーコ
逆にスナップオンは高すぎて候補から外しました。

で、結局買ったのはKTCでした

値段、バランス、内容でこれに決めました。
日本の会社ですし。
20数年ぶりに買った工具箱です

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もう入りきらなかった工具を分散してとりあえず、1/4と3/8は新しい方に

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1/2は古い箱に入れました。

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今までと違ってボールベアリング入りで開閉は実にスムーズ

しかし数年にわたり導入を熟慮していた工具箱ですが
やはり実際に買ってみると簡単に良し悪しがわかります
品質や塗装などは全く問題ないですが
他社製品は1番上の引き出しにソケット工具を入れる前提で作られていて
ディープソケットが立てて入るように、引き出しの深さを設計されています
KTCのはそこまでの深さが無く、その分、引き出しの段数を増やしています。

引き出しが勝手に開かぬようにロック機能が付いていますが、KTCのはちょっと開けづらいです。

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とはいえ、30年近く前に買った工具箱に比べれば天と地の差がありますね。
使いながら収納方法を考えていきましょう
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2021年05月12日

アルファロメオ155の整備 後編

引き続き155のウオーターポンプ、タイミングベルトの交換

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新しいウオーターポンプを取り付けます。
かなり場所が狭いので、ガスケットを含め設置には少し工夫が必要です

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うまく良い場所に行ったらボルトを入れます。

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取り付けもうまくいったようです

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テンショナーの新品。
結局これや、WPが悪くなり交換するというのがアルファのタイミングベルト神話の元ですね

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別にそれほど造りが悪いとは思えないんですけどね

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古いベルトの合わせマークを参照に新しいベルトにもマーキングしていきます。

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そしてベルトを組んでいきます。
一応、ピストンは1番の上死点を出しています

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テンショナーの調整です。
上側のボルトにラチェットを入れておいて、もう片方のスピンナーで張を調整します。
うまく合ったところでボルトを締め付けます。

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テンショナーには1/2のスピンナハンドル用サービスホールがあるのですね。

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テンショナーの→に合わせて張力を調整してボルトを閉めればできあがり

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クランクプーリーを取り付けます。

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左後ろには先ほど調整したテンショナーの下側のボルトが見えています。

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また反対側も、クランクの点火信号を拾うピックアップセンサーがあります。

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こんなに細い所をタイミングベルトがスゴイ勢いで走っているのです


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ファンベルトは3本あるのですが、みんなほぼ同じルートを通ります。

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オルタネーターもどうやって外すんだ的な位置にあります。

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もうしばらく様子を見て問題なければできあがりです


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2021年05月11日

155の整備 前編

これももうずいぶん前から預かっていた155
しかし、ついにユーザーの方に限界が来て手放されてしまいました。
最初、入庫時は冷却水が少なくなることによるオーバーヒートでしたが、納車直前になって、ウオポンからじゃあじゃあ漏って、ついにお別れとなってしまったのです。

しかしそのままでは運転すらままならないので、とりあえずポンプ及びタイミングベルトを交換します。

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やはり完全なる旧車です。
155は特に手がかかる印象です。おまじない無しで維持するのが本当に難しい。

今回は手放す遠因にもなった
ウオーターポンプの水漏れを修理します。

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見た目は美しいクルマです。しかしやはり25年前のクルマなのです。
部品も維持も難しい。

既にタイミングベルトが外れていますが、155はOHCで合わせマークだけでタイミングベルトが交換可能です。
それを楽だとか簡単だとか言ったり、思ったりする人が覆いのですが、いやいやそんなに簡単な物ではないのですぜ、特に旧車だと

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まだベルトはそれほど傷んでいません。しかし、ウオーターポンプを交換するのに使いまわしするわけにもいきません。

問題なのはテンショナーなど付随する機器の傷みです。
タイミングベルトテンショナーですが、動きにスムーズさが全くありません。
見ればスプリングが一部はみ出したりしています。

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これが直接の原因かはわかりませんが、以前に張り替えてから8年弱の月日と33000kmの時間が経っています。

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そして問題のウオーターポンプ。
少し水が漏れています。また過去に漏ったであろう跡も見受けられます。

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ウオーターポンプのボツルトを緩めてエンジン内の冷却水を出します。
ちなみに多くのアルファロメオのラジエターにドレンがありません。

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クランクプーリー側から見た感じ

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ドリフのコントのようにバケツを並べて

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最後はどばーッと大胆に出します。

ウオポンを取り外した後のブロック。

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この水路が着色されているのを見るのはあまり良い気がしないのですが、先に進めます。

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新しいポンプです。
え?155が欲しい?
おやめになられた方が良いと思いますよ。もう皆さんが思い描いている155はここにありませんぜ。
25年前のイタリアの旧車がここにあるのです。

次回は取り付けからまいりましょう。

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2021年05月10日

戦う916

もうね、時間と共に忘れちゃうのよ、どこまでブログに書いたかって
もう2か月より前の話。
916の希少なアルファコルセのGTVが入庫していました
エンジン不動で入庫したコレクターの方の物です

既に入庫から数か月経っていましたが、年末と年度末前後は忙しくてなかなか手が付きません。
でも、やっと重い腰を上げて作業し始めた3月、まずはエンジンが不調の時はやはり三原則に則って
1.良い圧縮
2.良い火花
3.良い燃料

1に問題が無く、どうも2に問題がありそう
3はとりあえず置いといて、2から始めます

プラグはヨーロッパから6本取り寄せていたので、それを使いましたがどうもそれだけじゃないみたい。
そこでプラグコードもかなり傷んでいたので、永井電子さんちにお願いして作ってもらいました。
プラグコードにはピックアップセンサーが付いていて、それでおそらく、回転信号を拾っているようです。
今時、超アナログ〜

それも準備ができてさあ、始動としましたが、いまいち調子よくない。
キャップもローターもかなり減っていたこともあり
そこで、さらに踏み込んでディストリビューターキャップとローターを交換します。

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E君に呼ばれて行くと、ディストリビューターローターを止めていたボルトがサビで腐って取れないとのこと。
回すこともできないので、ボルトを折って取りました
もう絶望的な気分です

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ローターとキャップ以外ディスビそのものでしか、供給がないので残りでなんとかします

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可能な限りばらします。この手のクルマは部品の供給がかなり不安てなので、特にブローバイホース類は無理をさせると簡単に折れます(割れます?)から分解は最小限で行きたいのです。

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エンジン修理らしからぬ工具群

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この錆びたローターのサポートに穴をあけてボルトナットで止める算段です。

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幸いにしてローターとキャップは供給がありましたので、助かりました。
大田区のトーカイの新田さんにまたまた救われました。

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そしてさらに3の良い燃料=混合気を入れに行って出来上がりです。

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コレクターの元にありがちなのが、なg駆動かさない事でガソリンが腐り、最終的にエンジンがかからなくなることは決して珍しい事ではありません。
さらに、やっぱり事実上のチューニング車だからかぶりやすいのもあったりして

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しかし美しいですね2Lターボ

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アルファコルセのマークが泣かせます。

デュアル出しのマフラーがただ者でない雰囲気を出しています。

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いやあああーやっぱりいいなあ916
欲しいですね


2021年05月09日

フェラーリが大変でこまっちゃう 其の弐

テス太郎さんの修理の続きです

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新しい、といっても中古ですが、修理したサクションファンを取り付けます
先に用意したガスケットの数々

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うう、ここに至るまで五か月も要してしまいました。

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こういった仕事ばかりをこなす専門工場って偉大だなあ。
部品の入手ルートも結構いろいろないとできないだろうし
テンパーチャーセンダーもしっかり締め付けて

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茶こしもよく洗浄して

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取り付けです
ここからは駆け足。

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例のとんでもない値段の巨大なオイルフィルター

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どーんと取り付け

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タイヤもノーマルに交換します。

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エンジンフードですが、これは完全にテスタロッサのオリジナル部品

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しかし、見た目の美しさとは裏腹に意外に粗い仕上がり

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別に事故を経験したとかではないんですよ。
この頃のフェラーリって、手作りなせいか見えないところは結構粗かったりします。

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エンジンオイルを注入中。14L入ります。
軽自動車5台分(笑)

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今回オイルはMos2 10W-40
部分合成油でちょうどいい感じ。
15W-40になると化学合成油なのです。

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実に見やすいレベルゲージです

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これ自体がオイルフィラーキャップなのです。

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そして無事に車検を好成績でパスして、ユーザーの元に帰って行ったのでしたー

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2021年05月07日

いざ横浜へ

こんばんわ
今日はこの後10時から回送の為に横浜は大黒のオークション会場に回送に出かけます
今日中に戻ってこれないので、本日は記事なしです。

ちなみに予告するわけにはいかないのですが、来週は遠方への回送が多くなりそうですから更新が心配です
その為に明日の夜はお酒の日になりましてますます更新が心配

掟破りの仕事中の更新か?

2021年05月06日

アルファロメオ166探しています

今回は久しぶりの登場の日本全国166探しの旅。
1月に中間のデータを公表しましたが、それ以来の記事になります。
なんで4か月近くも間が空いてしまったかと言うと? 
かんたんです。あんまり情報が集まらなかったからです....

初めてこのサイトに来た方は、企画の概要をご覧ください。

で、前回の中間報告ではこちら

ここまで調子よく行ったのですが、ここからメールをいただくスピードが極端に落ちまして
でも、その中でも時々メールいただいた方もいらっしゃって、メールいただいた方々、大変恐縮ですが、この場から御礼申し上げます。

では第二回の中間発表です
A=AT M=MT 左=LHD=並行車

カラー前期中期後期備考台数
 ヌヴォラブルー東京都 
 栃木県、神奈川県
  A,A,A3
 ヌヴォラホワイト
   山形県AT?1
 ボルケーノブラック
 岐阜県、兵庫県  左M,左M 2
 オデッセイブルー     
 プロテオレッド
 東京都 静岡県 
千葉県、東京都、愛知県
  
M,M,M,AT,M
5
 オルトマーレブルー  
石川県
AT 1
 コスモシルバー   埼玉県 1
 ミルトグリーン   兵庫県 AT1
 ドルチェアクアグレー   東京都左MT 1
ブラック 群馬県 AT1
メタリックブラック  静岡県AT1

現在メールでいただいているのは17台です。

ここにある以外に僕のところに前期2台、中期2台、後期2台 お客さんの預かりのアルゴグリーン1台
あとは僕のお客さんで、埼玉にボルケーノブラックが1台、富山にアルゴグリーンの中期が1台
千葉県にミルトグリーン、プロテオ
都内のレースカーのボルケーノブラックのMTが1台

17台+6台+5台=38台

あくまで僕の印象ですが、たぶん今、現存するちゃんと走るベースは100台はないと思います。
問い合わせの数などを勘案しても、オークションに出て来る物を見ても
もう、思ったほど残存していない模様です。
少しずつですが、メールも頂けるので、もう少し続けてみたいと思います

と言う事で皆様からの情報、お待ちしております!!



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2021年05月05日

やっぱり最後は店主の趣味

ついに今年のGWも終わろうとしていますね。
皆さんはいかがでした?
僕は月曜だけ少し出かけました
同じ埼玉県内の温泉に...

昭和というかレトロさ加減を売りにしている都幾川の玉川温泉。


ここ、何がすごいって、なんと朝5時から営業しています!

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すっごい大自然の中にあります。僕が到着したのは午前7時40分頃

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まあ、今は無理ですが首都圏からもうまくすれば2時間ぐらいで来れるんじゃないかな?

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そんな自然に抱かれながら、なぜかダイハツのミゼットが出てきます

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新旧ミゼット3輪対決
旧車のイベントがある場合もあるようです、先日テレビで見ました

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店内に入るとそこはひたすら昭和、昭和、昭和

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まー、完全に社長さんと思われる方の趣味の世界
節操なく陳列されています

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現在は使うことが中止されているカラオケも、懐かしい感じのステージ
むかーし川崎の友達がバイトしていたスナックにも、こんな感じのステージあったなあ。
あそこも昭和の時代だったわ

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小さいジュークボックスにコインゲーム

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廊下もこれでもかと言わんばかり

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お風呂の中は撮影できませんから画像がありませんが、露天風呂に大きなスクリーンがあって、そこに昭和40年代前半頃の画像が流れっぱなしになっていて、今でいう旧車が元気に走り回っていました

ゆっくり入った後は、移動して今を時めく渋沢栄一の地元、深谷に足をのばします

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おなじみの道の駅かわもと

何はともあれ野菜でしょW


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深谷と言えばネギ
早く行かないと売り切れるようです...


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切り花も安いですねえ
シャクヤク一束200円!!

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で、一通り野菜を買ったら、はす向かいのラーメン屋 三代目梅丸ラーメンに行きます

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長らく食べてなかったここのラーメン

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しばらく来ないうちに太麺のちょっぴり硬い次郎系っぽい食感の麺になっていました
以前はもう少し細くてかるくちぢれたそれほどコシはない麺でしたが

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さらに花園ICを挟んで寄居方面に寄ったところにある道の駅はなぞのに向かいます

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施設が新しくなりました。そんなに長く来ていないんだなあ

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すっごい数のはちみつがあります

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ここも野菜がごいすー

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きゅうりも5本で200円くらい

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新たまねぎも550円。安いし甘くておいしいです

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新たまねぎはきたもとよりはなぞのの方が安くて物がよかったです。
これも店主の主義?

さらに隣のスイートフォレストで甘いのを買って帰るのもいいですよ

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これはドライブの一例ですが、都幾川や越生あたりを走るのも良し
ムーミンバレーで遊んで帰るのも良し
今回のは僕の趣味のコースですが、ほかにも見所いっぱい埼玉県なのでした



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2021年05月04日

フェラーリが大変でこまっちゃう その壱

オイル漏れ修理と車検のテス太郎くん
やっと部品の目途が付いて作業開始です。

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正直なハナシ、プレート外したら作業終了みたく簡単なんじゃね?
なんて僕もEくんも軽く思っていましたが、ぜーんぜんそんなことないのです

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クルマの下がまったいらで、プレートだらけ。
どこに何が入っているかわからないパネルクイズアタック25状態。

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そのパネルを外していくと縦横無尽に走るフレームの中に目的の壺があります。
これを外すのが実に大変でございます。

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クルマから黒い川を作っていたサンプ用タンク

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これがその壺の底部分です。
今回はこれを交換するのです

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分かりにくいですがこれが壺本体。

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エンジンオイルを排出します。

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1か所からではありませーん
しかも大量に出てきます。

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燃料タンクもこんにちは。
昔ーしからこのメーカーの燃料タンクって宇宙船みたいな感じなんですね。

そしてこれが巷でウワサのオイルフィルター

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その壺からエンジン方面に行くぶっといホースを外したところ。

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そしてこれがそのぶっといフレキシブルホース

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壺の底が取れたところ。
しかし、このような状態になるのにどれだけの時間を要したことか
もう少し考えて作ってほしいですねー

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壺の底にも茶漉しの網が付いていました。
パーツリストに載っていたかなー?

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と言う事で今回はここまで
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2021年05月03日

さすがの本業

先日、軽く書きましたが、この連休を使って工場の入り口を直しています。

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1日目は今までのアスファルトやコンクリートを斫って、土の地面からやり直す大胆な工事です。

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ただ舗装しなおすのではなく、傾斜をなだらかにすることも今回の大事な課題です

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しかし、やはり本業の方々は実に手際よくこなしてどんどん作業が進んでいます。

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朝から今までの地面を粉砕して、午後3時過ぎには過ぎにはこの通り
転圧まで終わっています。
速いけど、まあ、やかましいこと(笑)
工事の皆さんがお帰りになってからが仕事になりました

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本当に素早い動きでなんだか1日目にして殆どできたような...

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続くDay2も転圧から始めて、メッシュを入れました
工場の土台側からも鉄筋コンクリートが入り、緩やかな勾配になるのが分かります

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黄色い帽子をつけた棒は、コンクリートがどこまで入ったかを示す指示棒のようです。
経験者には当たり前なのかもしれませんが、随所に作業者ならでは知恵が光ります
昼過ぎには終わってしまいました

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翌Day3です。
この日はコンクリートを流す日です。

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これ最初からほとんど平らにコンクリを引いていているのですね。
少し小さなポッドにコンクリートをミキサー車から入れてもらって、パワーショベルでそれを釣り上げて
希望の場所で、ポッドからじゃーっと置くのです。

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それをデカいトンボで均すのです。

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この後出かけてしまったので見ることはできませんでしたが
発泡スチロールのお皿みたいな物がついた草履をはいて、コンクリートの上に乗って、手仕上げで
コンクリートの鏡面を滑らかにしていくんですってね

いやー見たかった。
そんなこんあで6日からは通常に戻ります



2021年05月02日

旧車がこまっちゃう

さてみなさん、今、日本の旧車がどうなっているかご存じでしょうか?
旧車と言えども360ccから4000ccを超える大きな物まで存在するので、一概に言えませんが
日産のクルマについては異常ともいえる状態ではないかと思います。

カーセンサーでスカイラインGTを当たれば1000万円オーバーのクルマがザラに出てきます。
フェアレディZ、特に30系、130系の値段も激烈です。

しかし、自動車には必ず、部品が付いて回ります。
部品も車体かかくの高騰に付き合うようにスゴイようです。
ソレックスのヤフオクの値段です

買うか買わないかは置いといて、世間のニーズがあるから部品も高騰するのでございます。

先ごろ修理中のフェラーリテスタロッサ。
世界的に価値が見直され、部品の値段も高騰中。
今月中ごろに部品の定価が上がるというハナシもあります

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日ごろ何気なく目にするエンジンオイルフィルター
このクルマのはデカイんだ

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まるで中型トラックの部品みたい。
これも今や強烈な値段になっていました。

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1つ4万円オーバーです。消耗品なのに....

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旧車に乗るというのは、そう言ったもろもろとの関係を意味します。
幸いにして輸入車であれば、ひょっとしたら海外でうまく部品が手に入るかもしれません。

でも相場と言うのは、よそのバランスを取りながら改定されていくので、やがてはどこもそれほど変わらなくなったり
どこか決まったルートでしか手に入らなくなるかもしれません。


投機対象の自動車はちょっと置いといて、量販車の世界でも絶版になる事で、人気が急騰する場合もあります。
アルファロメオやランチアなどもどんどん値段が上がっています。

147GTAや916GTV、155,156のMTなども、以前のようなフレンドリーな価格で買えるものは相当に悪い程度か過走行だと思います。
今や166も例外ではないかもしれません。
最初から高いプライスタグが付いたクルマを見ると、ぼったくりだなんて声を聞きますが、
いやいや、そんな事を言って静観していたらもはや手に入らなくなってしまいます

少なくとも、僕らも以前のような値段で販売することは難しくなってきました。
昔からある在庫だから、高値で販売するのはずるいと言われそうですが、理由は簡単です。

販売したら次の166を仕入れするのが、同じ価格で仕入れできないからです。
売ったが最後ではなく、商売を持続していくにはまた、商品を仕入れないといけないのです。

中古自動車は必ずしも変えるとは限りません。タイミングなのです。
もし、次に欲しいクルマが出てきたら、迷わず買う事をお勧めします。

それを逃すともう永遠に乗れないかもしれないですから....



posted by admin at 19:35| Comment(2) | TrackBack(0) | 旧車