やはり日本の風土気候には国産車が一番精通しているなあって思う瞬間があります
今回、フロント周りを修理したセレナのコンデンサー周りを組み付けていて思ったのがこれです
コンデンサーで受ける外気を余すところなくコンデンサーに充てようという努力です
エアコンの仕組み上、圧縮したクーラーガスを風で冷やすと液化する都合で、走行中前から当たる風、電動ファンで引き込む風がクーラーを効かす唯一の物です。
輸入車、特にアルファロメオなど、日本の夏をなめきった状態で販売している言っても過言ではありません。
雑誌などでも触れている通りもっと徹底しないと車内が寒くなりません。
最近でこそ彼らもそれなりに対策してますが、166とかまではまるでハナシになりません
166も後期最終になるとあれこれシュラウド部品を足して、かなり対策が進んでいた印象はありましたが
ラジエターの4隅には分厚いウレタンスポンジの壁があります。
ピタットコアサポートにくっついています
コンデンサーの下側もぬかりません
横はこれまたウレタンスポンジのサポート部品でぴったり合わさります。
この徹底具合が日本の馬鹿げた暑さでも一気に涼しい空気を作れるのだと思います
ラジエターとコンデンサーの隙間までしっかりふさいでいる徹底さ加減
画像下側が見切れていますが、バンパーリーンフォースはもちろん、エネルギーアブソーバーまでキレイに避けているのです。
これって今後の参考になりますよ。
写っていませんが電動ファンもかなり考えられています
ラジエターをしっかり覆うカタチで、2つの電動ファンが付いています。
写りませんでしたが電動ファンに行く配線も小指より少し細いくらいの極太配線。
やっぱり日本の気候には日本のメーカーが一番知っているのでしょう