2021年02月28日

買っちゃったクルマ

うーん、うーん。 置き場所もないのにクルマを買ってしまった。
しかもミイラのような状態

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アルファロメオ155 2.5 V6 リミテッド
ただ車体番号など確認していないので本当にリミテッドかは確定できませんが
状況証拠からたぶんリミテッドであろうと

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そうれにしても見事な枯れっぷりです。塗装がダメになってないパネルがありません...

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リミテッドのアイコン、Zenderのエアロすら剥がれています。

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赤いボディカラーに多いのですが、赤い色からクリアが剥がれてしまうのを層間剥離と言いますが、ボディ全周にわたって出ています。だれがどう見ても全塗装が待っています

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でも佇まいはさすが一言。一応欠品はなく全部ついています。
155は絶版人気から一定の水準で値段があがり、在庫として置くには少々高い。
そこで、こんな状態のを買って、蘇らせるのです。
とはいえ、こんなの何時出来上がるの??
ま、数年ですね。前回、リミテッドを起こした時より10年近く経って気力がなくなってきました(笑)


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今回はなんといっても車内がなかなかキレイ。専用レカロシートもそれなりに良い状態。

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内装は確実に何かされています。あまり好きな感じではありませんが、これは良しとしましょう

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なんかナゾの小箱が付いていますが、真っ先に外したい


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平成30年までは頑張っていたようです。
もはやどうにもならなくなって手放されたのでしょう。

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内装はまあまあ。このクルマのキモですからねえ。
リアの手巻きドアガラスがリミテッドを裏付けます

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スタンドックスで塗られていますがMPIと同じ年。25年でこんなになっちゃうんですね。
あの頃はピカピカだったろうに。

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v6もかつての輝きを取り戻したいと言っております。

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静岡の名門の修理工場のステッカーが貼ってあります。
記録簿がいっぱいあるのでよく見ていませんが、ステッカーが貼ってあるくらいなので、きっと面倒を見てもらっていたのでしょう。行ったことがないので名門かどうかはわかりませんが、古くから続く工場なので、きっと名門に違いありません。

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2バルブV6の2.5リッターユニットを見てみますと

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完全に役目を終えたマジンガーZの最終回かのような状態です。

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このクルマ、どういうわけだか最初から職権打刻の車体番号です。
このナゾをご存じの方、ぜひとも教えてください。
もちろん、正規輸入車です

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ながーく、時間はかかりますがやがてはBack on the streetですね。
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2021年02月26日

アルファロメオ156 V6 リネアロッサQシステム

アルファロメオ伝統のV6、最後のEURO3をクリアした最終のユニット
それなのに簡単にすっ飛ばせるアイシンのフツーのトルコンATと合体した、Qシステム

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オートマと侮ることなかれ。伝統のV6+ハイギアードの4速ATで時速80kmまではかなり暴力的な走りをします

いやあ、この音、この軽さ、この速さ、そしてこの大きさ。やっぱり156って名車だと思います

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今日はオイル交換と思ったら
もうパッドが交換時期

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みんなパッドが薄くなっています

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あれあれ? グリスが出ちゃってます。
ブーツはどうやったってダメになってしまうのですよ

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オイルはMos2、またまた楽しく走れちゃうもんなー

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僕の友達のカッパ

ヨーロッパのお友達のカッパです
名前はお寿司屋さんみたいだけど、やっぱりいいなあランチアのクルマ

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なぜか日本より絵になるのですなあ

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かなりうらやましいな

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古いクルマっていいですね
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2021年02月24日

たどり着いたらいつも166 その2

その引き取ってきた166
まあ、なんと言いますか、想定どおりなのですよ
今まで戦ってきたさまざまなトラブルが全部ここにあるみたいな感じ

久しぶりの置き場もついにいっぱいになりました。

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細かいところではこの端子が割れてます

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とりあえずバッテリーを一回り小さいのをつけてエンジンをかけます

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クランキングにも応えてくれず

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一見きれいですがなんだかいろいろぶら下がっています

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なんでこんなところが外れているんだろう??

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美しい車体は健在

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フードを開けるといかにもな感じ。唯一の救いはパワステフルードが漏れていない事
海が近かったせいかサビが結構あります

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フューエルポンプがやられていてガス欠なので少々足します
点検するのもラクじゃありません。

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再びエンジン始動!

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今度はうまくいきました。
しかしATのウオーニングが出ています。冷却水のシャワーを浴びてしまったようです
出たり消えたりしますが、ATが3速ホールドのままです

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ライトのアジャストは動いているようです

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リアのパワーウインドウは右も左も既にストッパーがダメになっています。少し動かすとちゃりちゃりとヤバい音がして、少し斜に動きます。

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ドアロックが全くと言うか1つも動きません。
またウインカーが点灯してもメーター内のインジケーターが点滅しません。そんなのいいじゃんとか思うでしょ?
これ、車検のときに検査官がクルマに乗り込んで点灯をチェックしますから、車検に落ちるのです。

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ICSのコードカードがなくて動かす事ができません。とりあえず温度の調整ボタンを最低と最高にします。
エアコンのクラッチが入らず、ヒーターにすると甘い臭いがするのでその辺、全部アウトです


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でも、だいたいそこを直すと、既にエアコンガスが抜けて大気圧になったシステム内に水分が入り込み、コンプレッサーやレシーバーがダメになり、コンプレッサーがよくなったらオルタネーターが死ぬという
次々攻撃になってユーザーのお財布に攻撃をかけるのです。
だったら最初からリセットしてしまえ、となると果たしていくら必要になることか....

残酷な話ですが、そんなに簡単にはすまないのがちょい古輸入車です。
一応166も当時のフラッグシップですから、手加減なしです。



posted by admin at 21:29| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ166

2021年02月23日

たどり着いたらいつも166

もはやこんな事でしか地方に行けないという....
さて、今回はある166の引き取りで沼津へのお出かけです

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天気は良いけど風の激しく強い日。11時の出発。

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もう圏央道 便利過ぎて本当にいい時代になりました。沼津には中央道を経由せず当然のように東名高速で行きます。
以前なら中央道から河口湖方面に行って須走を通って御殿場に行くストーリーでした

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便利になれば交通も集中するわけで、東名高速への入路は混雑しています。

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そんな時はあなた、東名を無視してその先の新東名ですよ

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新東名はガラガラです。それもそのはず、まだ少しだけしかできていない様子

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だから時期に強制的に東名高速に戻されちゃう

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いつもの風景に戻りました

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道中変わったクルマ... 奇抜な見た目に仮ナンバー。否が応でも目を引きます
これなんてクルマでしょうね?

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中央道もそうですが、圏央道からは登りばっかりな印象

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さてお昼ご飯にしましょう。
足柄SA EXPASA足柄です

長らく来ないうちにずいぶん変わりましたね
昔から足柄SAにはお風呂があって、よく遠出するとき、あるいはした帰りによく入りましたが
最後に入ったのは20年以上前かな? もんもんの人だらけでぜんぜん疲れが取れなかった思い出だけが....

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今回、走らせた積載車。借り物だからATなんです。トラックはやっぱりMTの方がかえって楽かな?

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ご飯も食べて再度走らせます。御殿場アウトレットを過ぎてもうすぐ沼津

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あんなに先だった富士山もかなり間近になってきました

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新東名に再び分かれますが普通の透明で行きます

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愛鷹SAでETC出口から出て目的地に向かいます
前に見えるのは?
駿河湾です!

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この先の1号線を右折して走ります。雄大な富士山が本当にきれい

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現場に到着しました。
すぐにわかりましたがこの状態にしておいてくれたのではなく
ここに鎮座して長いようです
ブレーキはガチガチに固着して、エンジンもかかりません。
強烈な解体車感を醸し出しています。画像だと一見キレイにみえますけどね

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積み込むのも苦労しました。
このプロテオレッドという色は本当にきれいに見えますね

当然、お土産も買わないといけません。

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 買うもの買ったら一目散に帰ります

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圏央道までも下り坂な感じ

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 入間の近くまで来ました。帰りは狭山で降りて置き場を目指します

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飯能でEくんと合流して166を下します

到着はこの距離

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出る時はこれ 328kmです
そして持ってきた166は??

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それは次の機会に
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2021年02月22日

続・難攻不落のシトロエン 

全くエンジン警告灯の解決の糸口すら見つからず、ディーラーのシトロエン所沢に持ち込む日が来ました。

あまりにわからないと悔しいので、その前にもう一度分解して、アタマを整理して点検してみます
どこか断線や線の挟み込みがないかさらに踏み込んでみてみます。

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ひとつひとつ丁寧に抵抗値を測っていきますが、抵抗値に問題はなく
導通をチェックしていきます。

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ハーネスの端はしは勿論の事、バッテリーのそれぞれの端子との導通を確認します

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特に怪しいサーモの4極は皮膜まではがしての点検。しかしどこにも悪い所は見つからないのです

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もちろんウエイストゲートの配線も全て点検。

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タービンチューブにささる吸気音温か正負圧のセンサーの抵抗も測りました
しかし、ここになんともいえないヒントが隠されていたのです

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どうしても解らないときは仕組みを知る事です。
交換した、破損した古い方のサーモを持ってきました。
丁度真ん中に見えるセンサーらしきもの、それと明らかにセンサーらしき物

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それぞれにドライヤーを当てて、抵抗値の移り変わりを確認します。
するとどうでしょう? 片方の明らかにセンサーらしき物はドライヤーを当てると抵抗値が変化します。
ところが、もう片方のものは全く、1ミリも抵抗値は変わりません。
不思議に思い、こんどは直接バッテリーの12Vにくっつけてみます。
なんと、何も起こりません。

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ふと、電子制御でサーモを動かしているような事をうっすらどこかで読んだ気が...
サーモに信号を送って通信しているような事が書いてあったような気が....
通常、DCモーターなら壊れていても通電さえすれば、バッテリー端子に直接繋げば、ショートするか、パチっと火花が出るかするものなので
何にも起こらないのはおかしいです。

これはパルスモーターではないかと?
それなら合点がいきます。
先のマルをつけた車両側の4極のコネクターは4本のうち、3本にバッテリーとの導通があり、1本だけ極性がありました。
また、水温センサーには極性がなく、コネクターをひっくり返しても動作に関係がありません。
片方が信号線、もう片方がグランドです

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なんだか原因が見えてきました。グリーンのコネクターがステッピングモーターに入り、黒のコネクターがセンサーに行っています。
各コネクターには入る場所が決められており、順番を変えることはできません

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改めて古い方を見ると黄色とグリーンの線がセンサーに行き、紫とグレーの線がステッピングモーターに行っています

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一方、純正のコネクターはセンサーであるはずの上の緑のコネクターがモーターに行って
パルスを送っているコネクターはサーモにいってしまいます。

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何度も言いますがコネクターにはピンの位置が決まっているので他に挿し間違わないようになっているのです。
原因はこれではないかと!
早速ピンをカッターで切り取り逆にさしてエンジンをかけると

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見てください。

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全く警告灯がつきません。
つまり、純正の同時交換部品が作り間違えていたのです。

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つまり、このサーモのステッピングモーターはパルスで動かすのと同時に、開き具合を逐一、ECUに信号を送っているのです。
しかし、センサーにパルスを送っても情報が返って来ないのでECUが壊れたと判断して警告灯を点灯させるのです。
やれやれ、俺の数日間を返せ~!


ちなみに、意気揚々と組み付けた後に、診断機を繋げて過去の履歴を消そうとしたら

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なんと消えないではありませんか!!

もう一度分解して古いサーモを取り付けて、診断機で消しこんでも
消えないのです。

つまり、このエラーコードは、診断機のバージョンが古い為に出ているウソ情報なのですよ!!
関係ないのです!!!

6年近く前のこの記事をご覧ください。


このとき既に診断機のバージョンと言うか無いようが合っていなかったのですよ
それを最初から疑ってはいたのですが....
なんて日だ!

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あー、アタマがハゲちゃうかと思ったわ

ディーラーに丁重にお詫びの電話をして予定をキャンセルさせてもらったとさ

posted by admin at 20:53| Comment(1) | TrackBack(0) | シトロエン

2021年02月21日

メルセデスベンツW210のブレーキパッド交換

W210のブレーキパッド交換をしました

たかがブレーキパッド交換、されどブレーキパッド交換です。
自動車で最も重要な役割を果たすブレーキパッド
しっかり効くように整備しないといけません

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大型セダンらしい大きなアップライト
スプリングとショックアブソーバーが別体のダブルウイッシュボーン。
FR高級車の代名詞みたいな足回りです

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後ろ側ぼスライドピンを外して、ブレーキホースが通るカバーを外してキャリパーを外します

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ピストンを戻すと油面が上がり、そもすればリザーバータンクからあふれてしまいます。なのであらかじめ少し減らしておきます

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ブレーキフルードが汚れています。過去はガスリンスタンドでの車検整備だったせいか、ちゃんとブレーキフルードが全量交換されているか怪しいもんです

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ペラペラになったパッドはさようなら


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ピストンは戻しておきます

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新しいパッドとセンサー。ローダストパッドを使うとやっぱり効きが悪くなるのかなー?

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さてここで問題。
ブレーキローターは全面的にきれいに削れることはなく、どうしてもローターの端に鍔(つば)が残ります。



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ここにそのままパッドを付けると、真っ先に削れ残った鍔の部分だけがパッドに接触してブレーキパッド全面をディスクに当てることができません。

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そこできれいに当たるようにパッドの上側もサンダーで削ります

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こんな感じですと


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うまく削れ残りの鍔をよけてパッドの面全体がローターに押し付けられようになります

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そしてブレーキのパッドグリスを塗って。スライドピンには耐熱グリスを塗って

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組付けます。


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パッドグリス(左)とスライドピンなどに使う耐熱シリコングリス。
ちょっとした気遣いで快適に乗れるヒントになるのでした

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2021年02月20日

やっべクルマ買っちゃった

先日、クルマ買いました

詳しい内容はまた今度(笑)
ヒントは表題?

詳しくはまた今度ね
posted by admin at 23:21| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオミト

2021年02月19日

新・難攻不落のシトロエン

元はと言えば、冷却水漏れに端を発した修理のシトロエン。
今や、警告灯が出て作業が終了できません

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診断機をつないで出ているコードはターボのウエイストゲートの配線異常を知らせる内容で、消してもきえません。

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過去のエラーメッセージかと思い、バッテリーから端子を抜いて数時間待って電源の再投入をしましたが、結果は変わりませんでした。

まーなんだ、誰にだって間違いはあるさ、若い僕には夢がある、明日があーるーさー♪
と、コネクターぼ挿し忘れを見ましたが残念な事にすべてしっかりつながっておりました。

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じゃあ、コネクターの挿し間違い?と
思ってさらに分解しましたが特に間違いはありません
いっそ、こんな簡単なヒューマンエラーの方が助かるのですが...

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トラブルのラビリンスに迷い込んでしまったのです。
でも、交換する前は全く問題はなかったはずなので、今回の作業に関係するのは、おおよそ間違いありません。
続いて配線をチェックします。

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4極のサーモのコネクターの片方2本間に強い抵抗値が出て、もう2本の電極間に導通
があります。断線している感じではありません。

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新しくつけたサーモのセンサー間にも導通があります

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交換した古い方のセンサーの抵抗値を調べます

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まず古い方の抵抗値は?

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4.2Ω

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新しく取り付けた方のセンサーも4.1Ωで全く問題がありません。

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もう片方のセンサーも同じように一定の抵抗値が出ます。抵抗そのものは数値が大きくなりますが
少なくとも断線や故障ではなさそうです

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今回怪しい、電子式のウエイストゲート。標準の抵抗値

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数値が安定するまで待ちますと。5.9Ω

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ゲートを直接手で押して抵抗値の変化を見ていた時、ノイズらしきものが発生します

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しっかり押し込むと再び導通が出ます。

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その後も時々、このようにノイズを出すのです

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ははん、コイツが悪さしたんじゃね?

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でも作業に関係ないこんなところ、本当に壊れるかなあ?と半信半疑で部品を発注しました
シトロエンで発注すると強烈な値段ですが、BMWで発注すると半値以下です。

しかし... この翌日に届いた新しい部品を取り付けてエンジンをかけても警告灯は消えませんでした。
そこで、エンジンをかけて様子を見ているうちになんと....

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エラーコードが増えてしまったではありませんか!!

しかもサーモ関連。
これは困った事になりました。
原因がさっぱりつかめず、なんとはなしに診断機を疑い始めていました。
バージョンがクルマと合っていない為に違う情報を出していいるのではないかと....

たまらず、シトロエン所沢に電話をして診断機をつないで、様子を見てもらう予約をして、この日は終わりました。
シトロエンでも、警告灯が消えない限りはどこかに不具合があるのではないかと

組んでは分解、点検。再び戻してはばらしを繰り返しても結局は直らず、完全なラビリンスに入り込んでしまったのです....

posted by admin at 23:45| Comment(0) | TrackBack(0) | シトロエン

2021年02月17日

すごい物

なんだかすごい物を見ました

毛ばたきです
お客さんのトランクにあったものを見せてもらいました。

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すごい毛量! ダチョウの羽だと思いますが、もうダチョウそのもの

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本当に柔らかいふわふわの触り心地

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松本けばたきなるメーカーの物だそうで、調べてしまいました


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専用のケース付き。値段が値段なのでおいそれとは買えませんが、これはいいですね。

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なんか人の頭みたいですね

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八村 塁に見えてきた

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濃い色のクルマにはもってこいではないでしょうか?
posted by admin at 22:46| Comment(0) | TrackBack(0) | こだわりの逸品

2021年02月16日

魅惑のベントレー

車検から上がってきたベントレーアルナージR

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こんなスペシャルなクルマにはこんな車検満了日がお似合い

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ワイパーブレードを交換します。

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もちろん純正品。
値段も普通のクルマの10倍します。末恐ろしい...

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そして当たり前のように国内在庫はありませんで、イギリスから輸入されてきました。
インタースペアーズで頼むと個人で輸入するより安くて早いのです。
なんか黒く塗られているのはそのせい?

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これまた面白いロック方式で上側をずらすと

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口が開くのでワイパーアームのローラーフックを入れて、留め具をずらせば出来上がり

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車体がデカイので助手席側の交換は結構大変。

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続いてフードのガススプリングが抜けて、そのまま作業すると噛まれてしまうので、これも交換

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片側にはセンサーが付いています

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フードショックが下がって、この筒の中に入るとフードは締まっているとクルマが認識します。

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さしもベントレーでもコネクターのロックが粉々になってしまったので、タイラップで抜けないようにしました

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これでOK

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エンジンフードの落し蓋をします。

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伝統のベントレー6750ccエンジン。しかもツインターボ。VW傘下になる前の純潔エンジンです。
エンジン制御はVWのプロトコルで動かしているようですが

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何もかも超ド級なクルマです。

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スナップオンのトリプルクロームに全く劣らない全く曇りのないメッキパーツ。
この重厚さはどこから来るのでしょう

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いつもご利用ありがとうございます

posted by admin at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | ベントレー

2021年02月15日

アイメトリクスのモデルチェンジ

思い起こせば自動車整備の道に進んで、お祝いという名目であるご婦人に頂いたのが
当時発売したてのアイメトリクスをもらいました。
画像は現在のモデルですが、大きなモデルチェンジはしていないので当時からだいたいこんな感じ

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1989年か1990年ころだと思います。
東証2部に上場したイワキメガネが独占販売し始めたのです

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華奢なプラスチック製のフチなし眼鏡ではありましたが、抜群のフィッティングと軽さで顔を計測してオーダーされるだけあって
激しい動きの作業でもずれたりすることなく大変重宝しました
当時からアイメーターなる機械で三次元計測して作ってもらうのです

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当時はもっと仰々しい感じ
しいて言えばこんな感じ?

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当時、スポンサー契約していたヤクルトスワローズの古田捕手がデッドボールをくらってもメガネは落ちなかったという逸話付きでしたが、滅多に街中ですれ違うことはありませんでした



しかし、劣化による破損や、衝突などによる破損は絶えず、修理と買い替えの歴史でもありました

年数と共に品質改良が進み、意外に壊れなくなってきまして、同時にレンズのメーカーも選べるようになったり
いろいろなことができる幅が広がっていったのです

先日、イワキメガネに今使っているメガネの修理に行ったら
「今、お使いのスタンダードモデルは廃止になる(った?)ので、完全に国内製造になったモデルのお買い換えもご検討ください」と言われてしまいました。
イタリアから輸入しているメガネのサイドの部品は今の国内在庫を売り切ったら終売だそうです。

新型のはなんと

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フチ付きでした。
もちろんスタンダードに近い現行商品もありますが、フチなし、軽さ、ずれないというのが売りだったのに
もう全く違う路線に走っていってしまいました。

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もちろん近い商品もありますが、これはフレームがアルミ製
その他にもフレームにハイブリッド素材を使ったりとオールジャパンで大幅に強度が上がったそうです

結構な値段なので、ホイホイ作れませんが、そろそろ視力も悪くなってきたので次はぜんぜん違うメガネをしているかもしれません。


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2021年02月14日

おいしいパンを食べに行きませんか?

僕の住む北多摩地区や、MPIのある埼玉南西部はど田舎ですが、その分農作物酪農関係には恵まれます。
福生を越えてあきるのに行くと、そこに実においしいパン屋さんがあるのです

ラ・フーガスと言うお店なのです
佇まいからしてそれっぽい

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なんでしょう、ドレスデンにでも来たみたいな欧州風な感じ
しかし、周囲には全くこのような感じはありませんので、ある意味異質...

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聞くところによると、以前は世田谷は梅が丘の方にあったとか?聞き及んだハナシなので定かではありませんが


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しかし、パンは珠玉の品ばかりなんです

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まー、あたくし、カメラの才能がないのでじょう図に撮影できませんが、見たら全部欲しくなります
人間の胃袋は1つしかありませんから、どれか選んで買わないといけませんが

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入り口にもあったおすすめパンです。見た目も美しいんですわ

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で、ここは店内で食事ができまして、テラス席で食べる食事はじつに 
ステキな時間です。

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はい、今回もこの秋川牛のビーフストロガノフをいただいてみます。

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目の前には平井川と言うせせらぎが広がります

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季節がよければ満開の桜を見れるのではないでしょうか
ん〜、桜...かな?

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パン屋さんだけあって、パンは食べ放題。おかわりもできます。
下の画像は3人分

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パンにはオリーブオイルか、バターを選ぶことができます。
今回はバターをお願いしました
付属する飲み物を選ぶこともできます。

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メインの料理が運ばれてきました。

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季節の野菜のサラダとピクルス

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満足度いっぱいのビーフストロガノフ
もちろんパンとの相性は抜群

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そして食後のデザートも数種類から選べます。これはりんごのアイスクリーム。バニラもありました
カスピ海ヨーグルトもありました
上のメニューを参照ください

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HPはこちら

すぐそばにはJAの大きな直売施設「秋川ファーマーズセンター」があります
サイコーの新鮮野菜が手に入ります。
スーパーで売っているものとはちよっと違う、産地ならではのおいしい野菜は晩御飯に間に合うように帰りましょう

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ここも立ち寄れば食事もドライブもできてお嫁さんも納得の1日にできます

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あー、ネギは気を付けないと車内がすごいことになりますが

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23区のお住まいの方なら、たまには早起きしてクルマを走らせてはいかがですか?
西多摩にはまだまだいっぱい楽しみがありますぜ
posted by admin at 22:10| Comment(0) | TrackBack(0) | グルメ・クッキング

2021年02月13日

難攻不落のシトロエン 後編

地震こわいなあ
皆さん大丈夫でした?

さてシトロエン
分解があれば組付けもある、当然です

今回の悪の枢軸、プラ製のサーモスタット
これねえ、サーモスタッドじゃないですよ、サーモスタットですよって
気にする方が若干名おられますんで、ここではト。いつのまにかドになっちゃうけど(笑)
英語だとthermostatってかけるんだけどなあ
エアバックみたいなもん??

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いっぱい差し込み口があって冷却水が行きかうLLCの交差点...

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冷却水たちはラジエターに行き、ラジエターから来り
またヒーターコアに行くもの、人を温めそして再びウオーターポンプもどされる
ここは暖かさや冷たさが交差する分岐点、次はトレーダー分岐点に停車いたします

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いやそれはよくって
非常に大きなサーモスタッドです

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2つのコネクターの接続部分があります

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交換部品の皆さん。
サーモ以外に、同時交換条件のハーネス、ターボチューブ、ヒーターホース、ターボ冷却ホース

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これが厄介なことにホースにバンドが接着してあるのです。
これによって脱着にはずいぶん苦しめられました

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あとはこのプラスチックの抜け止めはおそらく新しい特許のものでしょう。その先に見える帽子みたいのはエア抜き用のブリーダー

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損傷しながら外れた古いサーモスタッド
こちらも2つのコネクターを持っています

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では組み付けていきます。その前に各接合やコネクターを改めて確認します

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写真を撮れないところにウオーターポンプから来るパイプとの接合部分に入る抜け止めのピン

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ヒーターコアをつなぐヒーターホース。1本は外れましたが、1本は外れなかった為に交換します

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こんな風な感じで車体にくっつきます

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八つ頭のようなサーモの取り付け方向
時計周りに 
ターボ冷却パイプ
センサー
ラジエター上下
ヒーターコア上り
長いのがウオーターポンプ
そして一番手前のがヒーターコア下り

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シリコングリスを用意して

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おとなしくOリングを飲み込んでもらえるようお祈りのグリスを塗ったくります

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ぶすぶすホースを挿していきます

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新しいタービン冷却ホースのバンドはこのような金属のストッパーで止められており、これを引き抜くとがっちりホースをバンドがかしめます。そしてこれもバンドはホースに接着されています

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タービン側のバンジョーボルトのシールは交換します

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てきぱきと組んでいきます。
全部組む前に先に水回りだけテストします

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再びラジエターテスターを接続して

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ポンプを漕いで圧力をかけます

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もう十分でしょう

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まったく漏ってきません。
いえ〜い、良いですねえ

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よーし、一気に組んじゃうぜい

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狭いが故の手のキズの痛みも忘れて全部組付けました。
はい、エンジンかけてみましょう

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ここまでのどこが難攻不落なの?って思う諸兄も多いはず
ハイ、次行ってみよう〜

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さっそくエンジンをかけてみます

なんとも言えない音と共に現れるエラーメッセージ
え〜?どこか組み付けミスしたかなあ?

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な、なんじゃこりゃ? 交換したのはサーモだけよ?

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しゃーない、これは翌日に持ち越しね
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2021年02月12日

難攻不落のシトロエン 前編

先日書きました冷却水漏れのDS5
想像通り結構な大変さ加減のサーモ交換
とにかくスペースに困ります

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このエンジン、PSAグループとBMWの共同開発されたエンジンで
さまざまなクルマに搭載されたそうです。へぇ〜、そうなのお

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そうなんです。DS3もC4ピカソの後期も先代BMW MINIも

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すでにBMWでは使用していなくて、PSAではたくさん使われています。無責任な(笑)
整備が難しいというより整備性が悪いというかなんというか

大きく張り出したフェンダー、バンパーに阻まれて、体にはかなり厳しいかっこで作業をするので老体にはつらいです
MINIはがばっと開くのでここまでつらくはないでしょう

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良くも悪くもやめてほしいカシメ型ホースバンド
特許の覇権争いなのか切断するのも一苦労

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バッテリーすら外すのが大変なのです
1から100まですんなりいきません。

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多くの配線も外していきます。

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ターボの冷却用ホースも外さないといけませんこちらはバンジョーボルトで簡単ですが、反対側は再びホースバンドがたちはだかります

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ヒーターホースはサーモ側で縁切りするのが難しく、ヒーターコア側で切りました
点前に見えるのはガソリンの高圧化をする装置ではないかと。
これのコネクターも抜きます

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サーモにはラジエターホース上下、ターボの冷却ホース、ヒーターコアの上下と5本のホースが交差します

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また、このお蕎麦みたいな配線の滝が作業を邪魔します。
しかしこのクルマ、オイルフィルターの交換って大変そうだなあ
無理くり外すからターボホースがきれちゃうのかな? 

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サーモが外れました

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結構な仕事量のサーモ交換ですね


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2021年02月11日

アルファロメオ147の4輪アライメント その3

先日4輪アライメント作業をした147のスピンオフ

今回、作業したのはリアですが、4輪トータルアライメントなんて名前の通り、前輪も当然調整しました
とはいえ調整可能、つまり動かすことができるのはトーと呼ばれる単純にタイヤの向きをトリミングする部分だけなのです

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このタイロッドをグルグル回してタイヤの進行方向の角度を微調整します。

そこで部品交換をした場合を除いて、触る事がなくて数字がよくなければ、クルマ元々の出来が悪いか、はたまた何かにぶつけるなど、外的要因で曲がってしまったかのいずれかです

そこでもう一度アライメントの数字を見ます

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キャンバー、キャスター共に左右の差がほとんどなく、最初からかなり良い結果であったことが分かります。

ただ、キャンバーやキャスターの数字は結果でしかなく、シャシーを直す仕事をする場合見るのは
SAIとインクルーテッド角、そしてセットバックです。
事故車修理において、足回りの損傷やフレーム修理の正確性を占う最後に行われる作業がアライメントです。

その際に各種アーム類の先端に取り付けられる車輪がいかなる状態にあるかをこれによって判断できるのです。

SAIと言うのはキングピン角とも呼ばれ、説明が長くなるので割愛しますが、現代のクルマにはキングピンは存在しないためにSAIと呼ばれます。その効能はおそらくネットを紐解けばたくさん出ると思うので割愛します。

このSAIの角度の左右差はシャシー整備には最も重要で、アッパーアームの取り付け位置不良、ロアアームの不良またはナックルスピンドルの曲がりが考えられます。
また、このSAIにキャンバー角を足したものがインクルーテッド角と呼ばれ
こちらも左右差で考えられます。
インクルーテッド角はいわばタイヤの傾き具合で、なかなかありませんがキングピンの角度が正常で、キャンバー角がおかしな場合はハブが曲がっていると考えられます。

同時にセットバックの左右差が大きく、キャスターの左右差が大きい場合、ストラットアッパーの取り付け位置すなわち、フードレッジとかエプロンパネルと呼ばれるフレーム周りの部品の取り付け位置が、またはフレーム修正が完了しきれていない事が考えられます。

これらを総合的に見て判断する中で
先の147の結果を見ると相当優秀な成績と言えると思います。
各部品と、その取り付け位置などが正しくて初めて、キャンバーやキャスターの位置がそろうのです。
つまり結果なのです。

4輪アライメントの重要性を早くから説いていたのがこの方の本でバイブルの
「ホイールアライメント入門」



この本は20年以上前に僕にアライメントのイロハを教えてくれた本です。
フレーム修正と密着な関係にあるシャシーアライメントを記した本でした。
また、フレーム修正とホイールアライメントの面白さを教えてくれたのは
フレーム修正機メーカーのセレットのデモンストレーナーをしていた故 吉川さんでした。

なんかこの本、今は手に入りにくいようですね。
確かこの伊達 肇さんと言う著者は他にもいっぱい本を出していたように思いますが出てきません。

もしどこかでこの本を見かけたらぜひ読んでもらいたい1冊です。



posted by admin at 22:23| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ147

2021年02月09日

アルファロメオ147の4輪アライメント その2

4輪アライメントをかけて部品交換をする147
さっそく届いた部品から交換作業をしていきます

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アルファロメオから来た部品は... ビニールが汚いのよ
長期在庫らしい感じ。

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いかにも新しいものと古いものになりました。
あ、もちろん黒い方が古いやつね

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しっかり取り付けて

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地面におろして、再度アライメント... でも、まだ少しキャンバーが付いているような...
あ、下の画像からじゃわからないですよ。
ジャッキから降ろしたばかりですから

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やっぱりアライメントの結果は、予想的中でもっとキャンバーを起こすようになりました。
かくなる上は加工して強引に変えます

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フロントのようにストラットからデカいフォークを介してナックルを取り付けるタイプとは違い、トヨタのFFなんかで見る上下2つの穴でナックルを止めるタイプ。とはいえちょっと違うけど。
これなら少しの加工でキャンバーを合わせる事が可能だと思います。

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下側のボルトから1°42’立てるには果たして何ミリ削ればよいでしょうか?
数学に強い人ならわかりますか?

Ax√2÷ロアボルトからアッパーボルトまでの長さ=A
これであってます? 無学がバレますね
では答えは?

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答えはエアソーに聞いてみやがれ!
ガリガリ君が突き進みます。
現場合わせ上等

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前後の穴を削りながら何度もボルトを入れて動く角度を見ていきます。

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だんだん結構なバカ穴になってきました

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上から見たナックル取り付け部分。

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今まではこの位置。

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しかし穴を削ってこれだけ移動可能になりました。
わかりにくい??

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これが今までの状態

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これが削ってキャンバーを立てた状態。
ナックルの汚れていない部分がはみ出しているのが移動量を物語ります。


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たったこれだけ? いやいや十分でしょ
足らなければ、また持って帰って削るし、削りすぎたら戻すだけ。
さっそくリアキャリパーを押し込みます。

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サイドブレーキ一体型は硬いのであります。
さてアライメントは後輪キャンバー左側の調整後に注目
最初の1月28日の段階で-1°47’が


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30日のこの作業の後、-0°13’です。
これは非常に良い数字です。


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スラスト角もなく、きっと矢のようにまっすぐ走り、キビキビ曲がり
片方のハンドルが切った後に戻りにくい
なんて心配は一切無用になりました。


めでたしめでたし。
posted by admin at 20:32| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ147

2021年02月07日

し、知らなかった!

な、なんとリッチーブラックモアが日本のテレビ番組に出ていた画像がありました。
ニュースステーション!



なんと和やかにインタビューに応じている。
久米宏がぐいぐいつっこんでくるから聴いていてハラハラしちゃう

こんなのぜんぜん知りませんでした。
結構前だとは思いますが、中学の頃から数えて約40年、こんなしゃべり方するの初めて知りました。
あまり訛りもないし、マイケルのようにど〇りもないし恐ろしいまでにジェントル。

そんなの見てたら、こんなものまで
なんか懐かしいギターまで登場しています。


シェクターのピックアップはもうないのですねえ 残念。

さらに見ていたらこんなものまでありました。
グラハムボネットについて話しています。


ミュージックライフやその後のBurrn!かなんかでも読みましたが、日本で作られた話かと思っていましたが、まさか本人の口からヘアースタイルについての話が出て来るとは思いませんでした。
しかもギターでひっぱたいたというハナシまで。
やっぱりリッチーは髪の毛が突然増えた過去があるので、こだわりが強いのでしょうかね
何十年も経っているのにこんな話するとは...
ドンエイリーがラコステのシャツ着てプレイしていたのがクビの原因って言うのも、現実味を帯びてきますなあ
posted by admin at 23:38| Comment(0) | TrackBack(0) | ヘビーメタル

2021年02月06日

アルファロメオ147の4輪アライメント 

147TSのお客さんから、左のリアタイヤの内側の、強い偏摩耗の修理の相談を頂き、4輪アライメントにかけて原因を探る事になりました。

作業は近くのタイヤ館でお願いいたしました。
僕の所は、今でこそ滅多に大きな事故修理、つまりフレーム修正機を使ってくちゃくちゃになったクルマを引き延ばす
そんな修理はしなくなりましたが、10年くらい前までは結構、強力な弾き作業もこなしていました。
そして完成車の出来を確認するために最後に行っていたのがこの4輪アライメントです。

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ずーーと自前でほしかった設備ですが、ウチに来た事のある方ならお判りになると思いますが、スペース的に限界なのと、借りぐらしの工場では、このような機械を置くことができません。
そこで、外注作業先としてお願いしたのが近所のタイヤ館でした。それ以来のお付き合いですから20年余になります。
ちなみにここから、今のブリジストンリテールジャパンとの付き合いに発展したのです。
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事故修理の完成検査を外注するのは大丈夫なの?と言う心配は全くの杞憂です。
経験もさることながら、しっかり研修を受けたスタッフの精鋭は素晴らしいです
そして何より、どこを見るべきか発注者が足回りの仕組みを理解していないといけません

アライメントの内容については次回に詳しく加工と思いますが
まずはリアタイヤの偏摩耗についてです。
調整前の段階がこのようになっていまして、画像上側がキャンバー、下側がトーです。どちらも後輪です

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左のリアのキャンバーはかなり寝ています。右がほぼ垂直に近いのに対して、左は1°43’もあります。
また両輪ともトーアウトです。
トーアウトな状態で少しキャンバーが付いて、直進しようとするのですから内側が減ってしまうのは道理が合います

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パラレルリンクも美しい147のリアストラット
基本的に調整はトー調整のみのようです。

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ユーザーに過去にぶつけた記憶などを聞いてみますと、過去にかなり高い縁石に強く当ててしまったことがあるそうです。
キャンバー角に寄与している部品は
パラレルリンク
トレーリングアーム
ハブ及びストラット

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そこで、ハブのキャンバーにおける位置決めに大きく寄与するであろうトレーリングアームを交換することにしました。
また、リアトーの調整により多少のキャンバー移動を期待しましたが、リンクロッドがストラット取り付け位置の真下に無い為にトーを調整してもキャンバーの挙動に全く影響がありませんでした

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国内の在庫を確認するとアームは1つだけFCJに在庫があるそうなので、さっそく取り寄せて作業することになりました。

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さて、結果はいかに?
posted by admin at 22:32| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ147

2021年02月05日

DS5のサーモスタッド交換

もう少し前になりますが、シトロエンDS5のお客さんからどうもLLCが減るという電話をいただきました
水を足し足し様子を見てもらっていましたが、ついに朝、水をMAXまで入れて翌日にはクーラントのウオーニングが点灯するとのこと。
さすがに危ないので保険会社のロードサービスを使って入庫と相成りました。

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エンジンかけちゃまずいかなと思うも、エンジンルーム内のリザーバータンクにはある程度のLLCは残っていました。

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試乗すると暖房を入れると水が流れるような音が聞こえます。オーバーヒートの予兆で水の流れる音が聞こえることもありますが、今回はもっとリアルと言うか実査に水が落ちるジョボジョボと言った音が聞こえます。

工場に帰ってフードを開けると、出る前までMAXより上の、むしろフタに近い位置まで入れたLLCが、目盛りのMINまで下がっています。。わずか距離にして5kmくらい。ちょっと渋滞したので時間はかかりましたが
車体下を覗き込みますと、何か明らかに漏れているのが見えます。またわずかに甘い匂いも漂います。

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そこで加圧してどこから漏っているか確認します。
しゅこしゅこポンプを押して加圧しています

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0.8barまあこんなもんでしょう

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するとさっそく出てきました。


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おー、なんかすごい。でも下からではどこから漏っているのか見つけられず
車内で音がしたのでヒーターコアかと思っていましたがアテが外れました。
位置的に違います。
ミッションの上から落ちてくるのでウオーターポンプでもありません。

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原因を確認するためにあちこち点検しますが

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なにしろエンジンルームが狭い。アヴァンタイムもエンジンの半分は見える位置にありますが、半分は奥の方に向かっている為にカウル周りをばらさないとみれません。

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いきなりターボチャージャーのインテーク側のパイプが割れていました。これじゃターボの恩恵は受けにくくなりますね

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なし崩し的に原因を知る為に分解していきます

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インテーク周りをばらしました。これでも見ることはできません。
エアクリーナーケースを少し追いやって

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水が漏れている下手人を創作しているところです

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結局いろいろな場所を点検してサーモスタッドの異常である事が判明しました。

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ここまでばらさないとどこかどこから漏れているかすらみえません。
次回に続きます。
posted by admin at 23:36| Comment(0) | TrackBack(0) | シトロエン

2021年02月03日

思い出のクルマ

当たり前ですが、思い出深いクルマは人それぞれ
クルマの名前を聞いて、えー?そのクルマ?なんて人もいっぱいいるとは思います。

僕がノーマークでも他にそのカテゴリーが好きな人などいっぱいいます。
RV車は、僕は全く興味ないのですが、長らく自動車業界の最も人気のカテゴリーを独走してきました。
遂に最近はSUVにその座を譲りはしましたが、相変わらずミニバンでないとダメっていう人は多いです。

カテゴリーと言う大きなくくりでなくても、車種よっても結構好みがあります。

僕は34型のセドリック グロリアが好き。

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どノーマルが良いんですよ。
いつも程度の良いのを見ちゃうんですよねー
また乗ろうかな?
これもまたデザインが好き。グロリアのグランツーリスモよりセドリックの方が好きかも

生産中止から時間も経ってだいぶマトモなのが減ってきました。
ちなみに2度所有しました。
日本車特有の静かさが好きでしたが、燃費は悪かったなあ
アルファ166より悪いイメージ。
166を乗ってしまうと、到底褒めるには程遠いサスペンション。
もうあれから何年経ってしまったのかな?

思えばハタチになったせがれが、幼稚園のサッカー教室の試合であきる野運動公園の駐車場で
競技場より低い位置にある駐車場を俯瞰して見た時に、あまりに貧相な自分の代車に嫌気がさした年に買ったから15-6年くらい前かな

今乗ったらボロいんだろうなあ

MPI発足当時は
ランチアテーマ1年→131クラウン4年→141クラウン2年→GX90マークU2年
この後、34セドリック半年→34セドリック半年→W210前期直6Eクラス1年半→50シーマ半年→W210中期V6Eクラス2年
この後はずっとアルファロメオ166 これこそが本当の自家用車です。それまでは代車か商品。

途中ランチアカッパもありましたね。

そのランチアカッパ、先日現オーナーから連絡をいただきました。
感無量です。本当に連絡ありがとうございました。

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やっぱりランチアのセダンいいなあ。

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2021年02月02日

軽でもトラックでもスタンドックス

この日、相方の塗装屋は休みでいないので、僕が全て作業します

この日はコマーシャルビーグル、すなわち商用車。
こういったクルマでもMPIにはスタンドックスしかないのでスタンドックスで塗装します。
今回はバックゲートの交換ですね

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新品のバックゲート

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一人だとこういった大型パネルを解包して塗装台に載せるのも一苦労です

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当たり前ですが塗料を準備するのも自分自身
まずはサフェーサー VOCノンストップサフェーサーです。
黒い電着塗装の新品パネルなら、下処理ナシで塗装できます

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下地はJET1000B

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しっかり塗装します。

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一度焼いたら、ひっくり返して裏面を塗装します。
これも一人だと結構大変

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それを焼いて、外に出してきて水研ぎ。
このクソ寒いのに水を使ってサンドペーパーで水で研ぎます。

かじかむ手をストーブで温めても震えながら調色します。
まー、バンなので気は楽ですが、そうで無い乗り物ならここでも気を付けて調色しないと
後で顔が青くなったりします

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既に塗装した裏面などをマスキングしたら脱脂して塗装になります。
さすがに裏面をマスキングしてひっくり返すのは一人ではできません。部品を配達に来た人や、だれかその時に来た人に手伝ってもらいます。

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ただの白、ソリッドカラーなんて言いますが、それはSATA JET4000HVLPが受け持ちますが
正直なところ、どうしてもこのガンの微粒化は好きになれません

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それでもしっかり塗装するとしっとり美肌(笑)

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仕上げはずっとJET3000。
果たして何年この座に鎮座しているのやら


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1回目のクリアー。
画像ではわかりませんが、それほど多くの塗料は載せません。

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2度目のクリアーは仕上げていくので、膜厚も高く、がっちり塗り込んでいきます。

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うーん、バンにはもったえない肉持ち感
クオリティはメルセデスの物と変わりません。

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塗装が終わったらクリアーの肌を確認して次の工程に入ります

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しっかり焼き付けて出来上がり。

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この後、当たり前ですが自分でガンを分解して、清掃するのでした。うーん、ほとんどやらせていたからなー
やはり一人で全部を賄うのはつらいっす。
posted by admin at 23:29| Comment(0) | TrackBack(0) | 塗装

2021年02月01日

え?古いタイヤだったの?

先日ちょっとしたメンテナンスなどをしたアルファロメオ75
どうしてか、聞いたこともないようなナントカトレックみたいな名前の中国だかのアジアンタイヤが装着されていて、交換してほしいとのリクエストが

195/60-14...

そのサイズ、より取り見取りかと思ったら、ブリジストンからは珍しいサイズですねえ と言われてしまいました。

90年代の純正タイヤでは定番だったように思うのですが...ブリジストンではプレイズとアドバンRE71RSと言うゴリゴリのスポーツタイヤしか無いそうです。
さすがにRE71RSじゃあ普段乗りにはキツイだろうという事になりプレイズを選びました。
ちなみにヨコハマだといくつか種類があるようですね。さすがヨコハマ、ニッチなところに強い

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クルマが5ナンバーですからタイヤホイールもそれに合わせた感じです。
当時はBMWのE30の3シリーズや初代ロードスター、いすゞのピアッツア・イルムシャーなどなど
ファルケンやルマンbBなどはもう設定が無いようですね

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ここで、ん?となった方。
なかなか鋭いですよ。

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なんでこんな旧モデルを?となった方、さすがです。
ブリジストンのプレイズのサイトを見ますと


プレイズは長く生産されている間に幾度もマイナーチェンジをしてまして、モデルライフが長いせいかバリエーションがたくさんあるのです。

現行はPX-U、その前はPX、その前はPX-C その前はPZ-XC その前はPZ-X、さらにその前はPZ-1
な、なんと5世代前なのです!
でも製造は2020年の秋。現行商品なんですね!!

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皆さんでご存じの方も多いかと思いますが、マイナーチェンジしたからと言って必ずしも良くなったとは限らない事は往々にしてあります。
もちろんいろいろな技術の開発や発見によってよくなっている部分も多いかと思われますが、例えば、レグノと言うタイヤも個人的にはXTと言うモデルになった時にかなり幻滅しました。
それまでのGR9000と言うモデルが一番好きだったのです。

では、このPZ-1がどうだったかと言うと
なかなか良いのです。当時僕はトーインが付いたように直進が楽になるタイヤだという思いが一発でよみがえりました。
そして何気に静かなのですよ!

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あー、でも先に言っときますよ
古いモデルでも新しいタイヤですからね
古いモデルで使ってなくても、生産がこの当時のタイヤは危険ですよ、無理ですよ〜

当たり前かっ!
posted by admin at 23:27| Comment(1) | TrackBack(0) | タイヤ