2021年01月31日

続・166修理の旅 final

只今、日本全国166探しを実施中。
詳しくはこちらの記事からどうぞ

是非、お乗りの皆様のご参加お待ちしております

ついに166のエンジ交換も最終回
前回、エンジンが乗っかって始動までいきました。
今回は付随する作業等です

エンジンのマウントの車体側、例のドッグボーンの車体側のブッシュが切れてエンジンがグラグラしていたので交換します
交換はブッシュのみ。プレスでおっぺして外します

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そして新しいブッシュ。

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ハスコーの油圧プレスのアタッチメント、これが非常に便利なのです。

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できあがり〜

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バンパーを取り付けて、ライナーを戻す前に再度点検。

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どこにも緩みや無理が無いか

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くまなく見てみます。

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サイレンサーの方は関係ないか

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下側のエンジンマウントは既に交換していますから実にキレイです。
昨年は名古屋だか関西のTIのお客さんに最後の1セットを販売しました。

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パワステ周りやエキゾースト、さらには冷却水周りなどを確認して見納め

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エンジンアンダーカバーを取り付け。

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完成まであと少しです

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前日の夜にエアコンの真空引きをして、朝方確認してエアコンガスを入れました。
全くマニホールドゲージの針は動かず、エアコンのシステムも問題ありません
エンジンアッパーカバーのメモは何でしょう?

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各シリンダーの圧縮を書いた紙でしたね。
こちらもさようなら

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完全に復活した3.2LのV6は実にスムーズ

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さて、E君の元を離れる時がきました。ああ、僕らの正月が終わろうとしています。

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そして次のお客さんいらっしゃーい。
出ていくクルマと入って来るクルマが交差します。

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MPIに帰ってもまだ少々作業はありまして、わずかにハンドルセンターが狂ったのでセンターを出します。

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タイロッドとエンドの固定ナットを緩めてタイロッドを回して、センターを出します。
少し回しては試乗してハンドルセンターが出るまで繰り返します。

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これが終わればいよいよ納車です。

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長く預かってホコリだらけになった166も、切れにしてオーナーの元に帰っていく時間がきました。

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大喜びのオーナー。もう何もありませんように。

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長くつらかった大整備が終了しました。
いかがでしたか?
僕も私もやってみたい方は、ご自身で頑張ってください(笑)
もー、しばらくはやりたくないかなー?
posted by admin at 19:05| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ166

2021年01月29日

また復活してくれないかなー?

久しぶりにyoutubeでトリビアの泉見てたら時間が経つのを忘れちゃった
中でもこのトリビアの種は検証が実に面白い

見てたら時間がなくなっちゃったからfootage見て楽しんでください

【トリビアの泉】【トリビアの種】100mの高さからトランポリンに飛び降りたらどのくらい高く飛ぶんですか?




このばかばかしさは間違いなくyoutubeに影響を与えていると思うのですねえ。

【トリビアの種】駅まで『徒歩5分』を競歩の世界記録保持者が歩くと徒歩□□□分【満開】




【トリビアの泉】【トリビアの種】縦10mの下敷きを倒した時に吹く風は風速□m


【トリビアの泉】【トリビアの種】ウルトラマンの実物大をコピー用紙で作るにはA4用紙□枚



これが一番面白いと思っているトリビアの種。今じゃあ制作、放送できないかな?
【トリビアの種】スキージャンプ台でタイヤを転がしたら□□□mジャンプする


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2021年01月28日

新・アルファロメオ147のO2センサー交換

只今、日本全国166探しを実施中。
詳しくはこちらの記事からどうぞ

是非、お乗りの皆様のご参加お待ちしております
と毎度、毎度貼り付けていますが、1/13を最後に全くメールが来なくなりました。
つまり先日の中間発表後は全くメールが来ていないのです
思っているより台数は少ないのかもしれませんね

代車?せがれの自家用車?商品?ともいえないウチの147、昨年の夏にO2センサーを交換してしばらくは良かったのですが、再びチェックランプが点灯するようになってしまいました。
昨年夏の模様は下記の通り

そのときは、3本のO2センサーのうち1本は交換暦があったので交換を見送ったのです。
どうもそれが裏目に出たようです

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常に警告灯が点灯するようになってしまいました
ちょっとお客さんに乗ってもらうのに心苦しいので交換します

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交換していなかったのは上流側の左側。

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おお、真っ黒。作業は過去に一度交換していたからか難なく緩みました。

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数値も非常によくなりました

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上流側は動きが激しいのに比べて触媒通過後の値は大変安定しています。

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警告灯の履歴を消去した後はエンジン警告灯は点灯していません。
でもそのままか貸し出しちゃったから予後はわかりません。
帰って来たら警告灯が点いていたら、いよいよECUかもしれません

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細々手がかかるクルマですねアルファロメオって
どうかちゃんと仕事してきますように

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posted by admin at 22:56| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ147

2021年01月27日

作業服のプレタポルテ

僕らの業界でツナギとかつなぎ服と呼ばれる作業着
実は、その作業着にもブランド品が存在しまして
2つあります。ひとつは皆さんでも知っているディッキーズ

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もう有名すぎて作業服のイメージがありません。
おでかけツナギです。もちろん値段も高いです。旧車会やチームでおそろいの物を作ったりと高級作業着の名を欲しいままにしています。
薄い生地ならパジャマに、黒い物なら冠婚葬祭に使えます。そんなイメージ。ネクタイの絵なんか描いちゃったりしてね

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僕らは自動車を修理する仕事なので、縁遠い物です。とてもこんな物高級品を着て作業できません。

そして今回取り上げるのがこちら、オートバイです。


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これはつなぎ服の金字塔で、最高級ツナギだと僕は思います。
生地、製縫、ファスナーなどの部品、どれを取っても間違いなくベストです。

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しかし、欠点は高いのです。
そりゃあ当たり前です。なにせ高級なんだから。
バブルの時代は結構着ていたんですけどね。当時ボルボのツナギもオートバイでした

しかし、中古車組合から買うと結構値引きが多く、今着ているツナギと1000円ちょっとしか変わらないようなので今回購入してみました

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さっそく来ました。いやあ、やっぱり高級なツナギはいいなあ

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中古車屋さんはあまり整備とか板金とか作業をしないから、結構この手の高級つなぎを着るのでしょう。だからか裁く量が多く割引も良いのでしょう
逆に僕は溶接作業があるので、綿100%でないと作業中に燃えてしまうのです。
ポリエステルなんかだと、選択は楽ですが、冬場に溶接作業していたら、膝がなーんかあったかいなと思って見たら、炎が上がって燃えていた事がありました

やはり汚れるから作業着を着るわけです。だから僕らもツナギは短命です。
Eくんなんかエンジン整備ですから僕よりはるかに短命。

世の中、どんなものにもヒエラルキーがあって高い物から安いものまであります。
最近ではありえなくなってしまいましたが、安いツナギ服は20年くらい前は全部綿で1着1500円くらいまで値段が下がった事がありました
今じゃあその数倍ですから恐ろしい。
当時は中国ですら人件費が追いつかず、ベトナム、カンボジアと人件費の安い国にどんどん入れ替わっていったそうです。今はどうか知りませんが

でももちろん、安さを追いかければまだまだあります。ホームセンターのオリジナルやバッタ物などを探せば最安値な物がきっと見つかります。
安い物で満足できるならそれもよし、多少はいい物を選びたいと思う心は贅沢なのでしょうかねえ?


2021年01月26日

続・166修理の旅 E

只今、日本全国166探しを実施中。
詳しくはこちらの記事からどうぞ

是非、お乗りの皆様のご参加お待ちしております

166の修理も大詰めです。この日は1月10日成人の日
寒い朝でした

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もう残りの部品もかなり少なくなってきました。
ギアを上げて組み付けにいそしみます。

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以前から足回りの異音に悩まされていましたが、アッパーアームの交換でおさらばです。

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おそらくは166のこういった修理で肝になる、パワーステアリング系の組み付け

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ラックのボルトナット

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力いっぱい締め付けます。この言い方正しくない??
これはエンジンメンバーのボルトの締め付け中です。このときに下回りの大きなボルトを全て増し締めするのです
二人で締め忘れや異常がないか確認しながらです

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トランスミッションのシフトチェンジロッドを入れて、取り付けプレートを締め付けます。

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上側を組みます。点火や制御系のエンジン電装関係は僕が作業します
E君には足回りを任せて車上でずっと作業します

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サージタンクの取り付け

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サージタンクは完全に固定してしまうとインテークパイプが入れにくいのでフローティングの状態で組んでいきます

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このエンジンのアイコンでもあるメッキパイプが揃うとぐっとそれっぽくなります

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まだまだ続きます。次はエアコンコンデンサー、ラジエター類

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ここの作業は結構キツイので画像がなく一気に進んでしまいましたが
ここはシュラウドの入り方など作業から時間が経って忘れてしまいがちなところなので、時間がかかります

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おそらく、前期、中期、後期で最も違うところのひとつでもあります

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やはり休みの日は作業がはかどるのです。
さらにやっぱり今回も先に入れるのを忘れてしまったトランスミッションオイル....
僕ら学習しないなあ...

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午前からはじめた仕事もあっと言う間に夕方です。恐ろしく入れにくいトランスミッションを注ぐラッパが哀愁を誘います

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次は下回り。エキゾーストパイプを取り付け

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関係ないですが、トランスミッションとエンジンの間の黒いパネルと銀の四角っぽい形のカバー。
この下にモトロニックの肝のクランク角センサーが入っています。

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この辺のボルトは錆がひどく痩せているので締め付けには特に注意が必要です

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アッパーホースやヒーターホースを繋げてホースバンドを締め付けます。

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スロットルボディやエアフローメーターのコネクターを繋げてインテークパイプをはめ込みます。
何気にこの下のエアクリーナーケースのエア取り入れチューブの脱着が面倒だったりします

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再度忘れ物が無いか二人で確認します

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久しぶりに見るエンジンが覗く右側の画像

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エンジンオイルを入れます。おなじみリキモリMos2 10W-40

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前日まで白日の下だったシリンダヘッドに吸い込まれていきます。

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LLCを入れます。これも昔と違ってスーパーLLC。

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バッテリー端子を繋いでいよいよエンジン始動です。ブルルン

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実に素晴らしいです。エンジンは何の問題も無く回転していきます。

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当たり前ですがオイルの漏れや不穏な振動、不調を示すサインなどは一切ありません。
約1週間。二人でほぼかかりっきりで作業した166もついにリーチですよ
いやあ、長かったねえ

posted by admin at 23:15| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ166

2021年01月24日

続・166修理の旅 伍

只今、日本全国166探しを実施中。
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是非、お乗りの皆様のご参加お待ちしております

この日は午前中は別の作業をしていて、Eくんが作業を進めてくれました

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一気にバックプレートやスプロケットがくっついて、かなりそれっぽくなりました
昨夜の様子はこれでした

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ウオーターポンプなども今まで使っていたエンジンから移設します。
まだ新品のようです。

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シリンダーヘッドにはダイヤルゲージを取り付けてタイミングベルトの固定を待ちます

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ゆっくりクランクを動かして完全なトップを出します。

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だいたいのトップを予め出しておくことは前回のブログにて確認しました

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これがほぼ完全なトップ。1メモリの前後で位置を確定します。1メモリが1/100ミリですから本当にわずかな差を調整してロックするのです

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これでベルトを張ってスプロケットのボルトを締め付けて固定します。

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まずはタイミングベルトテンショナーの位置決め

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これも完全な位置で固定。上に見える6mmのヘックスボルトで、上下2本で固定しています。

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かつて誰かが付けたであろう合いマークは完全に過去の物になり完全なバルブタイミングが調整できました

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そうしたらフタを閉めます

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まず片方

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もう片方。液体ガスケット、しかもベンガラ色です。ベンガラって何??

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こちらもフタをします。

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出来ました。タイミングベルトケースや補器類を組んでいきます

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点火制御系のメインハーネスも166についていた方から外します

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一方でドライブシャフトを取り付け

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どんどん部品が付いて行って出来上がりが近くなってきました

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前も後もO2センサーを外してあります

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奥に佇むいらないエンジン。

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このエキマニの下の遮熱板の下にスターターモーターがあるのです。
すぐ後ろはエアコンのメカニズム類が入る場所の隔壁ですからスターターはエンジンが載っていたら絶対交換できないのです

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しかもこのエキマニに隠れるようにオイルフィルターがあるのが分かります。
長い距離を乗ってきてフィルター交換をさせるのは酷ってやつです

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ベルトは張りますがパワステのタンクは付けません。車両側に残るパワステパイプ類とここで交差するからです

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いよいよ再婚の時がきました

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合体です❣ きゃっ♡

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ま、作業する側は大変なんですけどね

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少し上げたり下げたりをして、パワステパイプやラックのギアボックスを固定したりと
再婚もラクじゃありませんね。

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もうすぐ僕らの正月も終わろうとしています。
posted by admin at 21:20| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ166

2021年01月23日

Quiet Riot

クワイエットライオットが新しい音源を準備している様子をニュースが伝えています。


かつてアメリカのチャートにHMバンドとしては初めて(ではないかもしれない?)ビルボードの全米No1を記録したバンドです。
僕も好きでした。



かつてはオジーに行く前のランディローズが在籍し、1、2枚目はなぜか日本でだけリリースした過去を誇る(笑)バンドでもあります。ランディ時代はそれほどいい曲はない印象ですが、ランディが亡くなった後、リリースされた最強の布陣で作られたアルバムがメタルヘルスです。

その中でもMTVに乗って大ヒットしたタイトルトラック(と言っていいのか)メタルヘルス
ランディの置き土産とか七光りとかではなく間違いなく、この人らのポテンシャルだけで作られた名作です


楽曲の良さもさることながらこのボーカルのケヴィンダヴロウのキャラクターによるところが大きいように思いますがいかがでしょうか?
この自由ケ丘にあった植木屋さんにそっくりなこの人の歌は紙ヤスリボーカルは最高でした
いまいちパッとしなかった、このメンバーになってからの2枚目、3枚目も、この人がいたので僕はそれなりに好きでした。


時は流れて2007年に看板だったボーカリスト、ケヴィンダブロウがドラッグの使用過多で亡くなり、それでもそれっぽいボーカルを後釜に活動を続けていました。
個人的にはケヴィンがクビになった80年代後半、元ラフカットのポールショーティノがボーカルだった時がきらいかな?
すっごい歌のうまい人なんですが、このバンドには合わない感じ。嫌いというより興味がなかった

さらに昨年、ドラマーのフランキーバナリが亡くなってしまいました。
フランキーは最初の頃はリズムキーパー的なドラミングなイメージでしたが、実はなかなか手数の多いドラマーで
後の復活したアルバムAlive and well ではちょっとおいしいドラミングを披露しています。




新しいところではリンキンパーク、古くはレッドツェペリンなど主要メンバーの死去に伴い解散するケースも多いのですが
なんとこのバンド、オリジナルメンバーが一人もいなくなっても活動していたことに驚きを隠せません。


もう、ちょっと上手なコピーバンドのよう。
もはやぜんぜん別のバンドです。

みんなみんな年を取るのでございます。
時間にあらがうことはできないのですねえ
posted by admin at 23:32| Comment(0) | TrackBack(0) | ヘビーメタル

2021年01月22日

新・166修理の旅W

まだまだ続く166のエンジン交換
今回は古い部品の取り外しなどの日です。

スターターモーターのリビルド品。
もうだいぶ数が少ないみたいです。国内調達はもう無理なのかな?
もっと他に電装屋さんの付き合いを広げてみるとか?
高価なうえに数が少ない。しかし、あんまり信頼性の低い部品は使いたくない。

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なにしろ交換しにくい場所にあるのです。交換にはエキマニがあって、エンジンを外した時でもないかぎり交換などできません
信頼のおける出自を求めたいです。

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とはいえ、今回のモーター。少し加工が必要でしたが....

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面倒くさいので有名なエンジンオイルフィルターもこの際だからくっつけちゃう

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これまたとても作業がしにくいのですよ。
やった人ならわかるきっついやつやん。

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見るからに古そうなタイミングベルトに手をかけます。ウオーターポンププーリーをはじめ、どんどんカバーなどを外していきます

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こちらは今までついていたエンジン。まだ数千キロしか乗っていないので、そっくり移植します
2基同時に分解します。


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片方はタイミングがどうなろうとも関係ないので、バリバリ外すだけですが、これからを担うエンジンはそうはいきません

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ウオーターポンプのパイプも登場

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なんかごちゃごちゃ書いてあります。ドライバーが上の方に見えるのはだいたいの上死点を出しておくためです

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軽くカムのロックをかぶせます。

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カムは4本、ロックもそれぞれのカムに合計4本使います。

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準備ができたらカムシャフトスプロケットを緩めます。

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次にロックのボルトを締めたらできあがり。

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そしたら、テンショナーを緩めて端からばらしていきます

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ピストンは1番が上死点。カムは完全にロック。
そして交換作業が鉄則です

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物理的には合いマークだけで交換はできるかもしれませんが、ちょっとでもずれたら大変な事になるので、しっかりセオリー通りに作業するのが良いと思います。

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カムのスプロケットまで外す背景には後ろのエンジンアッパーマウントの取り付け部分の形状が156と166では全く違うからです。違う部品は本当に多岐に及びます。

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ウオーターポンプも外れました。

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見た目と裏腹に中身はかなりきれいなエンジンです。
出来上がりが楽しみになってまいりました。

ところで、クランクのシールは交換しましたが、カムシャフトシールは交換しないのですか?と言う御指摘をよく聞きます
答えは、交換しません。
まずここから漏っているのを見たことがなく、ここが傷むほどレーシーな走りをするわけでもないので見送ります。
ただ、今後は必ずしもその通りになるとは限りませんね
166とてもう十分旧車です。いかなることがあっても不思議ではありません。
posted by admin at 22:26| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ166

2021年01月21日

日本全国アルファ166探しの旅

只今、日本全国166探しを実施中。
詳しくはこちらの記事からどうぞ

是非、お乗りの皆様のご参加お待ちしております

と、宣伝してきて早2週間弱
ここまでの情報をお知らせいたします。

皆さん、どうなっていると思います?

ではここまでの結果から

皆さんから寄せられた情報、全12台!
たったこれだけ? いやいや、こんなに?

カラー
前期
中期後期
ヌヴォラブルー東京都栃木県 神奈川県 
ヌボラホワイト  山形県
ヴォルケーノブラック岐阜県   
オデッセイブルー  東京都
プロテオレッド東京都 千葉県 静岡県  
オルトマーレ ドルチェアクアグレイ  石川県 東京都
コスモシルバー  埼玉県
ミルトグリーン 兵庫県 
 4台3台5台

ちなみになんとこの中の5台がMT...

ここにある以外に僕のところに前期1台、中期2台、後期2台 お客さんの預かりのアルゴグリーン1台
あとは僕のお客さんで、埼玉にボルケーノブラックが1台、富山にアルゴグリーンの中期が1台
これから入庫するであろう愛知県に行くプロテオの前期が1台 千葉県にミルトグリーン、プロテオ
都内のレースカーのボルケーノブラックのMTが1台

12台+6台+6台=24台

僕の見込みは47都道府県に2.5台くらいではないかと
沖縄など0台のところもあれば東京や大阪、名古屋など複数台あるであろう県の平均を考えて3台はないだろうと
平均2台なら94台。
平均2.5台なら117台
平均3台なら141台

おそらく売っている中古車やごく最近買ったという166を足しても20台あるかないかくらいでしょう
感覚的にはとても国内に120台もあるようには思えなくなってきました。

すると限定100台ってフェラーリの限定車並みという事になりますぜ。

引き続き皆様からの情報、お待ちしております!!




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2021年01月20日

新・166修理の旅3

只今、日本全国166探しを実施中。
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エンジン交換中の166

移植されるエンジンの準備が続きます。
こちらは移植されるエンジン。
元々は156GTAに載っていたエンジンで、エンジン型式そのものは同じでも付属している部品は結構違っています

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一見同じに見えるサーモケースですが、そのケースの後ろ、ヒーターパイプに注目。

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これは今まで積んでいた166のサーモケース。その上のヒーターホースをつける部分はダミーで、穴が開いていません。
これを取り替えるにはボルトは一緒でサーモケースの下にありますので、サーモケースを外すとこのダミーを外す事ができるのです。逆を言えば外さないといけないわけです。必要ないウオーターパイプなのに... 

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サーモケースは性質上、密閉度の精密製を求められているので、ガッチガチにくっついています。
だから外すのもそれなりに大変。
外したら汚れやサビを落としてきれいにしてからOリングを入れます
画像は超高速でEくんがワイヤーブラシを動かしている画

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何度も言いますが右のパイプは使わないのでいらないのですよ。
いらないけどぞんざいにすると、ここから冷却水漏れするのできっちりやらないと。
人間で言うところの盲腸みたいなもの?

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Oリングが入った3つのパイプ。本当はここにもう一本ウオーターポンプから来るパイプが1本あるのですが、それは今はまだ取り付けません

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クランクのリアシールも交換します。
クランクシャフトはご存知の通り、内燃機関でシリンダー内で爆発を出力に変える重要な部品です。しかし通常はトランスミッションとエンジンの間に挟まれているので、見る事すらできません。
しかし、当然、シャフトが外部に露出する部分はシールが無いと中身がダダ漏れになるので、こんな機会でないと交換できませんから
ここで遇ったが100年目、千載一遇のチャンスなのです

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クルマが古くなると、 エンジンオイルの管理不良などで、エンジンオイルの品質が下がり、シリンダー内で圧縮した混合気がピストンリングの隙間からエンジンブロックに逃げて、エンジン圧力が高くなり、こういったシールを攻撃するのです。
もちろん経年劣化によるものも避けては通れません。

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新しいシールを圧入します。

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これで当分はオイル漏れから開放されるでしょう

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とりあえずここまで出来て遅い目のお昼ご飯。

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食後はトランスミッションです。
まず、フライホイールからです。
奥の大きいフライホイールは166用で、横の薄い方が156GTAの。
166のはミッションダンパーと呼ばれる、クラッチを繋いだ時にガツンとつながっても ここでぎゅっと1回バウンドしてからクラッチがつながるので
ガクガクならないのです。つまりコンフォートに走れるのです。その代わり大きくなる分、慣性が強く働きエンジン回転のレスポンスが悪くなります。
これも走行距離が長くなるとダンパーがへたり、ほぼダイレクトでつながるようになってしまうのですけどね。

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さっきのクランクに強力なクロモリ鋼のボルトで締め付けたらクラッチを取り付け

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動力をトランスミッションに伝えるクラッチ板、それを上のフライホイールに押し付けるクラッチカバーを取り付けました。
この際にメインドシャフトが入る真ん中の穴がトランスミッションと一直線になるためのセンタリング作業して

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ボルトを全部締め付けます。ここをいい加減に作業するとトランスミッションを入れる際に苦労します

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ここのボルトはリブCVボルトなので、トルクスで作業したら大変な事になります。

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用済みのエンジンから外したトランスミッション

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これがTミッションのメインシャフト。ちなみにこれと対を成して変速するのがカウンターシャフトです
それはもちろんトランスミッションの中

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メインシャフトには特殊な形のベアリングが付きます。レリーズベアリングです。このベアリングの動きが渋くなったり、クラッチカバーのダイアフラムスプリングが傷んでくるとクラッチペダルが重くなるのです。ちなみにGTAではこのベアリングを動かすレリーズフォークそのものの動きが渋かったのを見た事もあります

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ここからはあまりに大変なので、画像が無いのですが、トランスミッションが無事にくっつきました

上のレリーズベアリングをクラッチカバーに飲み込ませて、レリーズベアリングの鍔が引っかかると、フライホイールとクラッチとメインシャフトはいつもくっついて、メインシャフトはクランクが回っている限り、メインシャフトも一緒に回るのです。
クラッチペダルを踏むと油圧でレリーズフォークを動かしてレリーズベアリングをクラッチカバーごと引っ張るのです。
すると、フライホイールからクラッチディスクが離れて動力が分断されて、その間にギアを変える仕組みです。
わかったかなー?

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ここから先はエンジンマウントなど下回りの吊り上げて作業しないと交換できない部品ばかり

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おっと、こんな所にセンサーが

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油温センサーのようです。156には付いていませんでした。グロメット代わりのボルトだけ

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吊り上げて昨日外したエンジンマウント類を取り付け

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意外にこれが大変なのよ。

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サブフレームに移しました。

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やっとここまで。でもまだまだこれからなのですよ。

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移す部品がまだまだ満載です

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次回に続く
なんか長編すぎかなあ?
長すぎるのはいかがなもんかと指摘された事もあるんですわあ
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2021年01月18日

BMW G30のアウターハンドルの取り外し

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今回もBMW

昔からBMWやメルセデスはドアトリムを脱着せずにアウターハンドルやドアミラーを脱着できる仕組みでしたが

特にメルセデスは昔より例のドアハンドルが前後二個に分かれて外れる、今や世界のスタンダード的な止め方で
2000年ごろに特許が切れたのか、トヨタをはじめ世界中の自動車メーカーが採用するドアハンドルの外し方です

他方、BMWも、それこそ特許の具合なのか、実にうまくかぶらない方法で脱着する独自の方法でした。
E36や46がいい例ですね。もう忘れてしまいましたが、ネジを緩めてステーか何かを移動させて、そのうち取り外しができる仕組み

今回はBMWとしては比較的簡単な方法なのですが、BMWらしい、ひとひねり加えたアウターハンドルの外し方を見てみます

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このグロメットは世界共通。ここ開けろって書いてあるかのようです

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開けるともう見えてますね、何かが

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ただ、なんだかよく見えませんがヘックス? トルクス? それともフィリップス?

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正解はトルクスのT-15です。
だがしかし!
シャフトの直径が細いままの細いドライバーで、なおロングシャンクでないといけません。
ビスの入っているところが細いガイドの先にあるので、シャンクが細くないと入らないのです
さすがにそんなのなかったので、近所の工具屋さんに行きました。

アストロツール。350円くらいかな?
お世辞にも作りが良いとは言えませんが、これはこれでしょうがないか
シャンクが130mmくらい必要です。一般的な80mmでは届きません

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左に止まるまで回せば、簡単に外すことができます

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しっかりコネクターが2つ入っています

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ハンドルは外しましたが、まだ外したい部品があります

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そこでもう一度、さっきの穴を違う角度からのぞっこいて見ますと
怪しげなヘックスが

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そうです、このヘックスを回すと

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ガスケットが外れます。これで完全に外れます
これはリアドアですが、運転席だけエマージェンシー用のメカニカルキー用のキーシリンダーが残ります。

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一方、ミラーはこのハーマン/カードンのツイーターカバーを外します。

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きれいに合わせ目が隠されていますが網側で外すのではなく、隠れている奥の側にある嵌合を外します

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このツメを外すのが怖くてブースで55℃まで温度を上げて取り外しました

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ウエザーストリップに隠れたボルトにご注意。コネクターは小さなツメ2つを押して外します

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ボルトは3つ




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これで塗装の準備はOKです

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2021年01月17日

BMW5シリーズの修理

急ぎでBMWの修理が入庫しました
クルマは現行5シリーズのディーゼルターボ
昔はEいくつとか、最近じゃFいくつとかの開発コードで呼ばれていましたが、この5シリーズはG30というそうです。
もうね、BMWもぜんぜんわからない

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今回修理するのはいたずらキズ。

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しかもかなり深い。鋭利なものでがっつり。しっかりキズをつけるつもりでやっています

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ところでこのくるま、新車からそれほど年数が経っていないので、少し見てみると

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モールのズレ。

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チリはそれぞれきれいに保っていますが

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ドアのしゃくれから下は段差があります。

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クルマは工業製品でありますが、美しいチリを約束するものではありません。
まれに極端に気にする方がおられますが、自動車の値段や価値に関係なくこういったズレはあるものです。
公差なんて言いますが、完全にそろっているクルマはなかなかありません。
特に輸入車については、だいたいバラバラです

とか言っておきながら新車が来ると真っ先にあちこちチリやプレスラインを見たり触ったりするんですけどね(爆)

posted by admin at 23:13| Comment(0) | TrackBack(0) | BMW

2021年01月16日

部品いろいろ

MPIでは自社の顧客の為に定期的に部品を輸入しています

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今回ももりだくさん。一部を紹介します

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初代イプシロンの純正フロアマットセット。超激レア(笑)

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166のフロアマットの止め具。

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147のウオッシャノズル。やがてそう遠くない未来、これが無くって車検に通んなくなっても困るので買っておきましたが

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147GTAにも使う熱線入りノズルも買いました。

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先日、使ってしまったのでひとつ仕入れたABIユニット。

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初代イプシロンのエアバッグインフォレーター。レアだわー

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GTV 2.0 V6ターボのヘッドガスケット。こちらもレアだわー

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ごめんなさない、これらはほとんど外部の方には販売できませんです。
ご利用いただいているお客さん向けですー
posted by admin at 20:39| Comment(0) | TrackBack(0) | 輸入部品

2021年01月14日

続166修理の旅 2

只今、日本全国166探しを実施中。
詳しくはこちらの記事からどうぞ

是非、お乗りの皆様のご参加お待ちしております。

エンジン交換中の166の続き

単純にエンジンを交換するといっても、エンジンの元は156で違う車種なので、ちょっとちょっと違っている場所があります。
それは、こことここが違うよと何かに書いてあるわけではないので、よく見てよく考えて作業せねばなりません

この日はおろしたエンジンからドナーに移す部品を外す作業です。
部品は主にエンジン下回りのマウントやトランスミッションなどです。その部品を外すためにはエンジンサブフレームから外して作業をすることになります。

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結構重いですよ。オールアルミのエンジンですが
アルファの至宝なんて言われるV6のシリーズですが、タイミングベルトが切れたり深刻なトラブルが発生すると、みんなこんな道のりを歩いていくのですよ

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サブフレームから完全に離れたら、このエンジンは用済みなので、パレットなどにおいて、必要な部品を取り外されるのを待ってスクラップになります

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この状態で部品を外さないといけないのです。

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オイルフィルターブロックやインターミディエイトドライブシャフトのベアリングホルダーとが一体になったエンジンマウント

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外すとメタルガスケットが出てきます

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反対側はエアコンのコンプレッサーブラケットと一体のエンジンマウント。パワステポンプブラケットも移植します

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それらを取り置いたらパレットに鎮座します

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トランスミッションASSYを取り外したらとりあえずここまで。

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宿題にO2センサーの組み換えをします。ボッシュの純正OEM品はコネクターを自分でこしらえるタイプ

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純正と同じAMP製のコネクターを作ります

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長さを揃えたら完全なOEM品の出来上がり

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4極コネクターはヒーター動力線、信号動力線、それぞれのアース線です

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次はこれを車体に戻していきます

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2021年01月13日

便利グッズ

只今、日本全国166探しを実施中。
詳しくはこちらの記事からどうぞ

是非、お乗りの皆様のご参加お待ちしております。

先日、アマゾンで何かを探していた時に出てきた関連グッズ
なんぞやと思ってみてみると
クリックしないとわからない、でもクリックした瞬間に何かわかって買いました


これじゃあねわからないかなー?画像をクリックするとアマゾンに飛びます

あ、見なくてもこちらがその工具です

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この時期、自分でスタッドレスタイヤに交換する人も多いのではないでしょうか?
そんな時のお助けグッズ。

ちなみに自分でいろいろ作業するプライベーターご用達の商品はジャッキ自体です
永遠のベストセラー、マサダのシザースジャッキ。使っている人も多いのでは?


しかし、そこまでいらないけど、車載のジャッキでタイヤ交換くらいやりたい向きにはちょうどいいのでは?

なかなかヘビーデューティーな作りです

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PATの文字も凛々しく、実にぴったりな感じ。

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昔17mmのナット溶接したなー。
フレーム修正機にデリカ載せる時に、高さ調整のためにクルマの下に入れようとして、リフトを下げてきたら、全く抵抗になることなくそのパンタジャッキがぺっちゃんこになっちゃったんです。
せっかく溶接したのに。ジャッキの耐荷重は守りましょう。

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僕らはインパクトで回せますが、人によっては電動インパクトなどでばばっと回せそう
もちろん、ラチェットで回すのもアリ

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21mmのソケットで回します。だからホイールのクリップボルトも21mm1本でいけちゃう
あ、輸入車や一部の軽自動車は17mmだったり19mmだったりしますね

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なかなか良さげなお助けグッズでした。
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2021年01月12日

続・166修理の旅

只今、日本全国166探しを実施中。
詳しくはこちらの記事からどうぞ


前日に持って帰って分解しておいたエアコン関連部品を清掃します。

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出来るところは全てばらばらにします。

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ファンケースはモーターを外して、エバポレーターも外して清掃しました

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エバポレーターは市販のエアコン洗浄剤で

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一通り丸洗いした部品たち。エバポレーターは泡だらけにしてあるけど

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乾いたら組んでいきます。いろいろなビスが使われているので注意が必要です。

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サーキュレーターアームは新品にします。

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エバポレーターケースはしっかり洗浄しましょう。エアコンがクサいのはここが原因になることが多いですから。
そしてここで発生した結露は下に落ちて例のダストシューターに落ちていくのですねえ

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エバポレーターをど真ん中に

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もちろんエアコンフィルターも交換。

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組み立ては進みます

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最後にスポンジテープで回ったら出来上がり

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クルマ側のヒーターケースも洗浄します。

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もちろん新品のヒーターコアを入れて、上からヒーターの熱風を混ぜるミクスチャードアを取り付けます
ここから先は作業に没頭して画像がありません

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合計8か所のOリングを交換します。

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隔壁も付けてワイパーリンクも取り付けて出来上がり間近

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これでエアコン関係はOK。
いやあ、実に実に作業しやすい。

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なんかお風呂に浸かっているみたい。

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いやあ、エンジンが無いって本当にいい物ですね
と言ったのは淀川長治ですね

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2021年01月11日

166修理の旅

只今、166探しを実施中。
詳しくはこちらの記事からどうぞ

さて、作業中の166
エンジンがお留守なので、ほかの作業もこの際に行います

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最終型になると結構違います。エンジンルームを分ける隔壁も金属の骨が付いてしっかりしています。
また あるはずのヒューズボックスがありません。
左ハンドルなのでワイパーリンク形状も全く違います


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毎度おなじみヒーターコア交換。エアコンをオーバーホールします。

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この位置から撮影できる喜び!

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それでも決して作業しやすいユニットだとは思えません。左ハンドルなので、エアコンの車内の空気取り込み口は、中が丸見えです。
右ハンドルは当然、いろいろなものがあるので、中側は伺いしれません

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ヒーターコアを引っこ抜くとやはり少量の漏れた跡があります。

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ことごとく壊れます。

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交換したであろうヒーターコアさえ漏れているのを見ました
匂いでわかりますから、匂ったらすぐに修理の計画を立てるべきです

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バルクヘッドにある穴、これはエバポレーターから発生した結露というか水を車外に捨てるための穴で
水はこの穴の直下にあるエキゾーストパイプにボタボタ落ちてじゅうじゅうと音を立てます
僕らはこの穴をダストシューターと呼んでいます。

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空気取り入れ口からグローブボックスの向こうが見えます。

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エンジンもなければエアコンのユニットもない
がらんどうな166。

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分解するのって一見簡単ですが、意外に大変なのですよ。
こおうして2日目の夜も更けていくのでした

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取り外したエバポレーター。分解して清掃します

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ファンユニットも分解

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エバポレーターもこの際きれいにしましょう。

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お正月とは思えない大胆な仕事です
posted by admin at 23:10| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ166

2021年01月10日

Ozzy Osbourne Live in Memphis 1982

またまたアマゾンでブート買っちゃった


ちょうどこのライブビデオの頃です。

このライブは1982年の6/23、カリフォルニアはアーバインでのアンフィシアターでのライブ
MTVの放送用にシュートした物だと言われています。



曲順は以下の通り

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一方、今回買ったのは4/28、テネシー州メンフィス ミッドサウスコロシアムでのライブです。
おそらくはFM音源のブートです。FM音源だから音はかなり良いです

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収録曲はsetlist.fmにあるのと一緒です。そしてDVDと同じ


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かなり手の込んだ作りでこれって本当はオフィシャルなの?とか思ってしまいます

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しかも簡単なライナーノートまで

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何度も見ていますが、これでその時の状況に思いを馳せましょう



ちなみにそのブートのライブが4月28日、しかしその約8か月後の1982年12月12日
あの、ジューダスプリーストの「Live vengence」が同じミッドサウスコロシアムで収録されます。

この会場、MTVと何か関係があるのでしょうかね
調べてみると現在は閉鎖されたそうです

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コンサートはもちろん、プロレスやホッケーにも使われたそうです。
1963年にオープンし2006年に閉鎖されたそうです。

でかいですねえ。座席数は1万ちょっと でも武道館は14500ですからそれよりかは少ないのですね

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posted by admin at 23:24| Comment(0) | TrackBack(0) | ヘビーメタル

2021年01月09日

166修理の旅

いやー、昨日の166探しの旅、早速延べ5件のメール頂きました。
いやあ、うれしいですねえ。さらに写真まで添付頂いたり本当にありがとうございます。
只今 東京都1件、神奈川県1件、栃木県1件、石川県1件、岐阜県1件です。
大変恐れ入りますが、この場から熱く御礼申し上げます。

ぜひ皆様、奮ってご参加ください。

さて、僕はEくんとともに正月返上で作業しています。
それはこちら

記事の最後の方、恐ろしいですねえ。なぜかこのクルマ何事もうまくいきません。
この悪い流れを断ち切る為に呪文を唱えながら作業します、ああなんまんだー

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勝手知ったる何とかで、エンジン下ろしもかなり慣れてまいりました
バッテリーを外すために先にトランクやフュエルリッドなどを開けておきます。

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こちらは今回、移植を待つ中古のエンジン。

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補機類やトランスミッションはありません。しかしまぎれもない3.2Lブッソユニットの最高峰

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どんなに慣れてもボルトを回すスピードは限界があります。
恐ろしいまでの数のボルトナットを外していくのです
みんな恐ろしいまでのトルクで締まっていますからね、大変なのですよ

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バンパーやボンネットフードを外します。

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ブレーキキャリパー、ナックルも外します。どこまで残してどこまで外すかが秘訣です

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二人でどんどん外します。

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分解は進みます。Eくんは燃料、配線周り
僕はラジエター、コンデンサー周りを分解します

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配線は車体からくるハーネスとエンジンからくるハーネスとECUで交差しますので、そこから縁切り
他にクラッチのオペレーティング、ヒーターホース、ラジエターアッパー、ロアホース、トランスミッションのコントロールロッドなどなどを外していけば、やがてはずれます。

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ラジエターは中期以降、ロアホースがクロスメンバーの上を通ってエンジンに入ります

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走行距離が若いので、下回りもキレイです
下回りはエキゾーストパイプ、パワーステアリングのパイプなど

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だんだん、エンジンを下す瞬間がやってきました
離婚です!

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引っ掛かりがないかゆっくり車体を上げます。毎回苦労するのはパワステのラックです。

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もうすっかり暮れてしまいました。
無事にエンジンが泣き別れました

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166はメンバーごと下せるので、147、156よりも作業しやすいです

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補機類が全部ついた状態です。皆さんこのエンジンにほだされているのです
エキゾースト音が良いとか、スムーズな回転が良いとか

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でもね。このメーカーはアホかと言いたくなるような作りしてますのよ

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まー、これから何となくシリーズで展開しますからお楽しみに

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左サイドメンバー。ABSユニットが見えます

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右サイドメンバー。エンジンサブメンバーを外すと貧弱なサイドメンバーです。
決して剛性が良いとは思えません。当然、事故による衝撃を受けた時の損傷度も容易に想像が付きます

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では、がんばって次回もエンジンを交換していきましょう


posted by admin at 22:50| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ166

2021年01月08日

日本全国アルファロメオ166探しの旅 本当は何台あるの?

突然ですが今、このブログをご覧の皆様で、166を現在お持ちの方
果たして現存数がどれくらいあるのか知りたいと思いませんか?

コロナウイルスが猛威を振るう中、どこか遠くの知らない土地で暮らす166に思いを馳せるのもいいかなあと(笑)

そこで全国調査の協力をお願いしたいと思います。

現在お持ちの方で、車検がある方もしくは動態保存の状態に限ります。部品取りは含みません
お住いの県、年式 前期 中期 後期 ボディカラー
それを下記の、今回使う専用アドレスに送ってください。
ご協力いただける方、こちらのメールアドレスから是非どうぞ


頂いた個人情報を何かに利用したり、外部に漏らすことはありません。
また、一定期間が過ぎましたら車両の種類を除いた個人が特定できる情報は完全に、安全に削除いたします。
1-2か月後を目途に情報が集まれば、何県に何台くらいは、全部で何台なんて公表できたらいいなあなんて

気取らず気負いせず適当に書いていただければ結構です。でもウソは書かないでくださいね
お名前や住所などは書かないでください。でもMPIをご利用経験のある方は、判別の為にお名前をいただけると助かります。


記入例としては
埼玉県 銀 中期 7万キロ  13年とか
東京都 ヌヴォラ 前期 左ハンドル M/T 12年 なんて特殊な情報があると楽しめます

よろしくお願いいたします。
また、ご意見ご希望のある方は


までどうぞ

来るといいなあ〜


posted by admin at 22:35| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ166

2021年01月07日

クルマの未来

2030年にガソリンを使う車の新車販売が禁止されるそうですね
世の中の向いている方向を考えれば決して間違えた方法ではないかもしれません。

今回、壊れてしまったekスポーツの遺産で乗っているプリウス

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自走ができない場合に限り30日間タダで代車に乗れます

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しかし今まで真冬にプリウスに長い期間乗ったことが無かったので知らなかったことが結構ありますね
なんといっても思うのが、暖房の効きがめっぽう悪いのです

プリウスのエンジンは基本的にクルマを動かすためにあるのではなく、主はモーターを動かす為に発電するのが多くの目的です。
もちろん走ることもしますよ。でもそれはいつもエンジンをかけて冷却水を回しているわけではないので、ちょうど真冬にサーモスタッドが死んでるクルマに乗っているような感じ。
車内温度を26℃とかにしないと寒いのです。
やがて、確かに暖かくなるのですが、ガソリン車のような水温が上がったときの強烈な暖かさは全くと言っていいほどありません。
ぬくーい風が出てくるのです。
基本的に、エアコンの仕組みを応用しているのでしょうか。
冷媒を圧縮させると発熱します。発熱を冷ますと冷媒が液化します。この冷ますのがラジエターの前にあるコンデンサーに風を当てて冷やすのですが、その仕組みを車内に持ち込んでいるのではないかと。あとは生ぬるい冷却水を引き込んでいるのか。

詳しい仕組みは知りませんが、こんなニュースを見ました


雪の無い首都圏や近郊にいるとほとんど考えることはありませんが、なるほど言われてみれば確かにEV、具体的にはリーフであの中に取り残されたら、どえらいことになっていたかもしれませんね
いや、ひょっとしたらいたのかもしれません。
少なからず、ハイブリッド車は少なからずいたのではないかと....

でも、本当は僕はこのニュースを見たときに、アルファロメオだったらオーバーヒートしたり、オルタネーターがパンクしたら、本当に死が待っていたろうなあ、整備は大事だなとか思ったりしたのですけどね...

戻ってプリウス。

すごい燃費。もうどれくらい乗ったかしらないですが、ぜんぜんガソリン減りません。
レーダークルーズ付きで、ブルートゥース付きで、ハイブリッドで、静かで、広くて....

全く特徴の無い走り、凡庸な乗り味、ファントゥドライブとは程遠い走り、200mも走れば必ずと言っていいほどすれ違う異様なまでの没個性。
これは何かと尋ねたら

家電...










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2021年01月06日

マセラティクアトロポルテのATF交換

年末も押し迫った昨年12月28日
クアトロポルテのオイル交換とATF交換を行いました

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今更ですが、M139と呼ばれるクアトロポルテは当初、セレスピードなどと同じクラッチを機械が動かす特殊なATでしたが
07年から普通のトルクコンバータータイプのATになりました。
このクルマはZF製の普通のATのついたモデルです

エンジンオイルパンとATのオイルパン、2か所同時にオイルを抜きます

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オイルの排出が終わったら、それぞれドレンをして

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ATのオイルパンを外します。トルクスのボルトが将棋の「歩」のようにたくさんあります

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オイルフィルターも外します。大変に外しにくい。スペースではなく硬いのです。
誰だ〜強く締めたの!? いやいや、パッキンが張り付いているんです

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オイルパンもはずれて

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フィルターもバルブボディも丸見え

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交換部品のみなさん。
すべて純正品。MJができてから部品が安くなりました

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キレイに拭ったら

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パッキンのあたり面をきれいに整えます

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オイルパンもピカピカにしました。

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新年を迎えるにあたってフィルターも新しくして....

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エンジンオイルはトップテック4100

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9.5L入ります。

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一方ATは6HP26 ZFの高出力FRに多く使われるATです。


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オーバーフロータイプなので、あふれるまで入れます

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ATチェンジャーは注入だけに使います

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大変にかしこいATフルードチェンジャー

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出てきました。そしたらエンジンをかけてATにフルードを吸わせて、さらにあふれるまで充填します

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ATFの温度をモニターしながらその時を待ちます

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45℃で締めました。出来上がりです。

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新年をフレッシュな状態で迎えられますね。
よいお年を〜、明けましておめでとうございまーす


続きを読む

2021年01月04日

小さいころに欲しかったアレ

もうすごい昔、本当に欲しくて買ってもらった中1の頃
パイオニア ランナウエイSK-200

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また、CMも子供心をくすぐるんですわ
これがなんだかかっこいいと思えたんだから時代がすごい


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このシリーズはラジカセの歴史でSK-900というプラモデルにもなった最高峰があったのですが、個人的には全く興味がなく
このポータブルというかスリングつけて持ち運べるのが、僕的にはステキでした。
これでレインボーのDifficult to cureを何回聞いたことか


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今はヤフオクとかがあるから、その気になれば買えるんだよなあ
買ってどうする? 見ながら悦に入るだけなんだけど。

買ったやつはどうしたっけかなあ?


あとこれね〜
すいませんハイパー道楽さんのサイトから画像を勝手に拝借しました
このサイト、面白くて時間を忘れて読んでしまった

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のちに誰に聞いても同世代の人はこれをよく知っていました
ネットもない時代にどうやって同時期に多発的に流行るのでしょう?

タマの出るエアガンを僕は手に入れることはありませんでしたが、当時各映画、漫画、テレビドラマの影響で僕もモデルガンは好きでした。
そういえばすごく流行ったものの一つにラジコンがありました

僕の周りではタミヤのラジコンは出来は良いが遅い、壊れる、おもちゃと同然という評価で人気がなく
僕はAYK(青柳金属)のノバ53Sでした

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ずいぶん長く遊びましたが、中一になってギターを弾くようになるとぴたっと手が汚れる遊びから遠ざかってしまいました。
逆に自動車の仕事に就くようになったら、ぴたっとギターを弾くのをやめてしまいました。

しかし、ここで個人的に好きだったのが
夢で見るほどあこがれたのがこれ

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ソニーのラテカセ、ジャッカル300

西小山の質屋のショーケースに入っていて、通るたびにため息まじりに見ていた小学校4年か5年生のころ
そばにはジャガーEタイプ12気筒がガレージに止まっていたんですよ〜

これは流行りとか流行りじゃないとかじゃないかな



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2021年01月03日

アルファロメオV6の冷却水漏れ修理

アルファロメオのV6で多い冷却水漏れ
サーモスタッドケース周りのトラブルが多いです。
昨年の暮れに修理した156フェーズ1

昨年末になんだか冷却水が減るという事でオイル交換の際に加圧テストから、ラジエターロアホースに問題が発覚
ストップリークを入れたらとりあえず止まったとの事で後日入庫となったのでした

なにしろ156のロアホース、あまり良いのが国内にないので海外から取り寄せました

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ところが入庫の際にユーザーからサーモケース付近からも漏れがあるようだと。
確認すると確かにパイプ付近に乾いたLLCの跡がありました。
じゃあ、それも含めて作業します

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インテークチューブを外します。

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なんちゅースロットルボディだ!!
外して清掃したのかな??

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各種水温センサーやノックセンサーのコネクターを外しまして

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これがサーモケース。アルファロメオはサーモスタッドはこのやかんのようなケースアッパーごとの支給です
ちなみにこれも交換します。どうも走行中に水温が下がるとの事で
確か、タイミングベルト交換時に交換したような...

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このサーモケース、ちょっとやそっとじゃ外れません。
ツープラトンでウンウン言いながら外します。

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ケースが外れました。このように書くと一瞬ですが結構大変

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おそらくは新車として世に出て初めての状態

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もはやOリングは完全に役目を終えてゴムとはとても思えない状態です。
外すというというより、パリパリしたのをはがしている感覚

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ここのOリングは特注で作りました。もちろん日本製。

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20年以上の時を超えて交代するOリング

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もう平らになったまま戻りません。ちなみにラジエターストップリークはこういったカッチカチになったOリングをふやかして、再び右のOリングのようになってもらうお薬です

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とはいえ、ここまで劣化が進むと逆に漏れがなくなって圧力が上がった際に損壊してしまうことが度々あります。
漏れ止めには、あくまで応急処置で早めに整備工場で修理してください。なんて文言が踊ります。

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取り付け部分はキレに清掃します

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サーモケースもサンドペーパーで整えます

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新しいOリングを装着。黒いパイプはウオーターポンプからきているパイプです。
反対側はタイミングベルト交換時にOリングも交換しています。
166はウオーターポンプを外すとこのパイプも外れるので、その際に交換しますが156は太いサイドメンバーに阻まれて簡単には交換できないのです。

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長くパイプがくっついてたところには段差のような水垢があったので、それもキレイに削ってOリングの当たり面を整えます

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作業はさらに続きます。今度はラジエターロアホースを交換します

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リレーやらバッテリートレイなど

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クラッチのレリーズシリンダー丸見え

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左が純正、右が輸入した社外

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これがかなり心配。手はいるものがほとんどないのでやむなしか。
純正もこの接合部分から漏れました

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ラジエター側は例のワンタッチカプラーになっています。
ぱちっと入ったのでラジエターは純正か!?

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まずは水漏れ修理でした

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posted by admin at 21:07| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ156

2021年01月02日

謹賀新年2021

新年、明けましておめでとうございます。
皆様のご健康とご多幸を心よりお祈りいたします
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

お堅い挨拶はほどほどにして、皆様、いかがお過ごしでしょうか?
新型コロナウイルス感染拡大がギアを上げて進んでいるので、お家でゆっくりしていますか?
そんなの俺には関係ねえぜと初売りに、セールにあちこち出かけていますか?

僕は、今年はどこもかしこも自粛で恒例の年末年始の神社でのイベントもなくなり、本当に久しぶりに家で過ごす年末年始となりました。

12月31日は朝から馬車馬より働き、18時ころからお酒を飲みましたら紅白歌合戦あたりからあまり記憶なく
気が付いたら元旦の朝でした。

いやあ、お酒って本当にいいですねえ
でも12/31〜元旦までのSPLですよ。再び0が付く日までノンアルコールの日々です

31日に飲んだのは天賦(てんぶ)

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鹿児島の焼酎「宝山」のメーカーが作った日本酒
某、有名酒蔵が監修したと聞いたことがあります。
年末らしい50%磨き


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こちらはそのあとに飲んだ黒龍。天皇陛下も愛した黒龍です。

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あえて純米吟醸。これも強烈にうまい。うまみ、香り、のど越し。すべてものすごい高いレベル。
これは富山のノリスケ氏が飲むと画像を送ってきて、その影響を強く受けて飲むことにしました

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明けて元旦。1年間の中では今や貴重な朝から飲んでも許される日。
それゆえ、悔いのないSPLでスタートです。

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正月らしく35%磨き。お米の65%を削って磨いたお酒。安かろうはずがありません。
しかし、この日は特別。朝から頂いて酔っぱらいました。

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ちなみに空き瓶ですがクリスマスに買った鳳凰美田。ジョーバイデンが当選して一躍有名になってしまった栃木のお酒。
こちらは風味豊かなお酒で、1回火入れなので保存もらくちん。

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31日と元旦に4本ほとんど飲んでしまいました。
15度未満のお酒は飲みません

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飲みすぎてしまいますからね。

さて今年も1年、またまたよろしくお願いいたします。