着々と作業が進むメガーヌV
今回は塗装の準備編です。
一通り落ち着いた仮組みから、塗装の為に隣接したドアを分解して、塗装に備えます。
今更ながらの説明ですが、塗装は、交換した部品だけを塗る手間がかからないブロック塗装と、隣接した隣のパネルの一部に塗装を飛ばして色差をわかりにくくするボカシ塗装とあります。
どちらにも一長一短がありますが
今回のように3コートパールをはじめ、パールやメタリック顔料はスプレーガンの吹き方でも色味が変わったりするので
基本的にはほとんどの場合において、ボカシ塗装をします
今回は療法のドアに塗装をぼかす都合で、ドアの付属部品を外していきます。
ターゲットはモール、ドアハンドル、ミラーです。
しかしこのクルマ、よく見ると
結構、パールコートに吹きムラがあるのが気になります。
補修跡が無いことから、元からのようです。
日本のように日ごろからバカみたいに3ステ−ジの塗装車ばかり塗装していと、必然的に慣れてきますが
欧州のように3コート塗装に慣れてない国だとそうなってしまうのでしょうか?
はたまた、塗料を少なくするために本来もうひと手間かけたいところを、削られてしまうのでしょうか?
ドアをばらします
ドアをばらす際に、気になるのはずばりグリップとエスカッションですね
80年代のクルマのよに判り易いエスカッションのビス。まずこれを外します
ドアグリップは下側にいかにもここから外せ的な切り欠きがありますが、あまりに嵌合が強く、全く口を開けてくれません。
最近の欧州車も馬鹿げて嵌合が硬く、部品が壊れそうです
どうにかおっぱずしました。何しろ壊すと次があるのか不明瞭なので、慎重に行きます。
嵌合部分はこのようになっています。
僕は真ん中、車両前方方向側から外して行きました。
いやー、壊れるかと思った。
穴に隠れたトルクス2本を外します
後は簡単。横1本と下2本で終わりと思いきや
ミラーカバーの中に1本残っていますのでご注意あれ
すっきりさっぱり
ドアアウトサイドハンドルの内側。キーフリーシステムの為のハンドルのコネクターを外さないといきません。
一番の問題はこれです。このとんでもない仕組みのアウターハンドルの取り外しです。
ボルトがありません。どうやって外すのかさっぱりわかりません。
さすがにこれは海外のフォーラムなどを覗きました。
さっぱりわからないどころじゃありませんから
そうこうしているウチにミラーが取れて
アウターハンドルも外れました。
一番大事なところは撮れませんでした、と言うより取ることができないような外し方なのです
youtubeでも一部始終を映した画像がありますが、一番肝心なところが不鮮明でよくわかりません。
で、フォーラムの書き込みなどを分析していたら、どうもカム状になったロックのかんぬきをずらして外すような感じかと見切りました。
そしえ使った工具はこんな感じ。
特にロックをずらす工具はこのような形がベストです
助手席はキーシリンダーなので、尚判り易いです。
ロックシリンダーに四角いでっぱりがあって、一部欠けています。
そこに金属の分厚いスライダーが挟まって、ロックが抜けなくなる仕組み
これが抜けた時のキーシリンダーホール。
奥の方に銀色っぽいのがスライダーです。
要はスライダーだけだとすぽっと抜けてしまうので、上からプラスチックのカギでスライダーを押さえている感じです。
穴の中を説明するのは難しいのですが、プラスチックの黒いカムをマイナスドライバーで持ち上げて金属のスライダーを引っ張る。これが全てです。
なんでこんな凝った機構つくるかなー??
posted by admin at 23:39|
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