2020年08月31日

珍しい光景

本当に美しい光景
ヌヴォラブルーの166の重連

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その美しさたるや、表現できません。
ああ、僕の166もキレイにしたい

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見る角度によってはとても青く。時には黄色く。

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大人げなく並べて写真とってしまいました。

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なかなか作業の様子が書けませんが、かなり珍しいクルマ入っているんですよ

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2020年08月29日

誰の為に鳴らないホーン

先日ホーンの修理をしたアルファ156ですが
実は少し面白い話がありまして、ちょっと取り止めの無い話で恐縮ですが
原因だった000と書かれた電子部品。これ実は抵抗器なのです

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こんな小さな電子部品でも何かしらの情報が書かれているのが面白いですね。
すごく小さくなってもRoHs対応だったりするんですよ 
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ところでこの部品調べるとすごく面白いのです。
なんと、0Ωなのです!! 抵抗器と名乗っておきながら0Ωとはこれいかに
って言うか何のために入れているの??
ずいぶん前に0オームの抵抗はヒューズ代わりに入れることがあると習ったことがあります。
電圧をダウンさせずに電流値をゲートするような使い方だと
しかし、何となく調べてみるとなんとそれは都市伝説と書いてある記事を見ました

でもですよ、ホーンのスイッチから割と太い配線でこの基盤に入り、その先はスパイラルケーブル。
さらにその先は20Aヒューズとリレー。バッテリー直で鳴らすホーンのリレ−の信号線に大きい電流は必要ないのです。
そこで、スパイラルケーブルに大きい電流が流れて機器を痛めるより、ここで規制してしまえば心配はないのかな?と思ったのです。

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そして焼損しているように見える感じ。
考えすぎかなあ?


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2020年08月28日

アルファロメオ166スーパー

やっぱり圧倒的な存在感の166スーパー

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相変わらずキレイに乗って頂いております。

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久しぶりにオイル交換で里帰り

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まー、まるで別のクルマような走りをします

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空中でドリフトしてますの

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すごいシチュエーションのオイルフィルター

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そして今日もMos2 10W-40

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おやすみなさーい
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2020年08月27日

誰がためにホーンは鳴る

先々月に引き渡した最終の156リネアロッサ
納車早々からホーンが鳴らなくなりまして。
さすがにそのままでと言う訳にもいかず、作業します。

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まず、大前提としてヒューズが切れていないか確認して
次に12Vが来ているか測ります。この156、20Aと意外にデカイ電流値のヒューズを使ってます。
次にリレーを確認。86-85間に12Vを入れて30-87間の導通を確認して問題が無ければ次のステップへ
エンジンアンダーカバーを外してグリルを外して、バンパーを外して、ホーンに12Vが来ているか確認します。
すると、ここには12Vは来ておらず。

そもそもホーンボタンを押してもリレーもカチカチ言わないのでどうしたもんかな〜?と思っていたら
1度だけプッと、わずかにホーンが鳴りました。
まるでクルマが「しまった」と言わんばかりに本当にわずかにです。

この瞬間にスパイラルケーブルかその周辺のものと断定しました。
取り急ぎエアバッグから外していきます。

ハンドルスイッチのジャンクションを外して

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ナットを外してステアリングホイールを外します。

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ステアリングコラムロアカバーを外してスパイラルケーブルASSYを外します。

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これがホーンボタンから車体とホーンとの間の配線になるので、ここから先には問題が無いという事になります。

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点検方法は簡単。本体側コネクターの接続ピンと

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ハンドル側コネクターのピン、1本1本導通を確認して通電しないピンがあれば、スパイラルケーブルASSYを交換します。
これは結構骨の折れる単純作業ですが、こういった地道な作業が結果を生むのです。
しかし残念ながらすべてのピンで導通がありました。
これでスパイラルケーブルに問題はないなと

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この電極部分を使うとやりやすいです。
しかし、今回のトラブルの大本命が違ったという事は他に?
何かあったかな?と思ったら、さっきのステアリングスイッチのジャンクションユニットがありました

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今度はこちらのコネクター1つ1つの導通を確認します。
こちらは簡単です。ホーンボタンからの線、赤黒の線を中心にして、コネクタ側のピンを1本1本見ればいいのです。
すると、ビンゴでした。1本導通がありません。赤い線です。

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基板を裸にして、赤いリード線の良く先を見ながらどこまで導通があるか追いかけます。

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もちろん、目が悪いので拡大鏡を見ながら作業します。

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するとわかりました。この000が原因です。
この先と前とでは導通がありません。地道な作業が実を結んだ結果です。

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早速修理します。

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画像だと判り辛いのですが、この基板の実装部品はかなり小さいのです。

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見えますかね?3mmあるかないかです。

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全部ハンダで埋めてしまえと思いましたが、きれいにハンダが乗らず急遽代役を立てます。
ホッチキスの針です。これを1本切ってハンダ付けします

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こんな感じになりました。少し汚いのはご愛敬。

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導通も戻りました。


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組み込んで、ホーンが鳴るのを確認したら組み付けて試乗します。
ハンドルセンターを合わせたら、診断機でエアバッグの警告灯を消して、本締めして各種部品を戻して出来上がり。

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やっと終わったぜ ベイビー!

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2020年08月25日

こんなのあるの?

連日趣味的な更新で、興味のない人には申し訳ないです。でもこれh書かずにはいられない

先日、ディスクユニオン吉祥寺店に行った際に、またいくつかのアルバムを買ってきたのですが、その中にちょっぴり変わったのがありまして

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オジーのSpeak of the devil 邦題「悪魔の囁き」
でも通常版とちょっと違うのです。よく見るとリミテッドエディションなんて番号まで振ってあります

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これが通常版で、これ以外にデジタルリマスタ盤も存在しますが、1983年に発売されたニューヨークのクラブ、リッツで行われたライブを収録したもの。
1982年の3月にランディローズが飛行機事故で他界して、その半年後に行われたブラックサバス時代のナンバーだけで構成されたアルバムです。ちょうど似たような時期に本家ブラックサバスがライブイーヴルを発売して、本家分家対決で物議を醸したものでした

 

で、改めて僕が買ったCDを見てみると2CDに分かれていてレコーディングされた26日と27日のライブがそれぞれ独立して収録されています
そうです、これ、ブートなのです。
問題なのがその中身。なんとコンプリート盤

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2日とも演奏曲はまったく同じで、なんと言っても両方ともサウンドボード録音、つまりミックス前の録音で、発売されている通常版とそれほど遜色ない音で聞けます。ミックスしなおす前なので、当然ごった煮な状態なのですが音やプレイはそのままです。ブラッドの強烈に歪んでいてコーラスのかかっているサウンド全開です。

ブラッドギルスがほとんどインプロで弾いているのが良くわかります。さすがですねえ。やぱり天才なんだろうなと思うのは適当に引いているように見えて、クロマチックや7th11thをうまく入れてきます。だから調性を感じさせないプレーが随所に出てきます。
リハは入念にやられた感はありますが、本来ほとんどバンドで演奏されていなかった曲ばかりなので、かのトミーアルドリッジですら、あれ?と言うプレイがあります。

ちなみにランディの事故から3ヵ月後に撮られた1,2枚目からのアルバム中心の演奏のDVDはありますが
3ヶ月で仕上げたとは思えぬコンビネーションのブラッドギルス




このサバスの曲ばかりのライブはこのDVDのさらに3カ月後
まるっきり違うセットリストでやるって大変なはずでは??

26日のギグではなんとなくウオーミングアップ感が強いです。オジーの声はヨレヨレだし。
27日のオジーの声が良かったかと言われればそんなことも無く。もともとオジーの歌は高い音域を使うのですが、歌っていた本人も歌えない「Sympton of the universe」2日ともヨレヨレで、後からボーカルを録りなおしているのが解りますよ

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おそらくは2日うちどちらか良い出来の日をレコードにしようと思ったのか、26日は事実上のリハと考えたのか
全体的に27日の方がプレイは良いようにに感じます

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しかしこんなものは確実に関係者からの流出なんだろうなあ。Nobuさんこのブートの存在って知ってました?

音はほとんどオフィシャルですから、実に聴きやすいです。
オジーのボーカルが結構な勢いで後からレコーディングし直していることがわかってしまう1枚。
いやあ、中古レコード屋さん巡りはこれだからやめられないですね。

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2020年08月24日

Quiet Riot

クワイエットライオットのドラマー、フランキーバネリが亡くなりました。
1年半くらい前から癌と闘病していたのですが、残念ながら8/20に亡くなったそうです。

1984年ころは比較的、リズムキーパー的なドラミング
なイメージでしたが、かなり起用な方で、ツーバスもうまく使い、バラエティに富んだフィルを入れるのに気が付いたのはずいぶん後になってです。
13年ほど前にドラッグで亡くなったボーカルのケヴィンダブロウとあの世でパーティする事でしょう

その数日前もUFOのピートウエイが亡くなり、その前にはマーティンバーチの訃報を書いたばかりです。
プロレスもそうですが、なんだか訃報を伝えるコーナーのようになってしまいました

全盛期のQRを見てみましょう

余談ですが、最初の歌い出しのケヴィンダブロウは、かつて自由が丘にあった漆谷造園の植木屋さんにあまりに似ています。
そっくりと言うより植木屋さんではないかと思うくらい。
小学生の時に、帰り道に植木の作業をしている所を通ると、いつも木の上からどんぐりを投げてきたりする人でした。


もうこんな素晴らしいバンド出てこないだろうなあ

RIP Frankie Banalie...



ところで、ぜんぜんハナシは違うのですが、こんな末恐ろしい女の子がいたのをご存知でしたか?
なんと10才のドラマー「よよか」ちゃんだそうです
何曲かみていて、オケを流しながら叩くとどうしても隠れがちですが、この曲ではドンカマ無しの演奏だと思います。
ベースは僕ら世代の名手を置いているせいか、強烈なグルーブです。テラちゃん久しぶりに見ました。

子供ながらにシンバルワークも堂にいっていて、ドラミングはチカラではない事を証明しています。
かっこいいですねえ、すばらしいですねえ。


どう教育したらこんな子供が出てくるのでしょうか??
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2020年08月23日

進化しても弱い物

このところ、比較的昭和のアルファロメオ関係の方と話しする機会が多かったのですが、古いアルファロメオでの電装の困りごとはあまりなさそうです。うらやましいですねえ。

今日のクルマでは+−など極性は大した問題ではなく、CAN信号やパルスなど微弱な電気を応用するケースが多いです

大衆車の黎明期は電気系統は殆ど存在せず、ボディ電装などエクステリアライトとエンジン電装くらいで、ヒューズは4つくらい、リレーなど存在しないレベルです。
やがて、パワーウインドウやクーラーなどが普及し始めた昭和50年代から、バッテリーから直接電装品に通電させると、スイッチが耐えられず、リレーが珍重されるようになりました。

やがて、リレーはパワートランジスタに姿を変えて、完全な無接点を達成し、よりメンテナンスフリーになりました
同時に自動車はノイズの塊なので、リレーを使わず電子部品に頼るとノイズで壊れたり、誤作動を起こすのでコンデンサーやダイオードが増えて行きました。

さらにクルマは進歩してスイッチなどの部品の作動情報は信号に変わってCPUに入り、配線内をコマンドになって駆け巡り情報をBCM(ボディコントロールモジュール)が一元化して管理して電装品を動かす仕組みです。
最近ではBCMと各種ECUが情報を共有化して、ネットワークを車内で構築したシステムで自動車が動いています。
ギアをDに入れて走り出すときにパーキングブレーキが自動的に解除される仕組みや、自動ブレーキシステムや先行車追尾のシステムなどはまさにエンジン、AT、ボディ、シャシ全ての電装の情報が一体となって通信できるから成せる事です。
人間の脳に近いです。

それゆえ、ノイズ対策は表裏一体で自動車開発と共にある陰の立役者と言えるでしょう。

しかし...
進歩すればするほど弱くなる物が一方で存在します。

水です。

大人になって虫が嫌いになった人も多くいるでしょう?
それと違いますがやはり水と油、サルとイヌ、相容れないものは必ず存在するのです

前置きが長くなりましたが、予備検査に行こうとした166ですが、パワーウインドウが上がるが、下がらないとEくんから連絡があって、P/Wスイッチと踏んで部品を準備しました

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自動車を止めてスイッチを交換しても全く症状は変わりません。ドアトリムを外してモーターに直接12Vを入れると、上下に全く問題ありません。
パワーウインドウスイッチもOK、モーターもOKなら?
配線図を見るとコントロールユニットが存在しているのが解ります。
ロケーションから探すとセンターコンソールのよう。
先日交換したATコントローラも凛々しいですね
そこの上にあるのですよ。

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なんと、LLCをかぶった跡があります。
なんだかユニット全体がスミ入れしたみたい

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ヒーターコアのLLC漏れを放置するとこんなところにも影響がでるのですね。
これは初めてのケース。

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コネクター内にも侵入しています

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こんな状態。

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ところが、こんなにいろいろ部品取りがあるのに1つもこの部品に合うのがありません。
前期は緑色で全くコネクターの違うタイプのもの 後期は全く違う制御方法。
同じような年式の中期でもこのコントロールユニットを使っていません

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結局、Eくんが機転をきかせてどうにかしました。どうにか?
そんな簡単なものではありませんでしたが....

しかしこの後、電装の困りごとの究極のようなクルマが入庫したのですよ
posted by admin at 11:50| Comment(0) | TrackBack(0) | アルファロメオ166

2020年08月21日

思い込みが招くよろしくない結果

もうね、思い込むと一直線で、今日まで166のハイマウントストップランプはLEDだとばかり思い込んでいました。
LEDだから直しようがないというか、基盤に実装されたLEDを一つだけ換えても明るさのバランスが悪くなるだけでどうにも。
しかし歯が欠けたこのハイマウントストップランプ、既に新品は手に入らず...


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で、今回は先に部品番号調べて探してみようと思ってパーツリストを覗いていたら
ん?
14番何?

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なんかどう見てもムギ球な...
よくよくライトの裏側を見てみるといかにも外れそうじゃない

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あら、簡単ついでの、ぱっくりピスタチオ
やっぱり、いっぱいムギ球が実っているじゃないの!

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なんとアナログ。なんかずいぶん捨てたような気がするなあ。
人生はなんにも考えないで生きていると損ばかりしますね

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しかしどれが切れているか見えないので、自分のクルマに挿して点灯してみます

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2番目ですね。

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はいはい、わかってますよむかっ(怒り)

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引っこ抜いて

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あれ?なぜかバルブの在庫もあります。
これはメーターパネルに使うバルブと同じなのですよ

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ぜーんぶ点灯するようになりました。これで車検もOK。
もちろん全部点灯してないと車検にはパスできません。ではどうやって車検をパスしてきたか?
取り外せば問題ないのです。尤もその方法が通用するのは中期までですが

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まあ、本当は全部交換すべきですがあまりに不経済な数なので、生きているバルブは使いまわし

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と言う事で出来上がり。次からはバルブ交換で対応可能になりました

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posted by admin at 22:34| Comment(0) | TrackBack(0) | 電装関係

2020年08月20日

僕の好きな物

レインボーのI surrender

ボビーロンディネリとドンエイリーがこの曲の立役者です
そこにリッチーの到底ストラトとは思えないぶっといサウンド



シェクターのピックアップと改造されたマーシャルアンプから出る激烈に歪んだサウンド
不動の金字塔サウンドです。

ディープパープルやレインボーの初期ではこんなサウンドではなかったのに急に音が変わってくるあたり、良いギターテクニシャンに会ったのでしょうね

素晴らしい、レインボーの演奏を聴きながら明日に備えましょう
posted by admin at 23:40| Comment(2) | TrackBack(0) | ヘビーメタル

2020年08月19日

レジスタンス

もう完成まで間もなく。

思い起こせば昨年の1月に仕入れたこのクルマ。ウチに来た時の状態と言ったら...

これを仕上げて販売するつもりが、販売してから仕上げるというケースに打って出てみたら


まあ、後は大変ですよ結局1年近くかかっちゃった。
それでもここまでたどり着けたのはひとえに、あなたの....... 読んでいるブログを書いているワタシたちの努力の賜物です。

あれから40年!いや1年か。


それでも小さな抵抗に遭います。どこまでも一筋縄では行かないのです。

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突然エンジンチェックランプが点灯しました。実はこれこの前々日には確認していて

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診断機で消しても消えません。しかし、故障コードが出てこない。OBDで見るとATコネクターの不良を訴えます。
実に面白いトラブル。
さらに、さらにブレーキを踏むと

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消えるのです。

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ちなみにこの前日はエンジンをかけると警告灯は点灯せず、ブレーキを踏むと警告灯が点くという
前日は真逆の症状。ありうる??

まぼろし〜!

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原因はこれでしょう。ATコントロールユニット。
このクルマ、恐ろしいまでにLLCが漏れた跡があるので、アース不良かなあ?とも思いましたが念には念を入れて違うATコントロールユニットにします
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もちろん、ここまで来るまで1度交換しているので、ユニットに罪はないかと思いますけどね

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もう新品では手に入らないユニットなので大事にしたいですね

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さて晴れて予備検査に行く時が迫ってまいりました

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どこか誇らしげなグリル。

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でもねえ、まだまだ波乱はあるのですよ。
この頃のアルファ、そう簡単には許してくれませんのよ〜
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2020年08月18日

ヌヴォラカラーの166 タイミングベルト交換その3 組み付け編

ヒーターコアなのです。
これが全ての元凶なのです。先のヒーターコアが漏っていた通り、うまく商品選びををしないと、作業が大変な割にじきに漏ってきて再修理になったりします

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ここがヒーターコアの入り場所。つまりこのケースの真下にATコントロールユニットやエアバッグECUなどがあるのです

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ヒーターとエバポレーターを分けるミクスチャーフラップ。

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そのフラップをコントロールするアクチュエーター。これが壊れていた物も見たことがあります。

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ヒーターコアの上にフラップをつけて、最後にエバポレーターケースで蓋をします。
エアコン関連はここから写真など悠長に撮影している場合ではないのでちょっと割愛。

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エアコン類が終われば再びタイミングベルトの交換が再開されます。
テンショナーを合わせて

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完全なるタイミング出し

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もうこれで当分、タイミングベルトは心配ないでしょう

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シャフトブーツの破れがあったのでそれも作業します

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左側。結局足回り分解するのね

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タペットカバーを戻します。

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アルファのV6はこのタペットカバーからのオイル漏れが非常に高い確率で発生します。

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I/Gコイルも

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遂にフタが閉まりました。組み付けが加速します

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いつ見ても美しいV6

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完成も間近です。

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サーモスタッドも交換しました。サーモの下のでっかいプラグも交換しました。

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完成までもう一息。
しかし、なんでこんな大変なんだろ?アルファロメオ
毎日、毎日つぎつぎに難題を持ってきます。

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2020年08月16日

なかなかうまく行かない156の風量アップ作戦

7/26のブログで書いたアルファロメオ156のエアコンでどうして効きが今一つなのかを書きました。

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で、自分的に「これなんじゃね?」と言うアイディアがあったので早速試案を試すことに。
よくよく高さを調べて、塗装のテストピースで作りました

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ちゃっちいですが、効果が認められればプラ板か塩ビ板でしっかりした物を作ろうと意気込んで作業して取り付けると....

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ぶっちゃけ、もらったんじゃね? と思っていたのですが。えー、効果は全くなく、希望や自信は脆くも崩れ去りました。
全く風量が変わらなかったことには残念とかの思いなど通り越して笑ってしまいました。
♪ぼーく、ぼーく笑っちゃいます、こらえきれずに〜♪

では何か違うスキームはないかと頑張ります。

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まー、考えることは同じですよ。やっぱりアレを試してみたいのです。

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ルーバーとデフューザーを切り離します。

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隙間を埋めるスポンジテープを外しますが、これはもうポロポロと砂のように崩れるだけで貼りなおして良かったとなるでしょう。10ポイント!

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さらにばらすとこのように網だけになります。ここで何をやりたいか、大体察しは付きますね。
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ここからも冷気を出せるようにしたいのです。

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よーし、待ってろよ〜。3mmくらいのドリルで穴をいくつか開けて、やすりで横長にすればOKだろ

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でもこれに穴をあけて、やすりで擦るには表の見える部分がギタギタになるのでは?

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でも後ろ側は簡単だなあ。適当にくりぬいてしまえばOKだろうと。

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工場の中で作業をしようと改めて見ると、吹き出し口のちっさい事。あり得ないくらい小さい。
しかもこんなに上手にルーバーを削れっこない事は誰の目にも明らかです。
これに手を出してはいけない。そう思って諦めました。

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続いて着目したのは、これまた意味不明な仕切りです。
真正面がダメなら上から出る風の多さに期待します。プラス10ポイント

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まずはエアソーで粗切りして

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ベルトサンダーで均します。

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結局、くたびれ儲けだった部分は元に戻してシールテープを貼りました。

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では合体して効果のほどを確認。
ここからは世界の果てまでイッテQのお祭り男の実況アナウンサー 蛯原哲風に
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本日期待の大一番がやってまいりました!

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早くも取り付けてその時を待ちます。
さあ期待の吹き出し口(改)の様子はどうだあ?
スイッチオンで行ったー!!

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あー! なんと!!それほど変わりません。

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前も上も加工前と大して変わらないように感じます。
早くもMPI敗れ去りました!

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せっかくいろいろ作業したのに惨敗を喫しました。
残念ながら基本設計の厚い、厚い壁が立ちはだかりました。
これには作業者がっくりです。

それではみなさんごきげんよう、さようなら。

とまあ、なかなか上手く行かないものですねえ。
顔を洗って出直しです。
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2020年08月15日

HMのプロデューサー業

ヘビーメタル界にこの人ありと謳われたマーティンバーチが亡くなったそうです。
天才的な手腕でレインボーの初期3作とライブ1枚。ホワイトスネイクが全世界でブレイクするまでの全アルバム
ディオ時代のブラックサバス2枚。
そして何と言っても6人目のメンバーだとスティーヴが豪語していたアイアンメイデンのアルバム9枚。
日本ではプロデューサー稼業がいまいちはっきりしないのは、作曲家がプロデューサー的な場合が多く、イメージとして近いのはつんくあたりかもしれませんね。
特にスタジオで卓の前でフェーダーを動かしているエンジニアを想像しがちですが、もっと広義な意味で深くバンドにコミットするのがプロデューサーです。

AC/DCやデフレパードなどで有名なジョンマットランジ、クワイエットライオットで有名なスペンサープロファーはすぐにわかる個性がある音を作ってきます。
もちろん、PA卓でフェーダーをさわったりするようなこともするでしょうが、あの音を作るというか考える、ドンシャリの音で特徴的なシンバルの音を作ったり、そんな事が主だったりします。
マーティンバーチの場合は何とも湿ったサウンドと言うか、音の分離より雰囲気を大事にする感じかもしれません。
正直なところ、僕もプロデューサーが誰?と言うのを知ってはいましたが、言いながら頭の中ではエンジニアを考えていたと言いますか...

ああ、こういった雰囲気を出すのはプロデューサーなんだと気が付いたのはずいぶん後になってからでした

その中で、僕の選ぶマーティンバーチの素晴らしい仕事3種。

3枚とも共通して言えるのがいまいち音が良くない事です。
それが全体的な魅力を醸すものだと知ったのは本当にずいぶん後でしたね
このCome an' get itは曲も良いしプレイも良いし、絶頂期のWSです。
しかし、この後、空中分解してエイドリアンヴァンデンバーグやヴィヴィアンキャンベルらとスーパーグループを作り大ヒットするのですが、そのWSにこの当時の雰囲気は微塵もなく、もはや別のバンドと言っても差し支えない結果になってしまうのです。
雰囲気捨てて大ヒット取る斬り〜


こちらもリッチー、コージー、ロニーの3頭体制の末期の作品でありながら、ポップな方向と今までのヨーロッパのバンド的な雰囲気が混在するアルバム。やはり、この後から一気にポップ路線に変更するのと同時に、バンドはまるで違う雰囲気に進んで行きアメリカでもややウケするのです。


そしてアイアンメイデンの2nd。曲も雰囲気もこれぞNWOBHMと言う名盤です。1stの頃を考えるとバンドの進むべき道を作った立役者かと思います。この後の3rd、4thとブレずに進化したあたり、プロデューサーの手腕ではないかと思います。


例えば、AC/DCの場合、どうしてかは知りませんが、Highway to hellからジョンマットランジがプロデューサーになってから、


Back in blackも


For those about to rockまで


売れまくるなんてもんじゃなくて、世界人口の何十パーセントは持っているくらい売りまくったのですが、その後作ったFlick of the Switch 以降はそれまでに比べるとむちゃくちゃ低迷します。

ってことは? やはりプロデューサーの手腕によるところが大きいのかなあ? なんて思ったりします。
最近、メタル界でも多くの方が亡くなったりしていますが、時代を支えた裏方?の方が亡くなるのも心痛い限りなのです。

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2020年08月13日

アルファロメオ166 エアコン関連の清掃その1 ブロアファン編

今回はエバポレーターのオーバーホール編
エバポレーターと言われてもピンとこない人も多いと思いますが、エアコンで車内を冷やす中核になる部品です。
エアコンの仕組みは難しいように感じますが、それほど難しい仕組みではなく、恐ろしくアナログな物です。
仕組みは後で説明するとして、まずはケースを分解して清掃します。


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まずはきったいないフィルターを外します

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その後ケースを割ってどんどん分解します

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これがエバポレーター本体です。

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ここで仕組みを説明します。エットでなるべく簡単な図を探してきました。ちょっとお借りします。
出展 http://yurugadge-channel.com/article/176225737.html

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エバポレーターを探してください。最終的に冷たい風を創る元になる部品です。
このサイクルを繰り返すのがエアコンの仕組みです。

少し難しく説明すると下記のよう
昨日ブロアファンの清掃を書きましたが、その上の部品です。冷風を作る元であるのが解ります。

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エアコンガスをコンプレッサーが圧縮して、温度が熱々になったところでコンデンサーで風を吹きかけると魔法のように液体になります。液体のエアコンガスをエキスパンションバルブからぴゅーっと霧吹いた時に起こる気化熱をエバポレーター内に入れて、車内を冷やすのです。
強烈に冷たい冷気となったエアコンガスはエバポレータの上を通って再びコンプレッサーに吸い込まれていくのです。
その冷たい状態のガスがこのエバポレーターの上側に入り冷気だけがエバポレーターのフィンを伝っていきます。
半分白く凍りかけたような状態のエバポレーターをファンの起こした風で車内に冷気をもたらすのです。

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キンキンに冷えたエバポレーターを、暑い空気の風であぶるのですごい勢いで結露します。
だから自動車から滝のように水が落ちているクルマほど車内は涼しいのです。

エバポレーターは直接汚れなくてもかびたりホコリで汚れますから、専用の薬剤で流します。

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強烈なアルコール成分にむせ返ります。ゴホンゴホン。はっ、マスクしないと白い目で見られる....

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エバポレーターを洗浄したらケースを洗浄します。

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古いスポンジをはがします。きれいにはがさないと冷気が漏ってしまいますから根気の勝負です

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ケースの下側にはスノコ状の板があり、結露した水はケース下側から社外に放出される仕組みです

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どんどん組付けます

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新しいエアコンフィルターを取り付けます。

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マレリの商品だからなのか、なんなのかフィルターのヒダと空気の流れる矢印が反対なのには困りました。
印字ミスかと思います。知らない人が見たら笑われますが、矢印とは反対に組みました

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続いてエキパンのガスケットを交換します。

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エキスパンションバルブを新調します。これこそがエアコンの冷たい空気を作る核となる部品です。
これが詰まると高圧が高くなり、圧力スイッチが働き、コンプレッサーが圧縮を中止するのです。
エアコンのスイッチを入れて、エンジンルームからカチっというクラッチの繋がる音がしたのに、じきにコンプレッサーが止まってしまい、車内が冷やせないときはこれが良くないケースが多いです。

関連するOリングは全て交換します。HBNRで作ったMPIのオリジナル品です。

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車体に密着する麺にシールスポンジを張り巡らせて完成です。

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先にオーバーホールしたブロアファンと共に水色の166に戻します。

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2020年08月12日

アルファロメオ166 エアコン関連の清掃その1 ブロアファン編

タイミングベルト交換時に一緒にヒーターコア交換を行っているヌヴォラ166。
今回は外した各セクションの清掃O/H編です
こちらはブロアケース。

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既に内気循環用のフラップレバーを引きちぎってモーターのアームがあさっての方向に逃げてしまっています。
このモーターが意外に力があって、みんな壊してしまうのです。エアコンのエラーメッセージが出る原因の多くはこれです。

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バラバラにして各所洗浄します。モーターはいわゆるブラシレスモーターでメンテナンスフリーです。

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シロッコファンとケースは大変に汚れているので水洗いします。

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フラップのレバーはこの通り割れてしまっています。完全に、例外なくここで割れる(切れる?)のを見ると完全な強度不足で
この故障は持病であると言えます。しかし1度交換すれば10年くらいは持つのではないかと思います
まかり間違えても中古など使ってはいけません

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簡単な清掃でこんなにキレイになります。

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モーター類はまあ、軽く清掃するだけで特にメンテナンスはしません。

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レバーも新しい物を投入します。一番下のうっすい部分に注目。

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12Vで動きますのでモーターのアームを任意の位置に戻しておきます。

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シロッコファンを組み付けてフタを止めたら出来上がり。下のは清掃前の画像。
両方を見比べると汚れの具合がよくわかりますね。本当はこんな色しています。

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さて、今度はお客さんの住む町の空気をたくさん取り入れてもらいましょう。

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次回も清掃作業編の続きです
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2020年08月11日

暑さにご用心

今日は暑かったですね。
あちこちレコードブレイクな気温だったようで
MPIでもこの夏一番の暑さとなりました。

朝来た時点で38℃あったので、今日はスゴイと思ったら11時半には40℃台に突入。

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この時間じゃまだ暑くなるぞと思っていたら

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今日の最高気温です。塗装を焼かないでこの温度はなかなかですよ。

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5時半でもこの温度ですから

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こんな温度の中で毎日作業していますから、暑い中には慣れていますが
涼しいクーラーの中で仕事している方にはちょっときつい環境なので、MPIに来られる方はちょっと気を付けてください。

2020年08月10日

非情のスロットルボディ

夏休みを謳歌しているであろう諸兄には関係ないかもしれませんが、トラブルはある日突然襲ってくるものです。

祭日の朝、直売の野菜を買いに7時なにがしに出かけると、最初はそれほど思わなかったのですが、なにかハンチングがひどい

今になって思えば... 
朝、仕事に行く時にエンジンをかけるとブオーンとそれまでになかったファストアイドリングするようになって、あれ?こんな事するクルマだっけかな?と思いながら数日。
なんとなくおかしいなあ、と思いながら過ごしていましたが、そいつは突然やってきました

走行状態から信号などで停止する際、停止するとアイドリングを保つことを放棄してしまいストールしそうな状態が数回。
「しそう」とはすでにメーターパネル内に一瞬ウオーニングランプ類が点灯するのに どうにか持ち直すような状態。

電子スロットルは、昔のスロットルと違い、スロットルASSYがアイドリングの吸気まで行うので、アイドリングが保てないのは電子スロットルの故障一択です。
そうこうしている間にアイドリングどころか、アクセルを踏んでもアイドリングのまま、反応しなくなり家からそれほど離れていないにも関わらずレッカーのお世話かと、冷や汗が背筋に流れます。

キーのON/OFFを繰り返してどうにか家に帰ってきました。

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チェックランプも点灯して救いようのない事態。
工場に147で工具や部品を取りに行きまます。

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何回かスロットルの初期化を繰り返しても消えないウオーニング。
工場から診断機を持ってきて見てみると

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まー、やっぱりね的な。P0159が少々気になりますが、修理以前のエラーコードかと
P1690が特徴的ですね。
Fuel shut-off control - malfunction こんな内容です
電子スロットルは故障すると絶対に「閉じる」方向に向かうというのは本当なのかもしれませんね

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さて、暑い祭日、ドクターペッパーをおともに作業します

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インテークチューブを外すと意外なほどにきれいなスロットルが見えますね

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なにが電子スロットルに起きたのでしょう??

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割と簡単に外れました

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右が外したスロットル、左が工場から持ってきた中古品。

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そのみるからにインチキな中古品を取り付けます

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家族から不満の多い冬場にヒーターの出ないサーモを傍目で見ながら

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どんどん取り付けていきます

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全くこのECUも疑惑が無いわけでもないのですが、今回はスロットルとみて良さそうです

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交換後、数時間以上運転しましたが、全く問題はありませんでした
トラブルシュートはこれにてOKです。
久しぶりにユーザー側に立った気分でした。

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2020年08月09日

ヌヴォラカラーの166 タイミングベルト交換その2 ヒーターコア編

タイミングベルト交換中の166、ここは千載一遇のヒーターコア交換のチャンスなのです。

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交換するために邪魔な隔壁やサージタンクなどが一切ないので実に交換しやすいのです。
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だから、ブロアファンケース、エバポレーターケースなどなど恐ろしいまでにらくちんなのであります!

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だからもう次の写真でヒーターコアに手をかけています。

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実はこのヒーターコアも既に交換されているようで、ここにも液体パッキンが入っていました。

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それにしてもよく壊れるヒーターコア。他のモデルはそれほどヒーターコアのトラブル聞いた事無いのですがね

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マレリのシールが貼ってあります。前に作業した方がメーカーに戒めを求めるためのリビドーがこうさせたか??
消して古い感じはしません。でも漏ってしまっています。どんだけ品質悪いの??

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がらんどうになってしまったエアコンスペース。

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全体的にはこんな感じ。大量の部品を外していることがわかります。

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ちなみにバルクヘッドとシリンダヘッドの隙間。エキゾーストマニホールドが見えます。
マニホールドにはO2センサーが刺さっているのが見えますな。
これが触媒の下にも1本、O2センサーが付いています。
おそらくこの状態でもO2センサーは交換できないかもしれません。
これでも作業スペースが無いのです。このスパンではO2センサーに工具がかけることができません。
すると、あとはエンジンを車上から外して交換するのです。

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Eくんがダストシューターと呼ぶエアコンのエバポレーター。
エバから出る結露の水を外に排出するドレンなのです。

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軽く掃除しておきましょう。

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取り外した部品は持って帰ってきれいに洗浄します。

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ウエスをどかすと現れる妖艶な世界。

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少しめくれば元通り、あの美しいメカ部品が出てきます。

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今回、このためにタイベル作業止めているのですよ。

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2020年08月07日

ヌヴォラカラーの166 タイミングベルト交換その1

ああ、買ってもらったクルマなのにずーっと作業中のヌヴォラ166
もうデッドラインまで時間がないので一気に作業を進めます。このクルマは栃木県に行くのですが、やっとここまでたどり着いた感じ。申し訳ない事をしました。
出来上がった物を販売するのは簡単ですが、何もする前に販売して、そのリクエスト通りに作業する販売方法はよろしくないですな(笑) 時間がかかりすぎです。

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と言ってもその分、様々なことを作業するので、きれいさでは今までの販売したクルマでは突出した出来です。

このクルマ、全般的に何もかもが硬く締まっています。ボルトが硬いとプーリーも硬い。
166はフェンダーライナーを外すと、ごっそり中身が見れますから作業はし易い部類。
とはいえ、馬力自慢のEくんが孤軍奮闘して、ひーひー言ってました。
このところ重整備ばかりですからねえ。

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しかし螺旋の前にはいかなる物でも屈服します。ま、ナットが締まっていれば壊れちゃいますけどね。
やがてこのダンパー付きフライホイールもこわれちゃう陽が来るのかなあ?

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見通しの良いエンジンブロック

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どういうわけだかプーリーがサビサビ

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エンジンルームが汚いのはボディの作業があったからです。サージタンク後ろ側はECUとO2センサーのコネクターを入れているケース。前期型はここに僕らが「きゅうす」と呼んでいるオイルセパレーターなどがあります。中期以降はそのきゅうすが無いのです。

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一方、サーモの上にあるケースにはクランク角センサーやノックセンサーなどのコネクターが入っています。

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外側は粉で汚れていますが、エンジンルームの中はビューティフォー

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サビて汚いアイドラー達。この後交換します。

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今回のナゾにこの液体パッキンがあります。本来紙などのパッキンがある場合、わざわざ液体パッキンを塗る必要はなく
むしろトラブルのもとになる場合が結構あります。必要な部分には塗らないと漏れますが、必要以上に塗りたくる必要はありません

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取り外したウオーターポンプとOリング。

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手間暇かけて切れになったウオーターポンプの水路部分。

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サーモスタッドから来るパイプにも2本Oリングが入り

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サーモスタッドハウジングの方にも2本入ります。
余談ですが156はなかなかこうは作業できない事情があります。このパイプが車上では抜けないのです。
もし、こちら側から水漏れしたらサーモハウジング外しが待っています。それはそれで結構たいへん

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カムのスプロケット側。

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実にきれいなカム山部分。

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新品のウオーターポンプ。

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新しいベルトをかけた状態

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驚異的に隙間が無い、奥側のバンクのカムスプロケットに注目

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新しいテンショナ、アイドラープーリー、ウオーターポンプ、それを止める新しいボルト。

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このV6では完全なる消耗品のサーモスタッドも交換します。

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こんなところにも液体パッキン塗っています。液体パッキンマニアなのでしょうか?

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今回はここまで。ほかにもやることがあるのです。
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2020年08月06日

アルファロメオ156 2.5 V6 24Vのタイミングベルト交換の組み付け

やはりエンジン内は実にキレイだった156
分解した逆でどんどん組み付けます

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エアコンの効きが極端に悪かったのはコンプレッサーの高圧側の圧縮不良が原因だったので交換します。

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SD7V16 1120 欧州車に定番のコンプレッサーです。ただ、仕入れるたびに高くなるような気が。
先に言っておきますが、ヤフオクなんかで売っている物は基本的に信用していないので使いません。なにしろヤフオクなんかで販売している金額より仕入れ価格が高いです。
でもね、ヤフオクで販売するのも結構ですが、商品に自信があるなら有店舗で、対面販売でエンドユーザーではなく業販すべきでは?なんて昭和な事を思うのですよ、僕はね。

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ウオーターポンプも当然交換。これを交換しないと意味が無いです

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どんどん組み付けて、ウオーターポンプを汲んでバックプレートもくっつけて

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新しいタイベルとテンショナー、そして取るのに難儀するアイドラーベアリング

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イグニッションコイルとプラグも交換します。

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誰かの合いマーク。僕らには関係ありません

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アイドラーベアリングが強く押します。ここのボルトが硬いのですよ

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そして一番奥のスプロケット。これは166の方が狭いかなー?

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このように組み付けられていくのです。

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続いてオイルフィルター交換。

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これも恐ろしいまでに大変な作業。誰が考えたのでしょうか?こんなレイアウト
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オイルはモリゲン。モリゲンと言うと日本語みたいだからか、最近モリジェンって書いてあります。
これ、強力に長持ちするんですよ。交換したときの印象はMos2の方が好きなのですが、このオイルは実に長持ちします。
なかなかダレてこない。値段も少し下がってMOS2と変わらないです。

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エアコンのシステムを真空引きします。

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もう出来上がりはすぐそこです。

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タイミングベルトはそれほど極端に短いスパンで交換する必要はないと思います。
しかし、気持ちよく回して、アルファロメオらしく走りたいときに、タイベルを心配するのもいかがかと思います。
そこで1度、リセットしておけば少なくとも5-6年は心配なく回せます。

この156は平成10年なので22年前のクルマです。
もちろん、今のクルマのようには到底行きません。故障もしますし、部品にも苦労します。
22年の時間は等しく流れているので優しく扱ってあげないといけません。

でも間違いなくクルマを運転している一体感は今のクルマよりはるかにあります。
車庫に佇む姿を見て。反射鏡に映る自車を見て、軽いワインディングを楽しく流す
生活の一部には必要ないかもしれませんが、生活を豊かにするエッセンスはあると思います。

自動車趣味って、そんな実用性から離れたちょっとした非日常を楽しませてくれる事なのではないかと思います。
そんな自動車趣味の一助になれればなー、なーんて思ったりもします。
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2020年08月05日

スタンドックス

世の中にはたくさんの塗料メーカーがあります。
日本では日本ペイントがリーディングカンパニーで、他に関西ペイント、イサム塗料、ロックペイントなどがあります。
読者の皆さんも1度くらいは聞いた事がある名前もあるかもしれません。

やはり日本の風土気候にあっていて、何と言っても国内の業界の使い方にあったラインナップで出ています。
それは日本の環境や商慣習、法規にうまく溶け込んでいます。

日本の塗料メーカーは、予てより建築用材料も併売しており、いや寧ろそっちの方がメインでオートモーティブの方が片手間的なポジションでした。それゆえあまり環境性能や品質より、使いやすさや経済性が優先され主剤に対して10%しか硬化剤の入らない、環境を考えない塗料が多く売られていました。2000年に入る頃から徐々に10:1塗料の販売を控えて、今は4:1などが主流なようですね。

一方、僕の使うスタンドックスは記憶が正しければ、1993年頃に日本に上陸したように思います。
日本の塗料に対して、海外の塗料は各国の法規をクリアしなければならないので、性能面や環境面でも日本の塗料とは比較にならない高品質でした。クリアーは大変硬く、過剰なまでのつやがあり、当時のW124や140のようなメルセデスのような高級車の塗装にぴったりくる品質でした。

僕は95年ごろから以前勤めていた会社で使い始めました。
デモンストレーションを見て、ひとめぼれして社長に稟議書を書いて導入してもらったのをよく覚えています。
それまで使っていたロックペイントの塗料を文字通りかなぐり捨てて、ごっそり乗り換えたのです。
極端なハナシ、この塗料に出会わなければ今のMPIを作ることはなかったでしょう。

余談ですが、僕はそれまで使っていたものをごっそり丸ごと変えることは滅多にしないコンサバ寄りなのですが、少ないながらにごっそり変えたことがあります。それが塗料とオイルのリキモリです。

スタンドックスの仕上がりは大変美しいのですが、しかしいつもうまく行くわけではなく 時にはうまく行かず、時にはM&Aに巻き込まれ希望する商品が無くなったり、紆余曲折はありましたが、ついに使い続けて25年経ったわけです
当時最先端だったBasislackと呼ばれるラインも25年も経つとさすがにオールドファッションにはなってきましたが...

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既に環境型塗料のStandblueと言う水性塗料が発売されて久しいですが、僕はこのミディアムソリッドやハイソリッドのシステムが一番使いやすいです。

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決して安い塗料ではありませんが、フェラーリだろうが軽自動車だろうが、これで塗ります。
25年も使い続ければもはや体の一部です。
商品レンジも今は比較的広いので楽になりました。

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海外では、塗装ブースの無い所での塗装作業は犯罪で塗装ブースの導入が義務付けられています。
日本のようにビニール製の簡易塗装室の中で合法的に塗装できる国は限られています。少なくとも中国でも韓国でも塗装室の無い場所での塗装は犯罪です。ましてや先進国で塗装室以外で塗装している国はありません。
それゆえ、海外では塗装室で塗装することが前提の塗料なので使うエア圧力が高く、マスキングする場所も大きくなり材料を多く使うことになります。
そうでなくても単価の高い塗料なのに、副資材まで多く使うところから、不景気な今日の業界にあっては外資系塗料を使うお店も減ってしまいました。
でも、自分が好きでこだわり続けている塗料なので、きっと自動車を大切にする人にはこの塗料の良さがわかってもらえると思います。

スタンドックスのHP

posted by admin at 22:44| Comment(1) | TrackBack(0) | 塗料

2020年08月04日

アルファロメオ156 2.5 V6 24Vのタイミングベルトのセッティング

ばりばり作業中の156。低年式の極初期の物でありながら、短い走行距離、抜群の程度のレア物の中身はどうなっているのでしょう。タイミングベルトの交換の作業で見てみます。

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もう僕らも果たして何台のV6をばらした事か。
それでも毎度、新たな発見が見れて愉快なクルマです。

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全てはサージタンクの脱着から始まるのです。

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156はフレームとの隙間が狭くなかなかいい道具が見つかりません

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近いうちにまた違う極短のソケットを仕入れしますので、もう少し楽になるかなあ?

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悪魔の鉄パイプでお仕置きだべー の巻だコロン

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で、1番の上死点を確認。

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この時点でほとんどトップを確定させておきます。

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位置さえ決まれば、ベルトを外して各パーツを外して行き舞うs。

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スプロケットにバックプレート。バックプレートまで外すのは?



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ウオーターポンプの上側の蓋みたいな、サーモに続くパイプに水流を変換する部品のボルトたった2本を外す為だけに外します。

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156はとかく何をするのも難しいです

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下回りも北の方にあったとは思えないくらいキレイ。サビもありません

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赤い棒ライトの脇のエンジンマウントが極端に手に入りにくいマウントです。

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ボルトを入れてカムロックを締めこんだら、スパークプラグを抜き。

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完全なトップを確定してベルトを張ります。

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マイクロメーターの針の動きを見ながら、正にテッペンを目指して作業するのです。
2-3回でうまく行きます。もちろん、大きく動かしますとピストンはバルブと衝突しますから、先に決めたように予め、おおよそトップを出しておくのです。

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 次回組み付け編です。
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2020年08月03日

ヌヴォラホワイトの147GTAの塗装 塗装編

今回は147の塗装編です。
先のブログの下地編で、サフェーサーからパール塗装、クリアーまで塗装しましたが、最後まで塗装したのには訳がありまして、前回塗ったトップコートを生かして上から調色したパール塗装をして行く、にごり吹きと言う塗装方法で仕上げていきます。
まず、調色したパール塗料とグランドカラーを用意します。

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パールの塗料に約10%のグランドカラーを混ぜてしまいます。これを塗装することで隠蔽力の低いホワイトカラーパールを塗っていくのです。10%を吹いたら約6%、約3%とグランドカラーの含有量を減らした塗料を次々に吹いて行って、最後にパールカラーだけを塗装する方法なのです。

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文字では判り辛いので画像で見ます。一見、先に塗装した部分が白く見えますね。色合わせをしていない近似色なので、これはこれでOKなのです。

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白い色は大変に色移りがしやすいので、使う材料は新しいものを使います。
これはホコリやオーバーミストを取る為などに使うタッククロス

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作業はこのJET5000HVLPを使います。もう5000も発売から時間が経ちましたね。でも抜群の作業安定性を誇ります

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さっそく塗装作業します

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1度目。白いグランドカラーがパールカラーに10%入っていますから吹いた跡が白く見えるのが解ります

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パール感が薄くのっぺりした感じ

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次にパールカラーに対して7%のグランドカラーが入った塗料で回ります。少しパール感が出てきました。この塗装ではハードナーを少し入れて塗装強度の向上を図っています。
この段階では絶対にドライコートはせず、しかしがっちりトリガーを握ることなくスムーズなガンスピードを守って平坦な肌を心掛けます

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4%で1周回りました。パール感も強くなってきて出来上がりが近くなってきました。
ちなみにAピラーを塗っているのは、色合わせと言うよりここも塗装の傷みが発生し始めていたからです

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ここまでがいわゆるにごり吹きと言う塗装方法です。この作業を繰り返した事で、白かった下地が新たに塗ったパール塗装をバックアップして、さらにパールに混ぜた少量の白いグランドカラーで境目を消していくのです。

ここからは少しエア圧を下げてパールコートに移ります。

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1度目のパール

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2度目のパール

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3度目は主にぼかし目を攻撃して出来上がり。

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ここまでの塗装は、にごり吹き用に180gの塗料と90gのシンナーを3回。
180gのパール塗料と90gの夏用シンナーのパールコートを2回と半分。1.5kg弱の塗料と
100gのカラーレスクリア、わずかなハードナー。これらをこの日1だけで使っています。
前日の塗料と、この後のクリアーと全量を考えると、塗料費用を計算するのが怖くなってしまいます...

3ステージカラーはかくも手間がかかるのです。

僕の役目はここまで。クリアーは塗装屋に任せて僕はタイミングベルト交換中の166のヒーターコア交換の作業をするためドロンします
僕がいくつかの作業の後に工場に戻ると

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ポリッシングまで終わっていました。Good job!
戸締りして帰ろう、おつかれちゃーん

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2020年08月02日

147GTAの塗装準備バンパー編

結局、やっぱり整備のブログになっちゃった。
塗装中の147GTAですが、本体の塗装の合間にバンパーをばらします。

意外にこのバンパーばらしって時間がかかります。
ん−、バンパーの分解に時間がかかるというより、付随した作業に問題が発生するとかかなー?

まずは網から。
網は各社それぞれ取り付け方法に種類がありますが、166はワニ口クリップですが、この147はハトメが挿してあるタイプです。

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これがまた外すと母材が痛む〜。でもこのハトメを新品使えば大丈夫。

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今回はバンパーだけでなく、網も塗るので、洗剤にドブ漬けしてコーティング剤の類を落とします。

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ラジエターグリルは取れたのにビスが残っています。

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グリルから抜けてしまったのです。グリルに建て込みなのですが...

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ベースのプラスチックにクラックが入り簡単に共回りしてしまうのです。

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母材の傷みがひどくなければ、エポキシ系接着剤で補修します。

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もう一度接着剤を付けて戻します。

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ビス穴についたボンドはタップを立ててどうにかしましょう

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正常な物はこのようにヒビはありません。欧州車はゴムとプラの品質の悪さが命取りになるケースがかなり多いです。
特にイタリア車はもう少しゴム、プラ部品にお金を使わないといつまでたっても壊れやすいとかお金がかかると言ったそしりを受けることになります。

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続いて小さいほうの網も洗います。

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洗剤を洗い流して次のステップに参ります。

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しゃぼんが無くなったら足付けします。

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一つ一つが大変に手間のかかる作業が続きます
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2020年08月01日

ダメなハナシ

ああ、2日連続でブログを飛ばしてしまいました。
最近はブログの読者の方も増えて、よく見ていますと声をかけてくれる方もいらっしゃいます。ありがたいことですねえ。

ただ、今年はことごとくイベントは中止で、並み居る旧車や模型など自動車整備以外の記事が全く書けず、正直言って自分でもうんざりしていたりします。自分でうんざりなら、読んでくださっている方々はもっとうんざりですかね?
改めて仕事以外の記事が書けない自分に不甲斐無さを感じます。

うーん、自動車から離れたい!

うーん、うーんうーん。
結果がこれ。


英語ムズカシイデスネ。

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