整備の業界に入って30年くらいかと思いますが、その前から、いやはるか前からプラスドライバーは常に最も身近な工具だと思います
時にラジコンの組み立てや修理に、時に家の壊れたドライヤーやラジオの分解に、時にギターのピックアップやアンプの分解に、常に傍らにプラスのドライバーだけはありました
もちろん、他にもいろいろありましたが、使用頻度といえばプラスのドライバーの右に出るものはありません。
特にラジコンに熱中していた小学4年生の頃、ふつうのドライバーでは飽き足らず、オートマチックドライバーなる物まで手に入れました
まだ売っているんですねえ。
柄の後ろ側がくるっと回ってキャップが外れて、中にビットが収納できるのがセンセーショナルでして
肝心の使い方は、ビスにビットを押し付けて力を入れるとシャフトが回転して普通に柄を回すより2倍のスピードで回せるという代物。シャフトの溝だか長さによっては4倍速もあったような....
電動工具が安価で広く出回っている今日ではほとんど無意味なものかもしれませんが、僕が小学生の頃には本当にセンセーショナルなものでした。なにしろクリスマスだかに親に泣きついて買ってもらった物でしたから。
ひょっとしたら物心ついた時から、クルマと工具が好きだったのかなあ?
ひょっとしたら物心ついた時から、クルマと工具が好きだったのかなあ?
やがて整備業界に入るとベッセルもオートマチックドライバーも無くなり京都機械工具、すなわちKTCにとって変わります。
と言ってもおそらくはKTCはベッセルのOEMだったと思いますが。
と言ってもおそらくはKTCはベッセルのOEMだったと思いますが。
「筋金入りくん」なる工具セットの中の1本でした
画像は現行のKTCの工具セット
やがてKTCのセル柄ドライバーはもう一つ良くなくて、よくカムアウトを起こしてネジ頭を痛めるようになりました。
そこで手に入れたのはスナップオンのドライバーでした。
画像左の4角のグリップのものです
当時は既に六角の柄になり始めて、先輩から頂いたものです。
しょせんは中古品でしたが、確かシャフトを打ち換えて使ったように思います。
しょせんは中古品でしたが、確かシャフトを打ち換えて使ったように思います。
その後、喜一工具がPBを扱うようになると、初めて使うPBの性能の良さに、一気に道具箱の景色が変わりました
当時はセル柄しかなく、プラ柄のものが出始めたころだったと思います。
当時はセル柄しかなく、プラ柄のものが出始めたころだったと思います。
PBはとにかく使いました。
使いやすいわりに値段が安く、少ない力で刃先に大きなトルクがかけられる、まさしく手の小さな日本人には良い物でした。
一時期、スナップオンから変わった六工社のオリジナル、リックツールのドライバーも使いましたが、結局PBに戻りました。
ちなみにリックツールのドライバーはy当時からベッセルのOEM品でしたが、圧倒的に高性能なシャフトでファンも多かったようですが、僕は結局PBに戻ったのです。
ちなみにリックツールのドライバーはy当時からベッセルのOEM品でしたが、圧倒的に高性能なシャフトでファンも多かったようですが、僕は結局PBに戻ったのです。
その後、しばらく、10年くらい後になって、当時、保谷にあった阿部工具なるドイツ系工具の専門店で、WERAのダイアモンドチップ付きのドライバーにはぶっ飛びました。
強烈な印象でした。
飛びついたのをよく覚えています。
それ以来、プラスドライバーはずっとWERAのダイアヤモンドチップのブルー柄です。果たして何本買ったか覚えてないくらい使っています。1度は生産中止が決まって3本くらいまとめ買いしましたが、じきに撤回されるアクシデントもありました。
今、使っているのも2本ありますがかなり減って来たのでそろそろ買い替え時です。
おそらくはこれ以上のドライバーは出てこないかもと思っています。
今、使っているのも2本ありますがかなり減って来たのでそろそろ買い替え時です。
おそらくはこれ以上のドライバーは出てこないかもと思っています。
でも、実はそのWERAのドライバーは2番だけで、それ以外はこのPBが今も担っています
尤も、出現頻度は圧倒的に2番なのですが。
先日、あやまって整備途中の自動車の荷台に載せて走ってしまい、消失してしまいました。
リカバーで、久しぶりにコンフォートグリップの1番を買いました。
リカバーで、久しぶりにコンフォートグリップの1番を買いました。
僕は若い人にはプラスのドライバーだけは良い物を買った方が良いよと教え続けています。
これだけは不変の真理かな
これだけは不変の真理かな