2020年03月12日

トヨタポルテの修理

トヨタポルテを修理しています。
駐車中にとなりのクルマに当てられてしまったそうです。
基本的に傷のあるパネルと脱着に際して壊して外す部品は全て交換。
嫌がらせなんかじゃなくて、根本的にあまり修理をする前提に作られていないのです。
以前、日産の開発に居た人が、直すことは全く考えられて作られていないとおっしゃっていた事を思い出します。

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でもそういいながらも、少し作業者側の事も考えてくれているのかな?と思う瞬間がこれ

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アウターハンドルのインテリジェントキーのコネクターが固定されているクリップは、なぜかハンドル側が固定されていて
外す際に難儀するのですが、このクルマは違うのです

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クリップのあるコネクターはボディに残りアウターハンドルはすんなり取れます。これは今までなぜこうしなかったのか不思議な部分

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ドアミラーのコネクターも同じく、外される側のコネクターがすんなり外れます。これは良い。

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新品のフェンダーは一気にサフェーサーからベースコート、クリアーまで塗って色も見れるし染まりも担保できます。
塗料代はかかりますが作業は早く進みます

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本体にフェンダーを取り付けて本塗装します。塗装するのはフェンダーとドアですが車体全体をマスキングします。
こういった塗装施設を有すると、かえって副資材を消費します。それは仕上がりを優先する結果です。

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1度ドアをマスキングして、フェンダー全体を塗装します。

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はがしてぼかし塗装します。

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ミストのなじみを促進するクリアーを入れます

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もう長らくその役目を担うサタのJet5000HVLPとJet3000RP

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ぼかし塗装をすると全く分からなくなります。
ぼかす塗料は実車でしっかり色合わせした別の塗料を塗装しています。

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こうしてぼかし塗装を繰り返していきます

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ちなみにこのクルマ、新車から5-6年になりますが、フードなど水平面のパネルは結構焼けて退色が進んでいて
ドアに吹いた塗料とは少し違います。

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クリアーを塗装して、塗装は完成です
posted by admin at 23:11| Comment(0) | TrackBack(0) | 国産車