2019年12月12日

数字に見る整備業界の苦境

まあ、なんだこの時期独特の状態になっています。納期は乱れ、様々の故障などの入庫もあって
遅くまで作業したりと忙しい日々です。
人を増やせばいいじゃんと? いや人を増やすと工具やエア工具などの為の圧縮空気が足らなくなったり。
どちらも増やすと今度は場所が足らなくなる。場所増やすと今度は人が....悪の堂々巡りがやって来るのです。
今朝は引き取りで、久しぶりに、最近テレビでよく見るいすゞスポーツのmurata君と出かけてそんな話になりました。


ふと中販連の会報のトピックスで、整備士の不足を未来的に外国人労働者でカバーする話が出ていました

概要としては整備要員数の全体数は2019年では40万人ですが、全体的には減少傾向にあります
さらに自動車整備学校の入学者数のもっと顕著で、2003年に12394人だった入学者数は2017年に6620人と14年間でほぼ半分になったとあります。
高校の卒業者数が同じ期間で16.5%減なので、単純に少子化だけが影響しているのではないようです
どうやら若い子たちは自動車の整備に興味があまりないのが数時から見て取れます。

ところが現役世代も平均年齢が上昇傾向にあって2017年には49.3歳なっていまして高齢化が進んでいます。
さらに有効求人倍率は全職種は1.54倍なのに、自動車整備は3.73倍だそうで
高齢化が進んでいるのに、若手が育たず、募集してもぜんぜん人が集まらない。そんな状況と言ったところでしょうか?

木の又から人材は生まれてこないので、先々相当な整備士不足が予想されますが、もはやどうにもできません。
そこで白羽の矢が立つのが外国人の受け入れです。
しかし、日本人でも技術的や整備の概念的に出来の良し悪しがあるのに、そこに言葉の壁を持つ外国の人が適応できるとは思えないのですけどねえ。

とは言え、やがてそんなこと言ってられない時代が来るんだろうなあ。前にも書きましたがせがれは整備の道には進みませんしね。未来のMPIはどうなってしまうのでしょう

2019年12月11日

ちょろっと補修

修理とは関係ないところなのに壊れたり、最初壊れている場合のプチ修理方法
今回はサイドステップの取り付け部分。材質はPP。

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外す時にブラケットが壊れた模様。そんな時は
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まずは軽く足をつけて脱脂した後、先日買ったプライマーと

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アロンアルファで位置をきめて。
もちろんこれだけじゃ強度がまるで足りないでしょ?
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仕上げはエポキシ系接着剤。
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これでOK。仕上げは汚くても強度が最優先。
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2019年12月10日

フィアットグループ勢ぞろい

ついこの前、車検を終えたフィアット500がなんとこんな姿で

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なんだかエンジンの周りがスムーズでありません。
エンジンチェックランプも点灯中

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診断機で見ますと

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I/Gコイルの不良のようですね。
さっそく手配を。

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今日はフェラーリの車検も入ってなんと
フィアット
フェラーリ
マセラティ

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ランチア
アルファでフィアットグループ揃い踏み。
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イタリア車、彼の地で頑張ってまーす。
イタ車は手がかかりまーす
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2019年12月09日

マセラティクアトロポルテの水漏れ

先週の日曜日、オーバーヒートを伝える電話がありました。

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月曜日にレッカー車が運んできます。痛々しいお姿です。

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それからあっという間に1週間。手も付かないわけにはいかないので、日曜返上で作業です。
他にも作業があって、午後からの作業。ホントは谷保天満宮で旧車のイベントがあって、blessの加藤社長にもせっかくオファー頂いていたのですが、残念ながら現場を優先します。
当初、水を入れると7L入れても未だ入りそうな勢いだったので、ラジエターホースとかだと思っていたのですが、ウオーターポンプやラジエター、ホースなど見えるところには特に問題なく、なんか車両中央付近での水の出るのが見えて
ヒーターホースがはじけたと思っていました。
なーんにも見えないので、見晴らしよくするためにカウルトップグリルを外すことにしました。

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ところが、超高級車の部類は簡単に脱着などさせてくれず、最初から苦労のにおいがします。

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ま、ワイパーアームから外していこうぜって感じです。なんだかワイパーアーム一つとってもデザインされてる感じ

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でグリルベンチレーターのビスですがトルクス

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ポジドライブ

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普通のプラスと3種類

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当然工具もトルクスビット

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プラスビット

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ポジドライブドライバーと。もちろん、それぞれかかるトルクなどによって管理されているのでしょうが工業規格がしっかりしてないのでしょうか?でも簡単にカウルトップは外れます。

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そして早くもイタリア車らしさ全開なのがワイパーリンクです。
カウル下側のカバーを外すにはワイパーリンクを外さないと取れません

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しかしそのカバーを外すためにリンクを外すのに、カバーを上げ下げしないとワイパーモーターのコネクターがブレーキマスターバッグの間を通りません(笑) 仕方なくワイパーリンクのボルトを外して、カウルカバーもボルトを全部抜いて、パカパカになったところでコネクターを通してリンクを車体から引き離します。

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それだけでなくあっちこち外したりで、なかなか大変。

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カウル関係が無くなってエンジンむき出し

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エンジンむき出しは結構ですが、肝心なところは見えない。
しかも画像手前の車内のヒーターコアに行っているヒーターホースに異常は見られません。

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インテークマニホールドと言うかサージタンクがバルクヘッドに近すぎて全く奥が見えません

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なんとまあ・・・ この先を見たいならマニホールド外しみたいですね。でないと全く見えません。
でもインジェクターから何から道はめちゃくちゃ通そう

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気が付くと辺りは真っ暗。日が暮れるのが早いですね。

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では再度ここで水を入れてエンジンをかけてみましょう。

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判りにくいですが、オイルパンの後ろ側からだばだば水が出てきます

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この上に何があるの??

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マセラティのフォーラムで、同じような内容のスレッドスターターを見つけました。
こんなところにラバーホースを使っているみたいです。
他にもこのあたりのホース3-4本あるみたいですが、06-09年くらいまでのクルマによく見られるようです。

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部品は安いが工賃はかなり高いと書いてあります
軽く考えていましたが大事になりそうです。

それではマジでキレそう5秒前をお聞きください


なんと恐ろしいクルマだ。

2019年12月08日

アルファロメオ156GTAのトランスミッション交換その2 エンジン降ろし編

以前に途中まで書いた156のT/M交換の話の続き
とてもじゃないけどトランスミッションだけでは外せませんぜ的な流れで、急遽エンジンを外しての作業となったのですが
1日では終わらず、日曜日を使って残りの作業します

すでにかなり外れて見通しのいい状態

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フューエルのセンド/リターン、O2センサーの配線や、パワステの配管、エアコンのコンプレッサーに入る高圧/低圧配管を外します

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パワステラックは車上に残すので、残るものと残らないものを選別しながら作業します

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ど真ん中のエンジンマウントを外します。メンバーはサイドブレーキやギアシフトの載るフロアトンネルの下にはみ出しているので、遮熱板やトンネルカバーをかなり外して

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両サイドの補助をするメンバーを外して

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エンジンマウントのボルトはまっすぐは出てきません。設計した人はバカなの?
いやいやこのエンジン、当初のモデルはこんな所に触媒は無いのですよ

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メンバーは少し前にずらしながら

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取り外します。166はサブメンバーが井桁型なのでエンジンごと外しますが、これは別々に行きます。

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もう下側にはなにもありません。

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右上、右下、トランスミッションに付くマウントをゆるめて、チェーンブロックで釣っておきます

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マセラティの箱が見えるのはチェーンが直接当たってキズをつけるのを防ぐためです。
日差しが差し込んで神々しい

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車体と分離します。

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ついに泣き別れました。
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こうなれば白昼のカラス、どんなに取り外すのが難しい部品も直接攻撃ができますね

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さて、問題の部分。エンジンを後ろから見ています。
茶色いく錆びているのがエキゾーストマニホールド、通称エキマニ。
銀色のは遮熱板です。遮熱板をくりぬいて出ているのはO2センサーです

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トランスミッション側から見た絵ですが、このエキマニの下にスターターモーターがあるのです。そしてモーターに隠れるようにトランスミッションとエンジンを止めているボルトがあるのです。しかも何故かそこだけボルト、ナットで止まっています。

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しかもO2センサーの配線に抱き合わさってガッチリ止まるスターターモーターの配線。

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これが全部このスキマからでるわけないってーの!

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どこまでも手間と時間がかかるクルマですね
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2019年12月07日

アウディから異音?

先日アウディA3のお客さんからエンジンからヘリコプターのような異音がするとの情報を受けて入庫してもらいました。

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エンジンをかけるとブルブルと振動を伴って何とも言えない異音が出ます。ヘリコプターと言うかブオーンと言う感じかなあ?

当初はパワステのフルードが無くなったような音で、あー、こりゃパワステだななんて思ったら、油圧パワステではなく電動のパワステのようで、P/Sフルードタンクも見当たりません。
で、ドライバーを聴診器代わりに音を聞いてみると、ベルトテンショナーからのようです。
近くには鉄粉がパラパラと散見できます。

さっそく部品を取り寄せて作業します。

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作業は比較的簡単な位置にあります。この四角い突起にレンチなりをかけて

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テンショナーを固定します。あとは8mmのボルト3本を外すだけです。

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ぐーんと静かになりました。部品の調達のしやすさ、取り換えのしやすさ、取り回しとどれをとってもドイツ車はよくできています。イタリア車に比べるとですが。

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日ごろから自動車の調子は音やにおいなどでもわかるようにしたいですね。
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2019年12月06日

まさかのべとべと

今日もいろいろ部品が来ました
小さいのはイギリスから、大きい方はポーランドから
どちらも待っていた部品です

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ヌヴォラに使う部品たちなど、純正部品をがしがし

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いろいろアルファ箱。カラフルですね

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一方こちらはクラッチセット。クランクのオイルシールもあります

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さて問題はこの箱。実はお客さんのバックオーダーで、テージスのシート下側のトリムです。

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この1-3なのですが....
どえらい事になっています。

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夏場のチョコレート状態です。新品なのにこの状態...
かつて、166のお客さんとまさか新品買ったらこんな事あったりしてね、なんて笑いながら話したことがありましたが
直撃する日が来るとは思ってもみませんでした。
フィアットの幹部はこれ見てどう思うのでしょうかね?

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素手では触れません。決して安い部品ではないのに

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なんとすべての部品がベトベトです。

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それも半端じゃないベトベトさ加減。

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新品なのにいきなり塗装を剥ぐところからスタートになってしまいます。
でも販売する側のプライドもありますから、再塗装まで責任もって作業しますよ!
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2019年12月05日

マツダ、シルバーのぼかし塗装

現在鈑金作業中のマツダプレマシー
このサイズのミニバンの中ではかなり優れたパッケージングです。シエンタなどとは一線を画す出来です

今回はリアフェンダーの交換作業です
マツダはかなりの大きさでパネルを支給してくれます。これならロッカーパネルまで来ますから作業しやすい代わりに
今回などは多くのゴミを出してしまいます。

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僕の所は店主の趣味を反映してかあまりワンボックスは入庫しないのですが、やはり日本で一番多いのは軽自動車とRVですからそういった車種の入庫が目立ちます。

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悪いところは直して、パネルを接合します。
この自動車の優れているところは、リアフェンダーか大変に交換しやすい造りになっています。
ぜひメーカー各社は見習ってほしいですね。特にトヨタ。

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さて、もう定番のサタのガン。Jet5000HVLPと3000RPです

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リアフェンダーは接合して、見えなくなる部分を先に塗装する際に、サフェーサー上から1度色まで塗装して本塗装を助ける作業内容にしています。

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ですから一見、リアフェンダーは何でもなく見えますが、よく見るとメタリック目や色味が僅かに違うのです。
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1度パラパラと塗装していきます。スタンドックスと言う塗料はトマリ(色が染まる、下地を隠蔽するチカラ)が悪いので何度も塗り重ねます。気を付けないと仁丹肌になったり、お肌のトラブルを招きますので、技術的にかなりの高さのハードルになります。

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モグモグタイムで集中力を回復させます。今日は生越の銘菓、一里飴です。
♪一里歩いて一里飴〜 もひとつ歩いて一里飴〜 一里あ〜め〜た〜べ〜よ〜♪
なんてコマーシャルも懐かしいあの一里飴。おいしいですよ。

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さてどんどん染めていきますよ

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おおよそ染まって来るとのよよに、いかにも塗ったぞ的な色差ができます。
特に下側のプレスライン付近とかですね。

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でもよく見ると染まっていなかったり。恥ずかしい思いをしないようよく見て作業します。

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ぼかし始める時は再度、ミスト処理をコントロールするカラーレスクリアを一度入れてから

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ぼかします。

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だれにもわからなくなったらボカシも完成です。

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以前に誰かが塗った後があって、それが吹きムラが出ていて、そっちが気になってしまいます。
僕らはそれをしまじろうと呼びます

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クリアも入って出来上がり。

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クリアーはエクスプレスプレミアムクリアーで仕上げました。
マスキングペーパーに飛んでいる色を見ればどこまで塗ったかわかりますね。

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2019年12月04日

カングーのABS警告灯

月曜日の話ですが、以前より打診のあったカングーのABSランプの点灯。
訴えによりますと、ABSとサイドブレーキのランプが点灯しっぱなしになって、スピードメーターも動かないそうです。
初期のカングーいいですね。見るからに大事にされている感が漂います。

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ABSランプが点灯してもブレーキが利かなくなるわけではありません。
でも車検にも通りませんし、スピードが何キロなのか分からないというのも危険です。
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スピードメーターは以前はトランスミッションからのパルスを計算して針を動かしていたのですが、最近はABSのコンタクトプレートからのパルス情報をABSユニットからもらって針を動かしているクルマが多いです。
逆を言えばスピードメーターが動かないのはABSからのパルス信号が来ないからで、ABSセンサーが悪い場合も、ユニットと両方悪い場合もありますが、たいていABSユニットが悪い場合が多いです。
セオリーは両方換える、ですがここはABSユニットだけ交換してみます。

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エンジンのECUには車速のエラーコードが入ります。来てないんだから当然っちゃあ当然

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続いてABSを覗くと...

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なんとも塩対応で返してきます。

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と言うことでABSユニットを外します。ユニットそのものは割と簡単に外れるのですが....
どこにユニットあるんだろ??

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げっ! なんだかずいぶんやりにくそうなところにある。

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中古部品の用意があって、それを見る限りビスは全部で6個なのですがビスを見ることもできません。

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まずは大きなコネクターを外してフリーにさせます。

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上から順番にビスを外していきます。

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強烈に作業しにくい位置にあります。必要なのはABSアクチュエーターではなくあくまでユニットなのですが、これ、もしアクチュエーターユニットごと外すとなってもかなり大変そうです。

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順調にビスが外れていきます。2段目のビスを外しています。

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一番下のビス1つがどうして外れないので、下から攻撃します。

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外れました。

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書くと1行ですが、この1つのビスを外すのにどれほど苦労したことか。

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疲れちゃったので、モグモグタイムで回復を図ります。
この日は前日のイオンモールむさし村山のハートアンドブレッド
 アンティークで買ったアップルパイです。
撮り方が悪くてゴミみたいですが、実においしい。
ここのパン、全般的においしいですね。

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余に無理な体制で作業するので、作業中何度も手がつります。足をバタバタさせて、痛みに耐えるのですが
もう本当に腕がちぎれてしまいそうになります。

ユニットが外れた後のアクチュエーター何度見ても面白いですね

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気を取り直してもう一度アタックします。気休めですが、タイロッドエンドを外して僅かでも隙間を作ります。

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助手のポールにABSの配管にワイヤーをかけてどかしておいてもらいながら作業します。
他にもO2センサーのコネクターを外してスペースを作ったり総力戦の様子です。

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ヨーシ、できたぜ! と言う頃にはすっかり暗くなってしまいました。

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診断機を接続すると、普通にアクセスできるうになりました。
ABSは完全に死んでいたのですね
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なんだかいろいろエラーが入っていますが、消去してなくなりました。

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少し遅くなりましたが納車に向かいましたとさ。

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この故障はカングーだけでなくアルファや他の輸入車でもよく見られる故障です。
でも、修理方法が確立されているらしくリペアニーズさんなど送ったらすぐ作業してその日中送り返してくれます。
でも、カングーは作業しにくい位置にありますねえ。
posted by admin at 22:17| Comment(0) | TrackBack(0) | ルノーカングー

2019年12月02日

アルファロメオ156GTAのトランスミッション交換

あくまで一般論ですよ、一般論。
マニュアル車で普通、クラッチ交換するときってトランスミッションを外してクラッチ交換を行うのですが
今回はそのトランスミッションを外す顛末のハナシ

突然4速に入らず、5、6速はシフトポジションにギアは入っても全くギアが繋がらない状態
どうやらトランスミッションが壊れてしまった模様

実は入庫したのは盆前なのですが、こんなに時間がかかってしまいました。
しかもトランスミッションは結構前に手に入ったのですが、クラッチセットは未だ日本に来ていないという

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ウソかホントか知りませんがV6のクラッチの有名なサプライヤーが亡くなって、安く仕入れができなくなったと部品屋さんから聞いて、どこで買っても同じだと

で、ほんとに仕入れが倍になってしまったので、海外から取り寄せてます
それももうすぐ来ると思うので車体も準備します

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ビルシュタインもまぶしい足回り

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まずはバッテリー周りを分解してオペレーティングを分解します

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なんだかお疲れ気味のレリーズシリンダー、スレイブシリンダーなんて海外では言われたりしますね

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さらにセレクターのロッド周りも分解

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ざっとこんな感じ

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続いて足回りに取り掛かります。

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とか言っといてマフラーも

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左の足回り。車検から間もないのにブーツが...

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フォークもナックルも外してドライブシャフトを外します。

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外した面々

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反対側も同じように外します。

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反対側はインターミディエイトシャフトも外します。どういうわけか右のドライブシャフトも破れています。

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この時点で実は合議がなされました。
本当に車上でTMだけ外すことができるかです。
スターターモーターの陰にトランスミッションとエンジンを付けているボルトがまだあるのです。
当然、スターター自体も外さないといけません

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触媒とエキマニの間に身をひそめるようにあるスターターモーター。
この段階で、トランスミッションだけ取り外すのは無理と判断してエンジンごと外すことを決断しました。
なんとクラッチ交換でもエンジン降ろしが必要となるわけです。恐るべしGTA

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ユーロ2規制の頃はエキマニだけで、触媒はシャシ下側に下がってからあったので、どうにか交換できるのですが、ユーロ3対応の触媒エキマニ直後+4xO2センサーのGTAは車上では無理なようです。

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かつて欧米の仲の良い友人数人に、母国の自動車整備について聞いたことがありますが、日本の特殊なマーケット性を皆訴えます。背景には車検が無いので、いや厳密には車検はあるのですが、日本のような仕組みではなく、ユーザー本人がクルマをそういった施設に持ち込んで税金などを払って登録を更新する仕組みです。

では修理工場は何をするところでしょう? 
エンジンオイル交換など日常的なメンテナンスはユーザー本人が作業し、男手のないご家庭や若い女性などが修理工場を利用することはあっても、基本的な仕事はエンジンやトランスミッションのオーバーホールや載せ替えエアコンや排気ガス装置の調整や修理などが主な業務です。

またMPIのように同じ工場内に鈑金と塗装の部門が同居するの事もあり得ないそうです。
鈑金は鈑金屋、塗装は塗装屋と役割が決まっているのです。

まして、ガソリンスタンドで修理や塗装を請け負うなんてことはもってのほかで、ガソリンスタンドはガソリンを売るところだそうです

脱線しましたが、エンジンの脱着に話が切り替わり作業を続行します。
このアルファロメオと言うクルマ、エンジン降ろしが前提であるならば、降ろしやすいか?と言われれば全くそうでなくて
エンジンの下のメンバーはマフラーの遮熱版の下に入っていて、マフラーの遮熱版はTMのシフトやアイドブレーキレバーが乗っかるプレートと共締めです。なんとばかげた造りかと思いますが、アッセンブリーごとの組付けラインの弊害だと思います

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そして両横にも補強を意識したぶっといブレースが前後方向に走りますのでそれも外します

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前回りのコアサポートを外してラジエター、コンデンサーを分解します

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いろいろな物が無くなってまいりました

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この段階でミッションオイルなども排出させておきましょう

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メンバーやマウンオなどのボルトを先に緩めておきます。
強烈なトルクで締まっています

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さて、この日はここでサドンデス。
翌朝から続きがスタートします。

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もう残りはわずかです。しかし僅かですがそれがまた大変
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